こんな
ニュースがありました。
2009年度の新車販売台数の60%以上がエコカー減税車だという事です。
まあお得なので、新車購入時のこの制度を利用しない手は無いですね(笑)
ただ懸念点が少々・・・
・「エコカー」の定義
軽自動車やコンパクトカーは分かるんですが、エコカー定義の隙間を突いて大型ミニバンや高級車が減税措置を受けるのはどうなんだろうと思います。
(別に定義の隙間を突く事自体が悪いとは言いません。隙間を作ってしまった制度自体が問題だと思います)
・販売台数
景気や社会情勢や個人の都合を除いて単純に考えてみると・・・
販売台数の60%以上がエコカー減税対象車という事ですが、そのうちの半分を「エコカー減税制度があったから新車を購入した顧客」と仮定します。もしエコカー減税制度が廃止になると昨年度の販売台数から3割前後新車の販売台数が減る事になります。
(あくまで単純に考えての話)
ただでさえ毎年普通に新車の販売台数が減っている日本、販売台数をV字回復出来る日はくるのでしょうか?
・お金の出所
一台当たり数十万円の減税です。不景気なので仕方が無いとは思いますが、ただでさえ税収不足なのにますます税収不足に。ではどうするのか? 当然数年後に「増税」という形で私達の元にやってくるでしょう。おそらく車に乗っていない方々にも税金がかかるでしょう。その時までに好景気になって「増税?良いよ良いよ~」といえるぐらいになっていれば良いんですが・・・(汗)
ちなみにこの「エコカー減税制度」を批判する気は毛頭ございません。
お得に新車を購入できるのであればユーザーにとってはありがたい話です。
何より新車販売の60%以上が対象車という事は、裏を返せばそれだけエコに対する技術力が高い証拠でもあります。
またユーザーがエコに対して関心が高いとも言えるでしょう。
ただ数年後に何かしらの「しっぺ返し」が来る事だけは頭の片隅に入れておかないといけませんね~(汗)
このブログは
「エコカー減税対象車は販売台数の6割以上を占める」について書いています。
Posted at 2010/04/29 08:24:44 | |
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