spitのブログ一覧

日曜日には水色スピットが帰ってきて、
キャブもエキゾーストも無い状態なので、
手で押してガレージに突っ込む。

そして、ボンネットを取り外し、
ライト、ウインカーを外し、
オルタネーターとバッテリーを外し、
ラジエター前のシュラウドと
電動ファンを外しました。
そこまでで天候が怪しくなったので終了。

コレで、ボンネットを何時取りに来ても良い様に出来ました。
土曜日に来るようです。
２台とも持っていって貰ってすっきりしたいです。

しかし、ただ、バリバリ外していく作業は、楽しいもんです。
それも、ホイストレール付きのチェーンブロックを作ったから。

←クリックしてね。スライドショウです。

今日は早速スターターモーターの交換です。
と行きたい所ですが、朝一で忘れないうちに仕事を済まし、
（工場に発注と見積り依頼）
さっぱりしたところで作業開始です。
単純にただ外して、付ける。それだけなんですが、
外すところから、ボルトが「とも回り」して外しにくい。
裏にスパナを入れるがスペースがつらい。
何とか外して、新しいモーターを取り付け。
これは簡単でした。
いよいよ、キィをひねりました。
すると、びっくりするくらい元気にモーターは回りました。
しかし、プラグがかぶったらしくエンジンが掛かりません。
アクセルを結構あおったらしい。
ちょうど、ワイヤーブラシが探し出せなかったので、
新しいプラグを装着して、いざ、ファイヤー！
「ボ、ブロロロ～ン（バロムワン）」
掛かりました。
ついでに、エアクリーナー洗浄とWEBERキャブを市販の
キャブクリーナーで「シューッ」ときれいにしました。

おー、晴れたー。ということで、朝一で一件見積りをFAXしたあと、スピットのボディーカバーをはぐって、幌をあけ、キィを回すと、
「コココ」
はいつもの燃料ポンプが正確に作動している音。その次に
「キュルキュル、ブロローン（バロムワン）」
となるはずが、
「カキッ」
と言って、何も起こらない。
バッテリーかと思い、軽トラ出動で、近くのホームセンターで６８００円のバッテリーを買って、つなぐ。
「カキッ」
相変わらず。何もおきない。
スターターモーターが逝ったな。
またまた軽トラ出動で、今度は市ヶ谷のBRGさんまで。
「うん、在庫してますよ」
いつもながら頼もしいお言葉。１７，０００円は痛い出費ですが、安いことは間違いない。ついでにエンジンマウントも購入。
合計２２，０００円なり。それらを引き取って、
以前からお願いされてた、ホテルオークラの仕事の打合せを
「ついで」に済まそうと（本来逆であるべき？）担当の人に電話を入れ、
「これから行きます」と赤坂へ向かう。
帰ってきたときには夕方。飯を忘れていたので４時半ごろソースカツ丼を食らって、家路についたころにはすっかり日も暮れて、
結局スピットに対する作業は何もできず。
明日も晴れるようだし、ま、いいか。

　暑くなって来たんです。夏なんです。それはオープンカーの季節なんです。
と言うわけで，いそいそと九十九里なんぞにでかけるわけです。私ってば，いつもの，東金道路じ ゃなくって，茂原まで行って，そこから，山道をなんて考えたりして。
　お天気最高，気温も最高！いざゆかん！めくるめく快感の世界へ！
意気込みはこんな感じでした。行きは良かったんです。早朝ということも有り、Ｃｏｌｄ　Ｓｔａｒｔと言う事もありでね。
　でも，夏は暑いのだ！傍から見れば、「夏にオープンカーって最高に気持ちよさそう」なんだけ ど、実は乗ってる本人は、｢夏に、下はコタツに入って，上はストーブ焚いて，移動している」といったかんじ 。
　しかーし！それを、おくびにも出さずに、すずしい顔でこなすのが粋な所。それは，免許をとって すぐに乗った、ユーノスロードスターで経験済みの私。
　話は，帰りなんです。下道の渋滞にまんまとはまりながら、水温計とにらめっこ。どんどんあがる！まだまだあがる！というわけでもないんですが（なんやねん）、それは突然の事でした。
　急に，アクセルを踏んでも踏んでも回転は上がらない。そして，エンスト！再びエンジン始動。かかる。でもアクセルを踏んでもタコメーターは下がる。で、エンスト。路肩に停車(手で押して）。フード(ボンネット）をあける。がばっ！（ひゅーかっこいい！）。インマニに水をぶっかける。必然的 にエキマニにも掛かって，すごいスイジョーキと共にすぐ蒸発！何度かやると蒸発しなくなった。
あと、慎重に、ラジエターキャップをあける。ジュバーッ！クーラントが吹き出る。水を足す。しばらくやすんで、冷えた所を見計らって、エンジン始動。発進！よし！問題なく走る。と言う事で何とか帰りつく事が出来たのでした。めでたしめでたし。
　めでたし．．．はうそ！お次は，仕事で板橋に行った時の事。とても暑い，ひどい渋滞の中でし た。渋滞から少し抜け始めた頃。突然のスコールのような雨。すぐに幌をかけ、再び走り出すと、また 例のパーコレーション（前記の症状をそう言うそうです）が！そしてエンスト！雨の中ボンネットをあける気にも成れずそのままじっ と待つことにしました。
　仕事ですから，先方にゴメンチャイの電話を入れて、待つこと２０分。ようやく走り出して目的地 に到着！顔なじみのお客さんで良かった。「たいへんだったね」の言葉に涙こぼれそう！

