今日はミニバンに追加モニターを取り付けた日記。
先日若い頃からの付き合いがあるクルマ好きの知人と話していたのですが、
「ミニバンなんてクルマじゃねえ!」
「オートマの1BOXに乗るようになったらおしまいだよな!」
「生涯マニュアル! オートマUNKO UNKO!」
なんて箱根近くの深夜のファミレスで語っていた
恥ずかしい頃若かりし頃があった二人です。
セダンかスポーティーなハッチバックが好みでハイエースとかプリウスみたいなクルマが苦手。
そんな二人もおっさんになり、両肩にいろんな重たいものを背負うようになりました。
知人は結婚を機にバイク禁止・スポーツカー禁止・家族以外の遊び禁止となって私物は処分されて、どノーマルのミニバンに乗っています。
不思議と悲壮感がない知人は2児のパパです。
それに比べたら自分はタイガーもアテンザも現状維持できているので幾分幸せなのかも・・・なんて同情するところもあったのですが、子供がいるようになってそういった考え方も変わってきました。
「いかに家族が快適に過ごせるか」
「子供が寝ているとき以外の何かをクルマに持たせられるか」
こう考えるようになってきたんですね。
アテンザ売ってオデッセイにするか・・・なんて少しだけ考えたこともありますが、予算オーバーすぎて妄想に終わりました(;´Д`)
で、現在うちにある中で一番家族に適したクルマはというと、親が乗ってるフリードがあったりします。
3列シートの7人乗りなので子供を乗せて走るのにピッタリです。
子供が寝てる間はいいのですが、起きると暇を持て余してぐずり出すので大変だと思うようになりました。
車内エンターテイメントの必要性を感じます。
前置きが長くなりましたが、そんなわけで今回はフリードにフリップダウンモニターを取り付けた日記です。
フリードのカーナビはブルーレイ対応のパナソニック製が付いているのですが、パナソニックからはフリップダウンモニターが出ていません。
HDMI出力端子が付いているので、他メーカーのフリップダウンモニターを接続することができます。
中華製の安いモニターがたくさんありますが品質の面で著しく不安なので、広い視野角と車種専用フィッティングキットがあるカロッツエリアを選択しました。
フリップダウンモニター TVM-FW1030-S ¥45000
フリード用フィッティングキット KK-H106FDL ¥11500
HDMIケーブル 5m ¥670
こうしてみると、中華製に比べて3倍以上の値段になりますね(;´Д`)
でも取り付けが汚かったりすぐ壊れたり(最悪火事になったり)するよりはマシかなと。
HDMIケーブルについてはパナソニックの取説いわく「必ず指定型番を使うこと」となっていますが、試しにPCのモニターを繋いだら使えたので汎用の安いケーブルにしています。
天井に穴をあけるため、型紙を貼り付けます。
一人でやると紙がめくれたりずれたりするので大変でした。
赤のサインペンでカットラインをひいたところ。
2箇所ツンと尖っている部分がケーブルを出すための隙間になります。
ルームランプを取り外します。
内張り剥がしなどでランプカバーを外したら、ネジ2箇所をはずして配線のコネクターを抜きます。
カッターを使って天井カット。
途中でランプの配線を傷つけないように気をつけて・・・。
ナビとの配線を通すために、助手席のピラーカバーを外します。
最初はドア側から線を通そうと思ったのですが、サイドエアバッグに干渉しそうなのでルームミラー側から通すことにしました。
サンバイザーは根元に細いマイナスドライバーを差し込んで回すと取ることができます。
(バニティミラーのランプ配線がある場合はコネクタから外します)
サイドのゴムを剥がすと作業がやりやすいです。
ナビ取り外し。
奥行きにほとんど余裕がないので(設計ミスじゃないかと疑うくらい)配線がぐちゃぐちゃ・・・見なかったことにしよう。
フリップダウンモニターのアクセサリ電源とアースを接続したらもとに戻します。
配線通し登場!
手の入らないところへ電線を通すための、電気工事屋さんアイテムです。
(まあフリードの場合、頑張ればこういうのがなくても通せますが)
グローブボックス~ピラーまで線を通したところ。
ビビリ音や傷がつかないよう線に付属のスポンジを巻いています。
電線の先を線通しワイヤーの先にくくりつけて引っ張ると電線が通る仕組みです。
フリードの内張りにはさらに内側に綿みたいなのが入っているので、電線は綿みたいなのと内張りの間を通すようにしました。
余った線は巻いてグローブボックスの裏にしばっておきます。
考えてみたらLINE INもLINE OUTも使わないのでいらない線でした。
カットしてしまえば配線がシンプルになって楽でしたね・・・。
ともあれ、通してしまったのでグローブボックス裏のステアリングメンバーへ結束バンドで固定。
これで余った配線も無事にしまうことができました。
次の配線はこれ。
ルームランプ付きのモニターにしたので、ルームランプ用のアース線をモニター用のアース線へ接続しています。
内蔵なんだから本体の中で繋いでおいてくれよ・・・と思ったら、車種によってルームランプの動作がマイナスアースかプラスアースで違う場合があるみたいですね。
フリードの場合はマイナス側なので、黒い線同士を繋いでいます。
ルームランプ用の長い線は短く切りました。
ドアの開閉と連動しているので便利です。
フリップダウンモニターの取り付け用金具を付けたところ。
緩んで落ちないように締め込んでおきます。
右側が電源、左側がHDMIの配線です。
本体取付完了。無事に電源も入りました。
配線を通した時点でテストしているので心配していないとはいえ、良かったと思う瞬間です。
本体が結構重たいので、一人でつけるのは大変でした。
本体側にはナビ画面、フリップダウンモニターにはTVやビデオの画面を別々に出すことができます。
最初この仕様があるかどうかわからず、DVD再生中はナビが見れなかったら不便だなーと思っていました。
アルパインはダブルゾーンという名称で宣伝しているのに、他のメーカーは特にうたってないんですよね。
パナソニックも取説に書いてないので、メーカーに問い合わせて確認しました。
できて当たり前の機能?になっているのかもしれません。
ルームランプを点灯したところ。
明るさの調整もできるようになっています。
注意点としては、画面に付属しているリモコンは使えないということ。
電源のオン・オフくらいはできますが、チャプター送りや音量調整などは使えません。
ナビがカロッツエリアだったらできるのかもしれません。
付けてみた感想ですが、専用フィッティングキットを使用しているので純正みたいな仕上がりで満足しています。
モニターを開いていてもルームミラーに被ることはないので、後方視界もバッチリでした。
基本的に運転手なので見ることはないのですが、2列目・3列目から見てもみづらいということはなさそうです。
9インチだけど10インチくらいでも良かったかな?と思うくらい。
たった20年前にミニバンは嫌だオートマは乗りたくないとか言ってた自分が、ハイブリッドのミニバンに乗ってフリップダウンモニターを付けている姿なんて想像もできませんでした。
つくづく、人間て周りの環境でいくらでも変わっていくものなんだなーって思います。