R26R・・・右ハンドル仕様
ルノー メガーヌ R26.Rは、ルノーのモータースポーツ活動や高性能モデルの開発を担当するルノースポールが手掛けた限定車です。2008年10月より、イギリス、フランス、スイス、スペイン、ドイツの5ヵ国で合計450台販売されました。
ルノーは、2006年11月にも“メガーヌF1チーム R26”という高性能バージョンを欧州で限定販売していますが、今回のメガーヌ R26.Rはそのアップデイト版ともいうべきモデルです。因に、R26.Rの末尾のRは、究極を意味するRADICALE(ラディカル)の頭文字を採ったものです。
R26.Rの大きな特徴は123kgにも達する軽量化です。エンジンのパワーアップも検討されましたが、運動性能、燃費およびコストなどを総合的に判断し、エンジンのパワーアップにも匹敵する大幅な軽量化をチューニングの基本思想としています。
その内容は
・エンジンフードを鉄からカーボン(ドライカーボン)
・サイドおよびリヤウインドウをガラスからポリカーボネイト
・リヤシートの撤去
・Sabelt製カーボンのフルバケットシートと6点式ハーネスの装備
・軽量化に合わせてスプリングレートとダンパーを変更
・ロアアームとサブフレームの連結部に強化ブッシュの採用
・ブレーキ(ブレンボー製)の大型化のよりスッピングパワーのアップ
・18インチアルミホイールとSタイヤ採用
・ロールケージ装着
・エアロパーツ装備
以上のチューニングの結果、R26.Rはニュルブルクリンクをもくろみ通り、少ないパワーを高いコーナリングスピードで補い、8分17秒というFF最速ラップを樹立しました。
右ハンドル車、230台生産中の108台目の車両です。
シリアルナンバープレートは、フロアコンソールのサイドブレーキ付近にあります。
【ボディ】
ドライカーボン製のボンネットです。
クォーターウィンドウには、ニュルブルクリンクのロゴマークと8'17"というFF最速ラップタイムが刻まれています。
【インテリア】
ステアリングホイールは、 R26.Rの刺繍入りバックスキン&本革仕様。エンジンスタートは、カード挿入後にプッシュボタンスタートです。
【機関】
サーキット走行歴はありません。
【足回り】
KW(カーヴェー)Ver.3車高調整キットをセッティングしてあります。
減衰力の伸縮独立調整により悪路での凹凸を吸収し、路面に吸い付くようなフラット感を実現、街乗りからサーキット走行までを視野に入れたサスペンションです。
【カスタマズの紹介】
・グリーンフィルターダイレクトタイプ:吸気効率を上げるため交換(ノーマルパーツ有)
・ケーディーエス ULTIMA HID 6000K(ハイビーム側)
・ケーディーエス ULTIMA HID 6000K(ロービーム側)
・クランツジガーベーシック:低ダストブレーキブレーキパッド
・KW Ver.3:車高 + 減退力調整式サスペンション(ノーマルサスペンション無)
・アウトバーンブルーミラー:広角ミラー
・サイドピラーとリアゲートを一部カーボン柄シートで装飾
・マッドフラップ:ショップオリジナルのマッドフラップ
・SPRINT BOOSTER:アクセルのレスポンスの向上
・BREX STICK WEDGE BULB:室内照明+ナンバープレート照明+ポジションライトをLED化
・アーシング化
・HDDナビゲーション(パナソニック製 CN-MW200D)、ETC
*1981年のラリー・モンテカルロをルノー・5で制し、現在ルノーの名誉広報部長であるジャン・ラニョッティ氏が来日した際にサンバイザーと運転席側の6点式ハーネスにサインして頂く。
とにかく軽量ボディのため、コーナリングは楽しすぎます。
エアコンの効きは抜群。
地下駐車場に保管。
禁煙車両。