＜初めてのレッカー！＞～そして、救世主あらわる～
　まだまだあるのよん！この年のひと夏で(笑）。
まずそのまえに、この＜救世主？＞との出会いをお話しないと始まりません。（もったいつけてまーす）
　ある雑誌を買ったんです。それは、＜Ｏｌｄ　Ｔｉｍｅｒ　Ｎｏ．３３＞いつも気にしてる雑誌でしたが、 あまり，買った事の無い本でした。立ち読みでパラパラめくると，見覚えのある車が！スピットファ イアーが載ってるぅ！さっそく買いこみ，家でじっくりよむことにぃ！　その記事は，スピットファイアーのレストア記のようなかんじでした。そのなかに「東洋ワークス( 現：新東京テクノ）にあずけた」というほんの小さな文字が、かがやいてみえたんです。
　しかし、住所がわからない。そこでひらめいたのが、タウンページでもなければ、ましてや、インターネットでも有りませんでした。それは、ふるーい、＜カーグラフィック＞だったのです。そこの，広告 ページにたしかに＜東洋ワークス＞があったのです。でその住所へだめもとでいってみることに したんです　じゃじゃーん！あったんです！ちゃんと、＜新東京テクノ＞と言う名前でした。そして 、何故か車を外に路駐して、おそるおそるなかへ。ところが、木材の山と、佐川急便が最初に目につくんです。
　おや、もうやってないのかな？と，奥にガレージらしきものがあるぞ！んーでも，アルファロメオ ばかりだなァ。とにかくここまできたので，更に奥の事務所まで行ってみる。だれかいるぞ。
　「こんにちは、こちらはやってますか？」と、とんちんかんな、呼びかけに、「やってますよぉ」と怪訝な笑顔のおにいさん。続けて、「こちらは、英車とか、みてもらえるんですか？」と私。「うん。も ともと、そっちの方が専門かな？いまはこんなだけど」とイタリア車ばかりの、ＦＡＣＴＯＲＹを指差しながら、にこやかに，お話する、おにいさん。
　「あのう、スピットファイアーなんですけどわかります？」名前も知らないんじゃないかと思いなが ら私が尋ねると、「すぴっとなら、いまも、２．３台は見てるよ―」
　その言葉は，私には、天使のハーモニーとなって響いたのでした。＜救世主だー＞
　さっそく、後日現状のチェックと、今後のメニュウを決めるため，車を入れる日取りを決めて、帰ってきたんです。そのときは、＜後日＞が、あさってになろうとは、おもいもよりませんでした。そう、その次の日，エンジンかけようとキーをひねった時、いつもの「コココ．．．」と言う音がしない。そんでもって、エンジンも掛からない。早速、新東京テクノさんに電話。「燃料ポンプが逝っちゃっ たみたいで，エンジンが掛かりません」テクノさん「じゃあ明日うかがいます」
　次の日、来ていただいて、再びエンジンをかけてみる。ん？今度は、セルの音もしないぞ！する と、
「煙出てるからキーもどして！」の声。セルモーターが昇天されました！次に，懸案の燃料ポンプ にテスターをあててもらう。「昇天されたようです」なんと、Ｗでショウテン。（笑点じゃないって）すぐ、レッカーを呼んでもらい、その日のうちに工場へ。
　レッカー。いわゆる「トランポ」はすぐきました。そして、サンダーバードのテーマ曲にのせて荷台が降り、ワイヤーをスピットの鼻先（といってもフレームの牽引用ブラケットにつなぐと、また、テーマ曲とともに、引き上げられ、合体完了 ！＜初めてのレッカーだ！＞そして、助手席に同乗して、いざ，工場へ！

