1970年代スーパーカー と
デイトナ と
C5コルベット
なんといい響きでしょう。1970。
スーパーカーは、もちろん、
F1・・・ロータスJPSの72Dとtype78、タイレル P34 6輪、ブラバムBT44 1975、Wolf WR1 1977等々
(お気づきの人もいるでしょう。すべてタミヤ1/12プラモで出てます。全部揃えています。)
この時代のF1は、本当にかっこよく、ヒストリー物のDVDを見ると、現在のF1より床下のクリアランスが
大きく、サスペンションが実によく動く。コーナー中のUP,DOWNでは、ジャンピングカウンターで決め、サスは
一発の収縮で車体を収める。・・・くるまが、まるで生き物のようです。
戦闘機はF4ファントム、F14トムキャットが主流。
バイクは、ご存知、Z1、Z2 に CB750FOUR、GT750 2スト3発・・・ 憧れでした。
(今はGPz1100 84年乗り)
さて、スーパーカー
一般車両の1970年、実は、スポーツカー好きにとってつらい出来事がありましたね。
そう1970前半のオイルショックです。
で、その後の排気ガス規制。国やメーカーによって対応はまちまちでしたが、車両の
ダウンサイジング や極端なエンジン パワーダウン 。
(フォードムスタングは74のツーギアから、へ!?っていうぐらい小型化されました。)
このあと、エンジンパワーの表示がグロスからNETに変り、現在 kw,Nm表示。
子供の時、スーパーカーの4000ccクラスのV12が350ps 前後なのに、
アメリカン350V8エンジン 5700ccが180psほどだったのが、不思議でした。
大人になったら、ロータスヨロッパか930ターボ、240ZGかムスタングマッハ1(子供の時から雑食です)
に乗りたいと、思っていました。 ミウラ、カウンタック、BB、ストラトス などは、イナカモンにとって
宇宙戦艦ヤマト ぐらいかけ離れた存在でした。
で、現在まで手にした車両は、金欠だった為、気が付いたら、アメ車路線となりましたが、
アメ車の魅力にドップリはまったのも事実です。免許所得して、初は、72ムスタングマッハ1です。
この経緯を話すと夜があけるので・・・・
次は、81トランザムターボ、S130の280Z、3rdカマロIROC-Z 。そして、現2001コルベットz51です。
さて、ここで、やっと上から2番目のデイトナ写真(某雑誌より拝借)の出番です。
デイトナという名が、デイトナレースで活躍した為の総称で正式名称は、
フェラーリ365GTB4 というのは、ご存知のとおり。
そのGr-4レーシングバージョンで、365GTB4COMPETIZIONE という名です。
1971~1973までに15台生産されました。
このフロントに重い12気筒積んで、見た目にもロングノーズの古典的な前重スポーツカーがレースで、なぜ
早かったか?
この時代にすでにトランスアクスル方式を採用、前後荷重バランスが良かったからです。
スポーツカー愛好者でも、ミッドシップ派とそうでない派がありますが、RRはそのほとんどがポルシェファン
ですよね。フロントエンジンは一般箱車のベーシック搭載として、多く実用的ですが、走行性能は、
リアタイヤにトラクションがかかりにくく、やはり一歩譲る感があります。
このデイトナを知った時、トランスアクスルとはなんぞや、この形式を採用している車両に、すごく興味が
湧いてきました。
1971 Ferrari 365 GTB/4 (Daytona) Competizione
365 GTB4(愛称:Daytona)というロードカーの軽量化されたレース用モデルとして1971年に誕生した365 GTB4 Competizioneは、275 GTB Competizioneと同様にル・マンの24時間レースで大きな成功を収め、72年から3年連続クラスを優勝しました。
生産終了の6年後の1979年にも、365 GTB 4 Competizioneがデイトナ24時間レースで見事な結果を残し、総合2位でレースを完走しました。
エンジン: 4390cc V12
最高出力: 430ps @ 7800rpm
最大トルク: 461Nm@5500rpm
重量: 1240kg
スポーツカーやGTカーでは運動性と操縦性を高めるため、重量物を車両の中心に集めるとともに
