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クルマの操舵機構を担うタイロッド。
そのタイロッドとナックル(軸受けの部分)とを結合している部品をタイロッドエンドと言います。
この部品にガタが生じると、当然のごとくステアリング操作にもガタ・ブレが生じます。
タイロッドエンドとナックルを固定している部分にはボールジョイント(間接)があり、そのボールジョイントはゴムブーツ(タイロッドエンドブーツと言います)に覆われてゴミ等が入らないように保護されています。
今回は、そのタイロッドエンドブーツに経年劣化による破れ・亀裂等が見られたため、交換を実施することにしました。
なお、P10系プリメーラの場合、純正部品だとタイロッドエンドブーツのみの部品設定は無く、タイロッドエンドごとの交換となります。
また後述の通り、P10・HP10とFHP10とではタイロッドエンドに互換性がありませんので注意してください。
と言うわけで作業開始。まずジャッキアップしてタイヤを外し、タイロッドとタイロッドエンドを結合している部分にマーカー等でマーキングを行います。
これを行うことで交換作業によるアライメントの狂いを最小限にします。
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マーキングをしたら、結合している部分のナットを緩めておきます。1回も4輪アライメントを取ったことのないクルマなどでは、相当硬く固着している場合があるので注意してください。
このナットのサイズはP10・HP10で22mm、FHP10の場合は19mmとなります。
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次にタイロッドエンドとナックルを固定しているナットの下部に付いている割ピン(コッターピンといいます)をプライヤー等で取外します。
なお、原則としてこのコッターピンは再利用不可(一旦外すと新品にする必要がある)部品となっています。
コッターピンは純正のタイロッドエンドを購入すると付属していますし、錆びにくい材質であれば汎用品でも問題ないと思います。
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コッターピンを抜いたら、そのナットを緩めます。
確か19mmだっけ・・・(^^;
で、そのナットを外しただけではタイロッドエンドは外れません。完全にナックルに嵌っちゃってます(^^;。
そこで「タイロッドエンドプーラー」の出番です。
写真のようにネジの部分を下側のボルト部分に当て、ツメの部分をブーツとナックルの間に差し込み、ネジをラチェットレンチ等で締め込んでいきます。
※タイロッドエンドブーツはあまり一般的な工具ではないので、自動車用工具店以外にはあまり置いてないかもしれません(^^;
クルマによってタイロッドエンド等の形が異なるので一概には言えませんが、プリメーラの場合、ギアプーラー(これなら大きいホームセンターに行けばたいていは置いてあります)でも代用可能です。
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プーラーを締めこんでいくと、そのうち…
バ ン !
という硬い音をいきなり発し、タイロッドエンドがナックルから外れます(最初は驚くかもしれません(^^;)。
タイロッドエンド下部のボルト部分に開いている穴は、コッターピンが通っていた穴です。
ここまで来たら、いよいよタイロッドよりタイロッドエンドを取外します。ねじ込んであるので反時計回りに回して外せばよいだけですが、固着気味の場合はタイロッドごと回ってしまうことがあります。
この場合はタイロッドの奥の方に角ばった部分があるので、そこに工具を当てて回転するのを防ぎます。
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取外したタイロッドエンドと新品のタイロッドエンドです。
上より、
取外したFHP10用
新品のFHP10用
新品のP10・HP10用
です。
こうやって見ると、いかにブーツがヘタっているかがよくわかります(^^;
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あとは元通りに組み立てます。
前述の通り、タイロッドのナットの部分にマーカーで線を付けてあるので、その線が合うように締めこみます。
この時、タイロッドエンドの先端をナックル側に軽く差し込んで作業するとやりやすいです。
写真ではマーカーの線が見えなくなっていますが、新品タイロッドエンドのネジ切りの関係でどうしても合わず、裏側に回ってしまっています(^^;
これが終わったら、今度は「キチンと」ナックルに差し込み、下部のナットを締めこみます。トルクレンチを使い、3キロ程度で締め、そのあと更に微妙に締め込み、ナットの切れ込みと、コッターピンを差し込む穴とが一致するようにします。
最後にコッターピンを差し込み、固定して終了です(^^)
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