その時が来れば200円足らずのワシャーが、おまえを助けてくれる・・・
その日は突然やって来た。
目的地まであと20-30Kmといったところ。側道からメインの道路に出て
アクセルを踏み込んだ。ハーフスロットル位。
たまたまブースト計に目を遣っていた。針が1.1を指した時バッシュといった音がした。
と同時に加速が鈍る。やばいパイプ抜けか?ミラーを見るが黒煙は出ていない。
再度アクセルを踏んでみる。加速する。さらに踏み込んでみるとブーストが0に
近づくとパワーダウンする感じ。ベタ踏みしてみてもダメ。
バンドとかが弛んでいて、正圧になると抜けているのだろうか・・・
車を停めてエンジンルームを見てみるが、異常はないようだ。
あのことが頭を過ぎったが、まさかね?
日没が近いので目的地へ向かう。
翌朝確認のためサクションパイプを外してみる。あちゃー、タービン逝っちゃってる。
以前WEB上で、タービンブローした時にオイル漏れがして、マフラーから白煙が出た。
という記述を見てた。今回白煙は出ていないが、気になってオイルレベルゲージを
抜いてみた。ローレベルより1cm下だった。確実にオイル漏れしているよ。
どうする? 自宅まで400Kmあるよ。ディーラーへ持ち込むか? そうすると
取りに来ないといけない? まぁ、そこそこ弄ってあるので、初めてのディーラーに
出したくない。 考える・・・・オイルを補給しながら走る?・・・漏れるペースが
判らない。・・・良い案はないか・・・・
オイルが漏れているのは、タービン。そのタービンは死んでいる。タービンへの
オイル供給は必要ない。じゅあ、供給を止めればOK。
早速、エンジンブロックから出ているデバリーパイプから、アイボルトを抜き、
パイプを横に捻り、アイボルトだけをブロクに挿してみる。底着きして締りきらない。
これじゃダメ、オイルが漏れる。DIY店に流用出来る物を探しに・・・・
ネジ売り場に行くとワッシャがあった。材質が鉄、ステン、銅が置いてた。
銅は純正のオイルラインでガスケットとして使用されているので、銅ワッシャを購入。
あとオイルと念のためクーラントを購入。クーラントは直にタービンシャフトと接触
していないので大丈夫と思うが。
ワッシャーを数枚セットしてアイボルトを締め込んだ。良い感じ?
レベルをチェックしながらオイルを補給。2L位入れた。エンジン始動。漏れは・・・
無・・・良い感じ?
エンジンを掛けたまま暫く放置。漏れ無、油温、油圧、水温、OK。
デリバリーパイプにはゴミが入らないよう、ボルト・ナットをセット。
いつもは下道だが、エンジンに負荷を掛けないようアクセル開度を一定に出来る
高速で・・・油温、油圧、水温メーターをチェックしながら帰った。
途中で油漏れチェックするが漏れ無。
坂道はきついけど、大体走行車線を走れた。
まぁ、インタークーラーNA2000という貴重な体験をした。
・・・2度と経験したくない・・・
キット?
装着状態
参考 標準車のエンジン
エンジン単体
純正タービン
注意
先ずは実施する場合は自己責任で。
全てのタービンブローに対応する訳では有りません。
競技中等の高負荷を掛けタービンブレードまで、逝っちゃった場合は、走らせてはダメ。
ディーラーに相談するのが一番
Posted at 2007/04/27 07:18:58 | |
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ハイパーミーティング_2007 | クルマ