'72 Ford Ranchero
投稿日 : 2010年09月05日
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金沢クラシックカーミーティング。
これもレア車ですね。同じ中型ピックアップでも、シボレー・エルカミーノはインパラ辺りとならんで 近年はそれなりの台数が入って来てると思います。
が、ライバルである このフォード・ランチェロは珍しいでしょう。
'73からはグリルが横に長くなり(スタハチ仕様もそうですね!)センターグリル傾向が弱まりましたが、この'72をクラシカル・ルックと呼んでいいのか?
いずれにせよ相当 彫りの深い複雑な造形のフロントエンドです。
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尖ったノーズとフェンダーの峰・・・アメリカ車ならではの魅力の一つ。
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マッスル・カーの象徴とも言うべきエア・スクープ。
僕はこの中にあるエアクリーナーに
"Cobra 429"
の文字を見逃さなかったのです^^
でもこのクルマ、トラックなんですよね~
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と、思ったらフェンダー上に"429"のバッジがありました。
塗色とこのストライプの色は目立たない組み合わせですが、純正なのかオーナー氏のアイデアなのか判りません。
とにかく渋い組み合わせですね。
当然ですが、インパネはフォード・トリノそのもの。
肘掛けつきのスプリット・ベンチシート+コラムシフト、それなのに7.0LのV-8とは!
マスタングと同じユニットなんだろうか?だとすれば370馬力か。
アメリカ人は何故 こんなにもピックアップが好きなんだろ?
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フルコン・ワイパー付きのAピラー根元に注目!
ボンネット&フェンダー後端からドアにかけての美しいラインは、現代車には見られないものです。
右上:ドアから後ろが荷台と言う意外性。この点、スズキのマー坊もスバル・ブラットも同じ(笑
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ドアは2HT用でしょうけど、ガラスの形状が違いますね。
リヤフェンダーのボリューム豊かなラインが見えるでしょうか?
これはフォードの中型であるトリノの4ドアセダン/ワゴン、2HTの全てに共通のものです。
テールランプはワゴンと共用のようです。
ピックアップのランチェロだけが それらとベースを同じとしながらも、独立モデルなんですね。
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斜め後ろに突き出された2本出し排気管、当然右側にも2本出てるんでしょうね(見るの忘れた)。
荷台上端のクロームの縁取りがリヤウィンドゥ廻りへと続いています。
こんなクロームの使い方に萌えてしまいます^^
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再び室内。
分厚いドアトリムと家具的デザインのシート。やっぱり欧州車ではこんな雰囲気にはならない。
リヤガラスと荷台枠の傾斜の違い・・・ドイツ人なんかに言わせると「何の為にわざわざ?」と、こんな遊びを理解してはくれないでしょう。
再び全体。
足は若干落としているような感じですが、全体的にオリジナルを程よく保っていて好感が持てます。
周囲はファニーで場違いな車たちに囲まれていました。
オリジナリティ・・・大切な事だと思います。
このイベントは日本自動車博物館が会場となっています、それだけにエントラントをもっと厳選して欲しいと思うのは僕だけではないハズです。
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