インプレッサ、WRX STIをはじめsubaruの多くの車では4WDを採用しています。
この4WD機能は、トラクションの面から非常に特徴があるのはすでにご存じの通りと思います。
4WDのメリットは今回はおいといて、お手軽にFF化する方法をご紹介します。
サーキット走行などでFRになったらいいなとか思う方もいるかもしれませんが、今回のはそういった走りの目的では無く緊急対策用としての機能です。
どういったときに使うかというと、たとえば、
・パンクをして応急タイヤを使って走るとき。
・クラッシュして前二輪もしくは後ろ二輪を持ち上げた状態で牽引して走らなければならない。
・後輪のドライブシャフトなどが壊れて、後輪に駆動力を伝えた状態で走ることができない。
・後輪二輪が宙に浮いた状態で、ボディー下部がつっかえてしまった。
など、基本はエマージェンシーを想定しています。
特に、応急タイヤで走るときは、応急タイヤ一つだけが外径が違っていたりしますので、センターデフに恒に大きな負荷をかけ続けることになってしまいます。
GRB,GVBのSTIであれば、DCCDでセンターデフをデフロックからフリーの状態まで設定可能ですが。
この機能、本来マニュアルにきちんと書かれているのですが、中古で購入したとか、マニュアルを読んでいない人、機能を知らない人もかなり居るようなので。
ヒューズボックス内にある、15番(左から3番目、下から3番目)にヒューズを差し込むだけです。
ヒューズの種類は何でもいいようです。
このヒューズボックスは、運転席右下の小物入れ(もしくはETCユニットを取り付けている方も多いかも)の奥にあります。
15番のヒューズは、標準で空いている状態です。
刺さっていないからといってびっくりしたり、勝手に刺したりしないように。
小物入れのふたは、手前に起こした状態で、ぐりぐりすると簡単に外れます。
予備のヒューズは、エンジンルーム内のヒューズボックスに各1種類ずつあります。
道具も何もいりません。
時々、この空いているところから伝送系の電源をとるために勝手にヒューズをつないでいる方が居たりしますが、そんなことすると、普段からFF状態で走っていることになってしまいますから要注意です。
この機能はインプレッサ以外の他のスバル車にもあるかもしれません。
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Posted at
2015/11/21 14:38:47