
さて、写真を見ていただくと、何も変哲もない国道2号を示すおにぎり看板です。
広島県廿日市市で撮影しました。
この写真を見て、何も思わない人が大半ですが、一部の人は、あれ?と思った人もいます。
異変に気づいた人は、立派な道路マニアです(笑)
どこが変か?正解はもう一枚のポールのアップ写真。
広島県の文字です。
何でか?通常、幹線道路の国道は、通常国土交通省が管理(指定区間)しますので、都道府県、政令指定都市が管理することはありません。
もちろん、国道でも、幹線道路以外の国道は、都道府県、政令指定都市が管理しているものも数多くあります。
代表的なものが、狭い、険しいなど、過酷な道路である酷道など。
しかし、国道2号は大阪梅田新道から北九州門司まで続く西日本を代表する大動脈の大幹線道路。
もちろん管理は国道なので、国土交通省。
都道府県、政令指定都市が通常管理することはないはず。
しかし、現に国道2号が広島県が管理している証拠が…
実は、ここの道路は、国道2号旧道なんです。
広島市から廿日市市宮島までの区間は、国道2号バイパスの東広島バイパスが通っており、バイパス区間は、自動車専用道路となっています。
本来は、広島高速2号として計画されたみたいです。
そして、市街地を通る今までの国道2号は、国土交通省(建設省)の管理を離れ、旧道扱いになって、広島県と広島市が管理することになったと思われます。
慣例ならば、国道バイパスが完成すれば、バイパスが本線になり、今までの道路は格下げされて、国道から都道府県道や市町村道となりますが、
ここの場合は、管理は国から広島県や広島市になったにも関わらず、未だに国道2号のままになっています。
何で慣例にならわず、国道2号のままなのかは謎です。
まぁ道路マニアでないと、ここと違いはわかりませんね(爆)

Posted at 2014/04/29 22:49:45 | |
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