三菱自、ストイキ式直噴エンジンを再開-三菱電と共同開発 三菱自動車はシリンダー内に燃料を直接噴射して点火する直噴ガソリンエンジンの開発、生産を再開する。同社は06年に「GDI」と呼ぶリーンバーン(希薄燃焼)方式の独自直噴エンジンの生産を中止したが、次世代型としてストイキオメトリック(理論混合比、ストイキ)燃焼と呼ばれる方式を採用する。三菱電機と共同開発する見込み。実用化時期は未定だが、スポーツカーの「ランサーエボリューション」の次期モデルに搭載する方針だ。 三菱自は96年に低燃費が売りのGDIエンジンを開発。看板技術として排気量1800cc前後から同3000cc以上のエンジンまでほぼ全面的に直噴技術を採用。「ギャラン」や「パジェロ」などの主力車種の販売増につなげた。