ブレーキキャリパーオーバーホール
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
朝、動かし始めに左フロントブレーキから「キーキー」と音がするので、ブレーキの引きずりを起こしていると思い交換部品を揃えて確認してみることにしました。
2
キャリパーを取り外しスライドピンの動きの確認をしたところ下側が固着して動きません。内部で錆付いているようで、外そうといろいろとやってみましたが全く抜けません。
画像はスライドピン穴にラスペネを浸して一晩放置し浸透率アップを狙っているところです。ドライヤーで加熱中。
一夜明け外そうと頑張ってみましたが頑として動きません。もうこうなれば最終手段としてガストーチを買ってきて、炙ってどついて炙ってどついての繰り返しで何とか無事に抜けてくれました。
キーキーと音がしていたのはスライドピンの固着が原因だと分かりました。パットは片減りしておらず良かったのですが、ダストブーツをめくってみるとピストンが腐食して錆の汁が出てきたのでオーバーホール確定です。
スライドピンは再使用できる状態ではなかったので発注してオーバーホールは来週に持ち越しです。
3
コンプレッサーがないのでブレーキを踏んで押し出しでピストンを抜きます。ピストンを耐水ペーパーで磨いてみましたが所々に虫食いがあったので交換します。
4
キャリパー溝の錆具合です。どの部分も錆による腐食をしていましたが下側にくる方の腐食は酷いものでした。
5
頑張って掃除してこの程度で終わりです。自作SSTを使って溝の角を念入りに掃除しておきました。
6
先ずピストンにダストブーツを通しておいて、ダストブーツの端をキャリパー溝の奥側から先に嵌めていき指で押し込んでいくと嵌っていきます。
5年前にもフロント右のオーバーホールをしましたが、イプサムのダストブーツは取付がめっちゃ楽です。ワゴンRやアルトはなかなか入ってくれなく手こずりました。
最後にリング(クランプ)を嵌めますが、このリングがあるからこそダストブーツが嵌めやすいんだと思います。
7
両手で均等に力を入れて、ピストンをゆっくりシリンダー内に押し込んでいきます。
8
スライドピンのボルトも新品に交換です。固着はがしでかなりの衝撃を与えたので痛んでいるはずです。重要保安部品!
組み付けが終わればエアー抜きと全輪フルード交換をします。フルードの漏れとブレーキの利き具合を確認して終了です。
車の整備は基本一人作業で行いますが、ブレーキの整備だけは妻にペダル踏み役として手伝ってもらいます。エアーが抜ける瞬間とフルードの色の変わる瞬間が見たいからお願いしています。
わけのわからないペダル踏みを何回も何回も文句も言わずにしてくれてありがとう。
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