
ツーリング2日目はいよいよ龍飛岬まで行く。初めて訪れる所だからいつもより楽しみで天気も午後からは晴れる見込み。走行距離が長くて宿に時間通りに辿り着けるか不安だったので宿に連絡しておいたら「何時まででも待ってるよ〜」と言ってくれたので一安心。
秋田を抜けて青森県に入ると流石は東北の道。直線が滅茶長い!メロンロードというらしいけどメロンの産地なのだろうか?スイカとか凄く高くなっているし、メロンなんて盗まれそう。。と余計な心配をしてしまう。しかしこういう道は想定時間の短縮もできるから良い。
海沿いに出て少し走ると十三湖という大きい湖がある。っていうか全然天気予報が外れてるし! 大雨では無いがここまでずっと雨の中を走ってんですけど。。
十三湖はどうやらシジミの産地らしく売店が並んでいる。ちょうど休憩したかったので立ち寄ってみよう。
折角なのでシジミ汁を飲んでみる。味噌汁にシジミが入っているわけでは無くてシジミのエキスそのままをお湯に入れている感じで潮の味がちょっとしょっぱいけど微妙なシジミの風味が落ち着く。
龍飛岬までの道でかなり期待していた龍泊ラインは霧雨。視界が相当悪くて景色も全然見えないし路面はウェットでとても残念。
しかし龍泊ラインを抜けて龍飛岬に近づくと嘘のように晴天になっている。神様が自分達の為に目的地だけ天気にしてくれたかのようだ。
そしてついに龍飛岬に到着!本州の先端まで来たという達成感があって来れた事も嬉しい。想像では風が吹き荒れる寂しさの漂う港だったのだが高台にあるし哀愁感のない場所だった。汗
これが話に聞いていた津軽海峡冬景色の石碑か!早速ボタンを押してみると石川さゆりの声で歌が流れる♪結構音も良くない? 初めはなんか感無量だったが観光客が次々にボタンを押すのでここにいる間は何回も何回も津軽海峡冬景色を聞く事に。。離れても頭の中で歌が流れてそう。
そこから少し歩いて上の展望台に行ってみると、うっすら北海道が見える、まさに近くて遠い北海道。ツーリングしてみたいと思うが九州、四国も含めて長期休暇がないとまず無理!
ここには興味ないけど日本唯一の階段国道もある。上り下りしたくないから行ってみたりはしないけど。
こんなに青空なら帰りの龍泊ラインは期待できるのでは?一番まともに走りたかったワインディングだからドライで良い景色の中を走ってみたい。
実際ベストでは無く若干の霧がかかっていたが最低限に龍泊ラインを走れた。もっと晴れてくれたらココは楽しいだろうなぁ〜。
龍飛岬からは旅の折り返しで次の目的地は岩木山スカイライン。名物?69連ヘアピンがあって往復になるから138個のヘアピンカーブを走るのはなかなか想像が出来ない感じ。
また長い直線道路を走って内陸に入り、岩木山まで近づいたがその前に十三湖の売店で教えてもらった「獄きみ」というところでトウモロコシを食べてみる。あとで走ったら何軒も直売所が並んでいて味がそれぞれ違うらしいが口コミ5点の直売所で食べたトウモロコシは期待ほどでは無かったのでハシゴはしない事にした。
さて岩木山スカイラインの入り口まで到着。ここは有料道路でバイクは1,050円(往復)かかる。あいにくまた雨が降ってきてウェット路面の中、138個のヘアピンを走る事になる。
少し路面も悪くて同じようなヘアピンの繰り返しで自分がどのくらいクリアしたのかわからなくなる。まあこれはこれで楽しいのだけれど。
8合目まで辿り着くとリフト乗り場も見えないくらいの霧が立ち込めてた。リフト使う予定も頂上まで歩く気もないからいいが景色は皆無。
自販機でコーヒー買って一服して一応、記念撮影。また走ってみたいとは思うけどまた来る機会はあるのだろうか?
岩木山を下りてからはまた降ったり止んだりの天気の中、今日の宿「妖精の森コテージラウル」に向かう。エアコンの無い所だからかなり山の中にあるのだろうが山々の山頂に霧が立ち込めてなかなか幻想的な風景。
持ち込みの買い出しも終え、もうほぼびしょ濡れになりながら予定より1時間遅れてコテージに到着。屋根有の駐車スペースで良かった。
6人寝れるコテージを2人で1棟貸し切りだがチェックインから不備があって風呂にお湯を入れようとしたら黄色っぽい水が出るし入る気が失せた。スマホの電波は届かずWIFIも無し。部屋にコンセントが設置されて無くて充電もできないんですけど。。
BBQもセットになったプランで夕食食べようとしたら火が起きず肉を焼けない。従業員を呼んで火をつけてもらいBBQはなんとかできたが遅いスタートになる。イライラはしないけどもう疲れ果てた。。ちなみにエアコン無しで寝れたが朝食は不味いから数口食べて廃棄。口コミも良く、お盆だしと自分的には高いお金払って予約したのに期待外れな宿でもう泊まる事は無いだろう。
翌日最終日はコテージから海沿いに出て帰るだけの予定だったが帰省で遠方から来たVストはなかなかこっちを走る機会も無いだろうから鳥海山ブルーラインへ遠回りして行ってみる事に。
秋田側から入って山形に抜けるルートを走り、下界から見ても山の上は雲がかかっていて厳しいだろうな〜と思った視界は案の定。
でも少しずつ霧も晴れて来ているし、時間が経てば良くなるかもと鉾立展望台で昼を食べて様子を見る事に。自分は遊佐カレーパンと秋田名物きりたんぽを食べたがどちらもそこそこ美味しいかも?鳥海山に来たらまた食べよう。
その後、展望台から山形の方へ降りようと走り始めるとこっちは全然視界がいい!
景色もそれなりに広がって路面も完全ドライの中、なんとか鳥海山ブルーラインでの走りを楽しめて良かった。
逆に下界は気温が上がって蒸し暑い中、ラストはいつもの笹川流れを通って無事に帰還。今回は天気に振り回され続けたツーリングになってしまい気持ち良くとはいかなかったが目標の津軽海峡冬景色のボタンも押せたし、予定に無かった男鹿半島一周や鳥海山ブルーラインも行って内容の詰まったものになった。GWは大間の下北半島を含めて東北一周したので多分、東北地方の主要ツーリングスポットは全部制覇したと思う。なんだかんだで今年も暑かった夏がもうすぐ終わりをつげる。
Posted at 2024/08/22 23:10:39 | |
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