7/20(日)五日目 その2
つづき!
今回、写真が少ないんでね、
北の国から資料館の写真を一枚入れました。
五郎の石の家ですかね?
ドラマの雰囲気ですなぁ♪
さて、場所は富良野駅前のカレー屋「
魔女のスプーン」前。
時刻は12:15。
雨も降ってまいりました。
13時には富良野を出発しないと苫小牧には余裕を持って着きません。
フェリーの乗船手続きは17:30まで。
ここから170キロほどありまして、2006年の時は高速を使って3時間掛かりました。
今回は休憩を含めて4時間を見ております。
長蛇の列の人気のカレー屋は時間的に諦めることにしました。
辺りを見回すと、魔女のスプーンの向かいに一軒のラーメン屋が
あるではないですか!!
「北海道に来てラーメンを食べてないから、丁度いいかもない!」
「
札幌軒」というラーメン屋にて昼食を取ることに決定!
バイクを停め店内に入りますと、
カウンター以外はいっぱいでありました。
老夫婦?が切り盛りしていているようで、忙しく動いております。
カウンターに座ってメニューを確認。
いい具合に安いセット品もありまして早速注文・・・
したいが、「ちょっと待ってて!」とのこと。
待っている間に水を飲みたいのだが、コップが出払っていて無い始末。
ハマったか?
と思いつつ、ココ以外に選択肢がないんで、そのまま待つこと数分。
やっと注文をしまして、一服しつつ地図を確認。
「夕張に行って帰るルートを考えてたんだけど、
時間的に読めないから前回と一緒で、R237を真っ直ぐ降りて
日高経由で高速乗って帰るかい!」
自分としては、鵡川で
本物のししゃもを買って帰りたかったので
時間があれば、鵡川辺りの土産物屋に寄る事にしました。
思ったより早く注文したラーメンが出てきました。
味噌ラーメンとチャーハンのセット。
札幌軒ということで、札幌味噌ラーメン特有の、
濃厚で甘めの味噌を想像しておりましたが、意外にピリ辛で、
酢が入っているのかちょっと酸っぱめの美味しいラーメンでありました♪
「ちっとスッペぞない?」
「ん。でもうめぇない。」
チャーハンも普通の味で、セットのザンギ(鳥の唐揚げ)も美味しい♪
汗だくになりながら一気に食べきり、
やっと出てきたコップで水をがぶ飲み!
「フゥ・・」
満足のいく昼飯でありました♪
外に出ますと、先ほどまで降っていた雨も上がり、
カッパの上着を着ずに走れる様子。
向かいの「魔女のスプーン」の待っている人に注目をされつつ、
12:50、富良野を後にしました。
富良野からはR38とR237を使って南下し、太平洋を目指します。
まずは数百メートル先のR38に行くだけ。
ところが、どう間違えたのかR38をまたぐ形の高架橋に乗ってしまい、
R38の上を走り、行き過ぎてしまいました。
直ぐにR38に乗れるだろうと、地図は先の頁を開いており、
まったく頭に入っておりませんでした。
┐(´-`)┌
ここがDD985という道であることがわかり、
このまま進めばR38と並走して行けるということで、
そのままDD985を走ることに。
左手にR38を眺めつつ、空いている長閑な農道を進むのでありました。
その内、そこから降ってるよ!っていう雨の切り替わりが目の前に現れ、
カッパの上着を着ることに。
ここでは笑って余裕をかましておりますが、このあと物凄い雨と遭遇。
( ´,_ゝ`)プッ
無事にR38に乗りまして、R237に入り、
金山峠という山間に入っていきますとカナリの土砂降りに!!
あっという間に左のブーツがかっぽぐり(水が入り)、
換えの靴下は残っていたかな?と心配いたします。。。
それにしてもすごい雨。
バケツをひっくりしたようなとは、正にこのこと。
濡れたアスファルトが川のように見え、足を上げて走りたいほど!
雨の中の峠を駆け抜け、それでも軽快に走っていますと、
目の前でマジで川が流れているではありませんか!!
ぐえぇ!!!!
人生初のハイドロプレーニングを味わうのでした!
しかし二輪では味わうものじゃないですね!
ススー!っと横に滑っていくんだもん!
ナーんも出来ません!
短い区間であったのでコケずにすみましたが、
冷や汗もんでした!
助かった・・・
雨の日はゆっくり走りましょう!
( ´,_ゝ`)プッ
峠を抜けますと、徐々に雨も小降りになってきましたが、
カッパを脱げる状態ではありません。
左足に水の流れを感じつつ、ひたすら雨の中を走ります。。。
修行ですな!!
すれ違うライダーと、お互いにエールを送りつつ先に進みます。
挨拶をしますと、シールドの奥で微笑みが見えるのはいいですなぁ♪
コチラも元気が出ます!
しばらく走りますと、占冠(しむかっぷ)の街中に入ってきました。
2006年にも立ち寄った、道の駅があるはずです。
富良野を出てから1時間も走っていませんが、
カナリ疲れてしまいましたねぇ。
左手にホクレンのセルフが見えまして、
その向かい、右手が道の駅「
しむかっぷ」であります。
13:40頃かな?道の駅「しむかっぷ」に到着。
この道の駅の駐車場も、屋根があるところや、バイク専用の駐輪場はありません。
空いているスペースにバイクを止め、濡れ鼠のまま施設に入り、スタンプをポン♪
多分、北海道最後のスタンプラリーでございますなぁ。
ちと寂しい・・
これで道内8個押したことになりますね♪
通り過ぎた道の駅は沢山ありましたけどね!
北海道の道の駅は、スタンプ帳を見る限り、104ヶ所あるようです!
前回はこの道の駅でソフトクリンを食べましたが、
今日は雨だし、寒いし!!そんな気分ではありません!
気温は今日も17℃!
「
いやぁ、さっきの雨は怖かった!水に乗ってスライドしたよ!!」
「雨の日は気をつけないとダメだない!」
雨の降る中、新品だったはずが、ちょっと貫録が出てしまった地図をめくり、
この先を確認。
平取(びらどり)辺りのセイコマで休憩することを確認し、
出発することに。
ただ今の時刻は 13:50。
2006年のときは、結構時間が押しておりまして、
心の余裕もなく走っておりました。
あの時は、黄色いホクレンのフラッグが欲しくて、
給油のタイミングもずらしちゃったしなぁ・・
あんちゃんのガソリンが切れそうでドキドキしたなぁ。。
まぁ、それよりも1時間早く富良野を出たことによる余裕がありますな!
苫小牧には結構余裕で着けるはず♪
ここから先、それほど雨も降っておらず、結構気持ちよく走れました。
途中、無線を発信できる唯一のヨッチャンが叫びます!
「シカー!」
ドキー!!!!
ワタシはまったく目に入っておりませんでしたが、
林の中?に小鹿が居たんだそうであります。
おぉ、ここいらも野生動物危険区域!
気をつけて走らねば!!!
日高に入り、牧場が目立ってきました。
雨上がりの牧草地に沢山の馬が見えました。
サラブレッドを育てている牧場が多いんですな!
そういや、サラブレッド街道って名前の場所がどこかにあったっけ?
ここら辺になりますと、バイクとすれ違うのが多くなってきました。
皆さんカッパを着ておりません!
挨拶も元気であります♪
苫小牧から来たのでしょうか?
あっちは雨が降っていないのかな?
現在、雨は降っていないのですが、霧というか霧雨状態でありまして、
走っていれば少なからず濡れる状態でありました。
これから先は大変だけど、
ガンガレー♪
二風谷湖(にぶたにこ)が見えてまいりました。
ここまでくれば、太平洋までもう少し♪
「JOKERのカギが曲がったホクレンだね!」
とヨッチャン。
よく覚えているなぁ。
2006年のときに最後に寄ったホクレンSSがありましたが、
ここは休みでしたね!
ココはツーリングマップルには載っていないホクレンでございます。
さて、右手に
平取のセイコマを発見♪
休憩することにしました。
時刻は15:00。
この寒い中半袖半ズボンの地元の人を眺めつつ、コーヒーをすすります。
アイスコーヒーだけど。( ´,_ゝ`)プッ
しばらく休憩していますと、駐車場に一台のバイクが入ってきました。
女性ライダーであります!!
(よろこぶな!)
バイクはバリオスだったかなぁ?
20代前半と思われる小柄な女性ライダーは、カッパを着ていませんでしたが、
グレーのメッシュジャケットが濡れておりましたね!
「こんちわー!どちらから来ましたか?」
「苫小牧から来ました。今日着いたんです。」
「お!あっちは雨でしたか?」
「雨は降っていないんですが、霧が凄くて・・・」
しばししゃべったあと、女性ライダーはセイコマに入ってきました。
「やっぱしカッパは脱げねぇない。」
「んだない。一人旅かない?」
「んだばい。」
さて、我々は出発しなければなりません。
ただいまの時刻は15:10。
ここから苫小牧まで約50キロ。
普通に走っても1時間ほどで着くはず。
「途中の道の駅の四季の館辺りで海産物でも買って帰るかい?」
無料の高速道路の日高自動車道の入り口は直ぐそこ。
でも時間があるので、高速には乗らずDD沿いにあるはずの
お土産屋でも寄ろうかと思っておりました。
「でも、お土産送るにはタイミングが悪いない!」
「んだね。真っ直ぐ高速に乗って行くかい!」
「そうすっぺ!」
女性ライダーが出てきました。
「今日はどちらまで?」
「日高を予定していたんですけど、もう少し行けるかも。」
と、地図を見ながらしゃべってました。
面白かったのはね、同じツーマップルを持っていたんですが、
地図の尺度というか、距離のメモリがあるじゃないですか。
そのメモリに指を置いて、地図に持って行き、何キロって計ってましたね!
なるほど。ワタスは目カンだす。
「じゃぁカッパは着た方がいいですよ。この先ずっとこんな感じでしたし、
内陸は雨も降ってましたから。」
「そうですかぁ。」
そのうち女性ライダーが着替え始めたんで、我々は出発することに。
「んじゃ、お気をつけて!」
「特に鹿には気をつけてね!」とヨッチャン。
「ん。いっぱい居るから。」 ( ´,_ゝ`)プッ
セイコーマートを後にしました。
女一人旅ってのはどういう心境なんでしょうねぇ?
さて、10キロほど南に進みますと、日高自動車道の看板が見えてきました。
予定では「日高富川IC」から乗り、無料区間の「沼ノ端IC」まで行きまして、
苫小牧港を目指します。
ちょっと混雑した「日高富川IC」入り口から無事に自動車道に乗ることに成功!
ここは交通量が多くてちょっと危険ですなぁ。
はぁ、高速に乗っちまったなぁ。。。
なんとなく寂しい気持ちで走ってましたねぇ。
対面通行が多いこの自動車道は、意外にペースが速く、
ウチラのゆっくり走行では煽られ気味。
それでもかまわずゆっくり走っておりました。
霧雨に近い状況ですれ違うバイクは皆さんカッパを着ていません。
スクリーンとシールドがシットリ濡れる程ですんでね、
カッパを着ないとダメですな!
北海道らしい牧場の風景が霧雨のせいで寂しく見えますなぁ。
今回の北海道ツーリングは、ホント天候に恵まれませんでした。
まぁ、それでも楽しかったですけどね!
順調に高速を進み、コンビナートが見え始めました。
降り口までもう直ぐです。
「苫東中央IC」の看板が見えてきました。
予定ではこの後の「沼ノ端東IC」を過ぎ、
「沼ノ端IC」まで行って降りればいいはず。
ところが。
「苫東中央IC」を過ぎ、次の「沼ノ端東IC」の案内の下に、
「無料区間はここまで」とか書いてあった気がしました。
アレ???
なんて書いてあった??
06年の時はポンチについて行っただけだけど、「沼ノ端IC」まで行ったよな??
混乱しましたね!
走りながら後ろを振り向き、ゼスチャーにて見た?
と聞いたところで、伝わるはずもなく、
よく解らないまま、「沼ノ端東IC」出口で降りよう!と合図しました。
くぅ、無線が使えていれば!!
車もジャンジャン降りてますんでね、間違いではなさそうですが、
よく解りませんでしたねぇ。。
取りあえず高速を降りまして、高速と並走して走るR235を走っておりました。
2006年のときは、ループして降りた覚えがありますので、
明らかに違うICでありました。
信号で停まったタイミングで、
「前は沼ノ端で降りたぞない?ここ違うよない?」
「なんだか解んねぇない!」
無料の日高自動車道を、訳も解らず「沼ノ端東IC」で降りてしまいましたが、
取りあえず地図を確認しますと、R235からR234に曲がりまして、
真っ直ぐ進めば苫小牧港に着くはずであります。
(結論から言いますと、現在は「沼ノ端東IC」で降りるのが正解のようです)
しばらく進みますとR234沿いにガソリンスタンドがありまして、
最後の給油をすることに。
苫小牧昭和シェル
走行距離 224.1km @187.0円 燃費27.3km/L
北海道での最後の給油であります。
R234が直角に曲がる沼ノ端交差点から、DD259に入りました。
デカイ化学工場が目立つ片側4車線?の広い道路を進みます。
この辺からまたも雨が降ってきましたねぇ。。
小降りではありますが、最後まで雨。
左手に「苫小牧フェリーターミナル」の看板が見えました。
ラストランです!!!
さみしー!!!
ってところで
つづく!!