昨今の景気の悪さから
「派遣社員の契約打ち切り」のニュースが毎日聞かれます・・・(汗)
TV等は基本的に
「今までの景気を支えてきた派遣社員から(首を)切るのは間違って無いか?」
と意見が大勢です。
でもネット等を見ると違う意見もチラホラと・・・
1.「派遣社員だから(契約を)いつ切られても文句は言えない」←雇用側/正社員側意見
キツイ意見ですがまったくの正論だと思います。
雇用側は即効的に人を増やしたい(or減らしたい)という要望が多々あります。
「人が足りない」という時には正社員を雇って教育するより、多少高い金額を払ってでも派遣社員の方を雇った方が効率的です。
逆に「人を減らしたい」という時には給料(実際は派遣会社に払う金)が高い派遣社員の方から真っ先に切った方が理に適っています。
2.「派遣社員の仕事しか無い」←派遣社員側意見
「最初は派遣社員(もしくはパート・アルバイト)で数年勤めるとそのまま正社員になれますよ!!」という謳い文句を良く聞きますが、私の周囲で実際に正社員になった人を見た事がありません。
結局雇用側からすれば「派遣契約して使えそうなヤツ以外は適当に切ればいい」みたいな発想になっているのが現状だと思われます。
私の世代(1978~84年生まれぐらい)は超就職氷河期に就職活動をしていたのでまともに正社員になれた人は稀でした。(なのでほとんどが派遣社員やパート/アルバイトを選ばざるをえない状態)
私は「新入社員予定者に欠員が出た」という会社にラッキーで正社員入社できましたが、今思うとまともな会社じゃなかったな~
(ちなみに半年で辞めました)
で、問題点は・・・
1は本来「ハイリスク・ハイリターン」でなければいけない事です。
派遣社員の方はいつ首を切られても文句を言えない代わりに正社員の人より給料が高い、というのが正常の状態です。
しかし実際は派遣会社がピンハネしまくって、正社員の方より給料が安い方が大多数・・・
(派遣社員の方が貰っている給料の3倍が派遣会社に入っているとか)
これは「ハイリスク・ローリターン」で何ひとつメリットが無い(怒)
2はそもそも働く側のせいでは無いですからね~(怒)
1も2も一個人や一企業が解決できる内容ではありません。
「じゃあ誰が解決の方向に導くの?」といったら、もう国に頼るしかありません。
今更ながら
「雇用対策を行います。3年間で100万人雇用します」と案を出してきましたが、実際に適用されるのはいつになるやら・・・(怒)
(それでもやらないよりは遥かに良いですが)
海の向こうでは大手企業を救済するために税金を大量投入する事が流行っているようです。
「大企業が倒産するとそれこそ大量に失業者が出て、負の連鎖が止まらなくなる」
この理由が
「大局的な視点に立った極めて高度な政治的判断」だと言う事は理解できるのですが、それでも使われるのは
「税金」ですから納得はいかない・・・
誰も望んでいない不景気を抜け出して、誰もが望んでいる好景気になるためにはどうしたら良いんでしょうね~?(泣)
長文、失礼致しました・・・
Posted at 2008/12/04 21:27:12 | |
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