さあ、大々的修理メニュウの話し合いが始まります。でも、つづくなのだー！ひっぱるねー！

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１）そもそも、スピットを買う気なんてなかたんです。２年前に買った、Ｍｉｎｉ1.3Ｉ。それが、当てられ事故で、わずか数ヶ月で全損になったことからコトは、はじまります。どう考えても修理できそうに無いくらい、めちゃめちゃに潰れた車体は、かえって、それほどの未練を感じることはなかったんです。さて、次を探すか、ってなぐあいです。
２）スピット発見！
　保険もほとんど１００％に近いくらい出たし、さて次のＭｉｎｉを．．．と雑誌を物色していると、どれも、９４年インジェクションは、予算オーバー！かといって、安いＭｉｎｉは、安かろう悪かろうじゃないか？と思って、（そんなことないよね）悩んでいる時に、飛び込んできたんです。目に！「７４年式スピットファイアー１５００　７８万円！」早速，東京のはずれから横浜まで、足が無いので，会社の軽トラで見に行きましたよ。そこは、英車のかけらも無い、要は変な車屋でした。だって，スピットの横にはシティー・カブリオレ。奥には，サニートラック，更に，黒塗りキャデラック。
　で、肝心のスピットは？と見れば、「ん？案外綺麗ジャン！」２５年前の車と言う事で心配していたんですが，とても綺麗だったんです。そこで、おやじが「それ、オールペンしたばかりだから」と，妙な笑顔で話し始める。「実はね、あの中古車雑誌，値段間違えてんだよ。ホントは，９８万なんだけどどうする？」すかさず，私は「現金で買うんだよ、安くしてよ！」するとどうでしょう！「じゃあ、全部込み込みで、９８万で良いや」だって！
　なんか胡散臭い，と思って、その日は、「じゃあ，近々ハンコ持ってまた来るよ。」と言って，その店を後にしたんです。しかし、寝てもさめても，スピットの事が頭から離れない。「こりゃ、ほれたな。」とつぶやくと、３日後には、売買成立！
　すると，店の親父が「わざわざ来てくれたから、タクシー代でもう一万引いとくよ」なんだかなー。と思いながら、帰りは，代車（マーチ）を借りて帰ったんです。
３）スピット納車！
　それから，１週間とちょっと、いよいよ納車の日を迎えたんです。代車のマーチで早速店につくと、すでに、アイドリング状態のスピット？「すぐ乗って帰れ」と言わんばかりの体制？おまけに、ボディーカバーまで貰って、さあ出発！
　走り出すと，さすがに，音がでかい！振動がすごい！しかし，ちゃんと走る。さすがに、高速のって走る気にはなれなかったけど（はじめての左ハンドルだもんね）結構な渋滞中でも問題無くうちにたどりつきました。さあ駐車場に入れるかと思ったそのときでした．．．
４）バックに入らん！
ギ，ギアが，バックに入らん！「やっぱり旧い車にはこつがいるんだな」と何度かやってるうちに、入ったんです。もちろん、ノブを，押して前に入れるのは知っていました。しかしこんなにはいらないのか？でもとにかく、手元に来た「スピット君」は見てるだけで嬉しく、そのうち、友達にもみせびらかしたくなりました。そこで、山梨に、１８年来友達のＴＲ３Ａに，乗っている男の所へ行きました。いやー結構喜んでくれたんですよ。で当然、「運転させろ」と言う事になりますやねぇ。そこでやはり、「トラのシフトは、カチカチ入るもんだよ！しかも、バックに入らないし」と言うこと。そこで、すかさず「ＢＲＧ行って、パーツとってちゃんとしたほうがいいよ」と住所をもらい、家路に着きました。とにかく、納車待ちの間かっておいたＨＡＹＮＥＳのマニュアルと現状をにらめっこです。シフトブーツの中を比べてみると全然違う！とくに、一番下の，ブッシュ。マニュアルでは、下半分が半球状になった、固いプラスチックなのに対し、現状は、ゴムブッシュを中に入れるためにカッターナイフで切ったような、いわゆる，「ゴムの塊」がつめこんであるだけというありさま。すぐ、「ＢＲＧ」に電話！「あーこれ在庫有ります。明日発送します。」えー！２５年前の車のパーツが、今日の明日に届くの？って、ホントに届きましたよ！もうびっくり！早速、購入先の横浜の店に直行！「ハイ！コレに付け替えて！」と開口一番に私。すると、店のオヤジ「よくあったねえ！これ探しても無かったんだよ！」私「いやー昨日頼んで今日着きましたよ！」と皮肉。もちろん、無料で付けさせて、早速シフトチェンジ。「やっぱり、トラのシフトは，コウでなくっちゃ！」と、友達の受け売りを叫びながらその店をあとにしました。（たぶんもう行かないかな）すいすいカチカチ、軽いシフトフィールに、嬉しさ倍増！もう何処までも走っていけそう！そんなさなか、「スピードメーターが動いてない」のを発見してしまいました。もうひとつ、
最初から、燃料計は止まっていたので、２つめの「ＳＭＩＴＨ」がこわれました。「でも、＜すみす＞だから、しょうがない」とそのまま走ることにしました。だんだん、＜夏＞という、やっかいなものが、近づきつつある、というそんな季節の事でした。