節電のために木金休みにしたのに、良いのか? いまのとこ、日産とホンダ。 会長は日産だ。 まぁ、稼働は限定的だが。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー志賀自工会会長「休日稼動は悪いことでない」 2011年6月20日(月) 17時23分 日本自動車工業会の志賀俊之会長は20日の定例会見で、7〜8月の間に休日となる木・金曜日に会員メーカーが一部操業することについて、「生産が増えることは決して悪いことではない。むしろ喜んでいただけること」と語った。 志賀会長は、休日シフト後の休日稼動についは日産自動車も一部で行う予定にあることを明らかにした。しかし「各社ともしっかり管理して節電に取り組むし、休日に連続して稼動することは想定していない」と、ピーク対策に支障を来たすことはないとの考えを示した。 自動車生産は、業界の想定を上回るペースで回復しており、志賀会長は生産が増えることは「雇用にも日本のGDP(国内総生産)にも、被災地の復興にも必ず寄与できる」と強調した。 会見では記者の質問がこれに集中したため「いいことをして怒られているような気がする」と笑った。 《池原照雄》 【新聞ウォッチ】ホンダが火付け役? 夏の節電で足並みの乱れ 2011年6月20日(月) 10時15分 日本自動車工業会が業界に先駆けて夏場の節電対策のため、7~9月の3か月間、土、日曜日に出勤、木、金曜日を休業とする「輪番操業」について、早くもメーカーの間で足並みの乱れが表面化しているという。 その火付け役となったのはホンダで、7月に休業日とする予定だった木曜日に一部の工場を稼働させるという。19日付の産経、東京、日経などが報じているが、「部品の製造が追いつかないため」としている。 鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)のエンジン部品、浜松製作所(浜松市)の変速機の製造に携わる計約150人と、熊本製作所(熊本県大津町)の発電機部門の約150人が対象で、7月の木曜日2日間を稼働日とするが、8月以降は未定のようだ。 さらに、きょうの産経や共同通信などが、7月から休業するとしていた木曜日と金曜日について、日産自動車の幹部のコメントとして「生産が追いつかなければ操業はあり得る」と話したと伝えている。 日産は、電力消費量を通信回線で管理する「スマートメーター」を導入。木、金曜日に操業する場合も、一部にとどまるため通常よりも電力使用を抑制できるという。ただ、「志賀俊之最高執行責任者が自工会会長として木、金曜を休業にする節電対策を進めた経緯があり、稼働する際は丁寧な説明を求められそうだ」(産経)としている。 足並みの乱れが表面化した背景には、東日本大震災で調達が困難になっていた部品の供給が正常化しつつあり、各社とも震災以前の水準までほぼ回復しているためだ。「1日でも早く、1台でも多く、お待たせしているお客様にお届けしたい」(豊田章男・トヨタ自動車社長)という思いもある。 もっとも、自工会が決定した「輪番操業」には、強制力も罰則もない。各社ともジレンマを抱えながら夏場の節電対応に頭を痛めている。 《福田俊之》