2015年06月28日
誰が言ったか大三元
誰が言ったか大三元
誰が言い出したのか今になっては不明ですが、f/2.8一定の広角、標準、望遠のズーム3本をして通称「大三元」と言います。f/2.8一定ズームの始祖はマニュアル全盛の1980年代初頭に発売された80-200mm f/2.8ですが、AF時代はズームの時代と言われるように、1990年代は望遠以外の大口径ズームの開発が始まりました。まず標準ズームのAF Zoom NIKKOR35-70mm f/2.8Sが酒豪の光学設計者、稲留清隆氏により1987年に開発されました。凹の第3群固定に加え凸の第2群と凸の第4群のリンクといったシンプルな鏡筒構造、EDガラスの代わりとなる凹凸凹の3枚接合等の匠の技により好評を博しました。
翌1988年には大口径望遠ズームの大ベストセラー、AF Zoom NIKKOR ED 80-200mm f/2.8Sをリリース。マニュアルフォーカス時代の定番望遠ズーム、80-200mm f/4.5や80-200mm f/4を引き継ぐ凸先行ズームタイプです。
少し期間を置いた1993年、末弟であるAF Zoom NIKKOR 20-35mm f/2.8D(IF)が発売され、ここに初代大三元f/2.8ズームシリーズが完成しました。群分割IFが採用された本レンズは、IF(インナーフォーカス)でありながら、複雑なカム機構なしにズーミングによるピント移動を最小限にするとても重要なもので、以降の大口径標準・広角ズームのほとんどに採用されニコンの伝統となりました。広角側描写を向上させる大口径ガラス非球面は、ガラスを直接砥石で削る研削非球面で作られました。
超音波モーター化された第Ⅱ世代大三元への進化
第Ⅱ世代大三元のAF駆動は超音波モーターSWMになります。AF-S Zoom NIKKOR ED 17-35mm f/2.8D(IF)とAF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm f/2.8D(IF)(共に1999年)はもちろん、どちらも凹先行ズーム。世代は変われども思想は引き継がれます。その後のNIKKORを支えることになる大口径超精密ガラスモールド非球面PGMを投入。望遠は待望のVRを搭載したAF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm f/2.8G(IF)(2003年)と、それぞれ広角側を延長しラインナップを形成しています。
ナノクリスタルコートを搭載し飛躍的に進化した高画素対応の第三世代
さらにその精度と形状を拡大したPGMや新時代の極低反射技術のナノクリスタルコートを採用し、デジタルカメラの超高画素時代を見越して開発した第Ⅲ世代大三元は、これがズームか?と言わしめたAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED、大口径標準ズームの目標となったAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED(共に2007年)、超高性能の名をほしいままにしたAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II(2009年)になります。全てMTFによる検査を受けて出荷されたこれら第Ⅲ世代は、デジタル一眼レフの名機D3シリーズに多数装着され数々の名シーンが撮影されました。
ダウンサイジングした小三元
また、撮像素子の高感度特性の進化に伴い明るさを欲張らずf/4としサイズダウンをした、AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR、AF-S 24-120mm f/4G ED VR、AF-S 70-200mm f/4G ED VR の3本は小三元と通称され、Fナンバーこそf/4ですが諸性能は大三元に引けを取らず、VRとナノクリスタルコートも搭載したデジタル時代の新シリーズです。webより
6月28日 日曜日(午後)
家電量販店にて 憧れのレンズ を購入しました♪
そのレンズとは・・・
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIです♪
開放F値は明るい2.8で一定。FXフォーマットに最適化した光学性能で、中心部から周辺部まで、また無限遠から至近距離まで、安定して高い描写性能を発揮します。ゴースト、フレアーの少ない鮮明な画像が得られるナノクリスタルコートを採用。高いブレ軽減効果を発揮するVR機構(手ブレ補正効果3.5段※)がシャープな画像で望遠撮影をサポートします。
※ CIPA 規格準拠。ただし、FX フォーマット対応レンズはFX フォーマットデジタル一眼レフ使用時、DX レンズはDX フォーマットデジタル一眼レフ使用時。ズームレンズは最も望遠側で測定。webより
宝の持ち腐れにならない様にしないと・・・ね!! (汗)
では、では、では・・・
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Posted at
2015/07/01 21:08:41
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