73式小型トラック　右リアハブOH② 92,911km

その①の続きです。倉庫の中二階に事務所があり、くつろいでからの再開です。

大型の超音波洗浄機に3Sを入れて投げ込みヒーターでかねつします。

熱々の洗浄機で時短

早速問題のリテーナーをサンダーで削ります。

あと少しなのに中々割れない！

なんとか外したものの、ベアリングコアサポートはサンダーの刃でズタボロになりました。

まぁ、ここまでは予見していたので新品は用意済みです。

コアサポートごと油圧プレスで引き抜きます。

コアサポートと片側のベアリングを外します。

もう片側のベアリングも圧入されていて抜けてこないのでベアリングプーラーで挟んでプレス機に掛けて外します。

今回はホイールハブボルトも交換するのでハンマーで外しておきました。

各部品、入浴。

ズタボロになったコアサポートです。
本来なら、圧入されているベアリングスリーブをコアから抜き出さないければなりませんが、今回は新品を用意したので時短です。

ただ、新品のベアリングスリーブをコアサポートに打ち込む際にあて木として同径のスリーブを持っているとすんなり打ち込めて便利です。

左側をOHした時に用意しておいたのでそれを使います。

今回の交換部品です。
コアサポートだけ袋から出してしまったので、品番はなし。

入浴剤がよく効いているのでピカピカです。

ドライブシャフトアッシーのスタッドボルトは今回頼み忘れたのでリユースします。
リユース前にダイスを当ててお掃除。

ベアリングコアサポートにベアリングスリーブを圧入しました。
お古のスリーブを当てがえば油圧プレスで簡単に入ります。

もちろん、コアサポートは湯煎して温めてから行います。

コアサポートのタイヤ側のベアリングをグリスアップしてから入れ込み、オイルシールでフタをします。

後は、ドライブシャフトバックプレートを被せてからベアリングコアサポートをシャフトに圧入します。

写真はありませんが、シャフトよりも内径の大きいパイプを挿して、オーハンマーでガンガン叩いて圧入します。

1人がシャフトを抑えて、1人が叩くので2人での作業となります。

リテーナーごと叩き尽くしたら、スナップリングをハメて一段落です。


今日はドライブシャフトをホージングに取り付けて終わり。

ホーシングに固定するボルトナットは次回は交換しないとです。