スロットル・ISCV分解清掃
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
寒い朝、始動直後なのに回転数が異常に低くく排ガスは鼻につく刺激臭。
その後徐々に回転は上がっていき暖機運転が終わるころには1400rpmに!アクセルで煽っても下がらない。
ISCVが逝ったか、それとも汚れで作動不良なのか? 幸いエンジンチェックランプは点灯していないのが救だ。
毎回こんな状態が続くのでディーラーで交換部品を注文して風のない日にバラしてみます。
スロットルボディーのメンテは初めての作業になるのでワクワクします。
2
スロットル・ISCV分解清掃にあたりネットで色々と調べたところワコーズのスロットルバルブクリーナーを多くの人が勧めておられました。
モリブデンコートを侵さず、絶縁性に優れて電子部品を傷めないということなのでISCV非分解のTAイプサムにピッタリだと思い購入しました。
エンジンコンディショナーもあるので使い分けていきます。
3
カウルトップ、エアクリーナケース&ホースを取り外していくとスロットルボディが見えてきます。
4
冷却ホース、アクセルケーブル、コネクターを抜き、3本のボルトを外すとスロットルボディASSYが取り外せます。
インテークマニホールドのISCV側はカーボンがびっしりと奥まで付いておりこれはヤバい!!
5
スロットルバルブはさほど汚れていません。
バルブ周辺にはモリブデンコートらしきものが塗られており、これを剥がさないように掃除をしていきます。
6
アイドリング不良の元凶であるISCVを取り外しました。
7
ISCVのロータリーバルブ部には焼け焦げたようなカーボンがびっしりと付着しており まるでエキゾーストマニホールド。
8
カーボンまみれのISCVがちゃんと動いてくれるのか点検をしてみます。
方法はISCV単体を車両のワイヤーハーネスに接続して、イグニッションスイッチをONにした時にロータリーバルブが作動するかの確認です。
ロータリーバルブが30%ぐらい開いた状態でイグニッションスイッチをONにしたところ開く方向に少しだけ動いてくれました。
9
ロータリーバルブにクリーナーを吹きかけ綿棒できれいにしていくのですが、磁力の極性なのか指でバルブを回すと元の位置に戻ろうとするので清掃がやりにくいです。
清掃が終わればワイヤーハーネスを接続して単体作動確認をします。イグニッションスイッチONで30%開→全閉に作動し清掃前と違った動きになりいい感じです。
10
ガスカットを新品に換え元通りに組付けていきます。
ISCVの取付のネジは固く締まっていて緩めるのに大変だったので、必ずやってくる次回のメンテを考え6角穴付きボルトにします。
11
スロットルボデーガスケットの厚みの新旧比較です。
右側が新品で厚みに差があります。
インテークマニホールドはモールド成形造りで歪みもあるだろうし、ガスケットも潰され硬化しシール性も低下。21年経過したので交換したい所です。
締付トルクは30N・m
12
バッテリーのマイナス端子を外してコンピューターリセット。
エンジンをかけたらいきなり1600回転!焦りました。
その後徐々に下がりはじめ冷却水温度が80℃になったら650回転に下がり 650rpmキープ制御してくれています。
エアコンのアイドルアップも問題なし。
今回、エンジン廻りの整備は初めてだったので少し自信が持て楽しかった。
翌日、冷却水の漏れや量を確認して作業終了です。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク