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営業部からモーターヘッド編集部に異動して2ヵ月。

仕事内容が変わったのはもちろんだけど、
日々の生活の中でもっと大きく変わったことがある。



電話が鳴らなくなった(笑)。



営業部の時は、やれ「企画の内容をもっと詳しく教えてくれ」とか、
「広告オーダー入れたのに、まだ編集部から取材の連絡が来ない」とか、
「広告料金、もうちょいなんとかならんか」とか、
「つぎの別冊の企画書、いつ送ってもらえるの？」とか、
「クライアントからこんなリクエストがあるんだけど、編集部に伝えてくれ」とか、
もうね、そんな電話がひっきりなしにかかってきて、
デスクワークしてても営業で外回りしてても、落ち着かないったらありゃしなかった。

それも担当する雑誌が1冊だけだったらまだしも、
オプションにGワークスにハイパーレブに…と、少なくとも3冊、
それ以外にスタイルワゴンやKカースペシャル、
場合によっちゃあゲンロクだモーターヘッドだと、
クルマ関係の雑誌はすべて守備範囲だったわけで、
そういうのが同時進行してるから、もうアタマんなかはグッチャグチャ。

そんな状況にも関わらず、さらに追い打ちをかけるように、
オレの意思とはまるでカンケーなく電話が鳴り続ける。

…営業部時代の3年間は、そんな毎日だった。

それが、モーターヘッド編集部に異動になった瞬間、どうだ。

基本的に編集部の仕事の進め方としては、
こっちでネタを探して先方にアプローチ。

そこで取材の段取りを組むという流れであるからして、
たとえば取材予定車両がトラブったなどのアクシデントや、
取材内容＆時間＆場所とかに関しての確認でもないかぎり、
先方からの連絡ってのは、まずないのだ。


これは精神衛生上、
非常によろしい(笑)。


実に毎日がおだやかだ。


スケジュール的にパツパツなのは編集だから仕方ないし、
そこは自らが望んだところでもあるわけだから、
ネガティブにとらえることはまったくない。

なわけで、今日は昼間デスクワーク＆夜取材、
明日あさっては午前中～午後イチ取材…ってな予定だ。