前輪・後輪それぞれにかかる荷重を等しくすること(前後重量配分の均等化)が求められる。
しかし一般的なFRレイアウトの車は、重量物であるトランスミッションを最大重量物であるエンジン
直後に配置するため、重量配分がフロント寄りとなりやすい。
前後重量配分を均等化するためには、エンジンとトランスミッションの位置を前車軸に対して後退
させる方法がある。(いわゆるフロントミッドシップ化。BMW、マツダ、日産などで採用例がある。)
技術的なハードルは低いが、元々重量が問題となるようなエンジンやトランスミッションはおおむね
寸法が大きく、
この方法で前後重量配分を均等化するには、ホイールベースの延長か、
車室寸法の短縮かのいずれかとなる。
車体剛性の低下や車重増加を招くホイールベースや全長の延長、あるいは車室やトランクの
圧迫は、スポーツカーにもGTカーにも好ましくない。
そこでこれらの解決策としてトランスミッションをリアアクスル直前に配置する方法が考えられ、
小さく軽くまとめるためにトランスミッションとディファレンシャルギアを一体化したトランスアクスル
が利用された。
このトランスアクスルレイアウトにより重量配分は適正化できるが、
ヨーイング方向やピッチング方向の慣性モーメントは小さくならず、
トランスミッションが車両重心から遠ざかるためにむしろ大きくなる。この点ではミッドシップ
エンジンレイアウトとは大きく異なる。
このレイアウトにも下記の欠点がある。
(一般的なFRレイアウトとの比較) これらの欠点よりも前後重量配分の適正化が優先され、
また対策にコストをかけることの許される高額なスポーツカーやGTカーに採用例が多い。
(#採用モデル参照)
コスト高となること。
プロペラシャフトが減速前でクランクシャフトと同速という高速で回転することになり、
高精度のバランス取りと組み付けが要求されるため。
プロペラシャフトの回転慣性力(イナーシャ)のために、迅速なギヤチェンジがやや困難であること。
クラッチ機構をエンジン側に設けた場合、プロペラシャフトはトランスミッションのインプットシャフト側
の慣性物となる。
クラッチを切った後もインプットシャフトの回転が落ちにくくなり、ギアチェンジの支障となる場合が
ある。
クラッチをトランスミッション側に設けた場合、プロペラシャフトはエンジンのクランクシャフト側の
慣性物となる。
クラッチを切った後のスロットル開閉操作に対するエンジン回転数の反応が鈍化し、
ギアチェンジに待ち時間が発生する。
※ ポルシェ924/944は生産途中で設計変更され、両タイプが存在する。
居住性・快適性が悪化すること。
プロペラシャフトの高速回転により騒音が増大する。トランスミッションの上となる後席では
その振動・騒音も加わり、また頭上空間や座面クッションの厚さが制限されたりもする。
上記のような欠点にもかかわらず国営時代のアルファロメオでは、一般的な4ドアセダンにも
採用していたことは特筆される。(アルフェッタ、ジュリエッタ、75など) またコンパクトカーである
DAF・66(後のボルボ・66)やボルボ300シリーズでも採用されているが、こちらは重量配分の
適正化が主目的ではなく、搭載したベルト式CVTの構造によるものである。
採用モデル
アストンマーチン
DBS
ラピード
アルファロメオ
アルフェッタ
アルフェッタGT
ジュリエッタ(2代目)
75
SZ
DAF
66
フェラーリ
275GTB
365GTB/4(デイトナ)
456
550マラネロ
575Mマラネロ
599GTBフィオラノ
カリフォルニア
FF ※四輪駆動
F12ベルリネッタ
612スカリエッティ
フォード
RS200 ※四輪駆動・リヤミッドシップエンジン
ランチア
アウレリア
フラミニア
マセラティ
クアトロポルテV
グラントゥーリズモ
クーペ、スパイダー
メルセデス・ベンツ
300SLR
SLS AMG
日産自動車
GT-R ※四輪駆動
ポンティアック
テンペスト
ポルシェ
924
944
968
928
トヨタ自動車
レクサス・LFA
ボルボ
66
300シリーズ
シボレーコルベットC5~
代表的なのは、アルファロメオ ジュリエッタ、 ポルシェ928,924,944が有名で最近は、アストンやニッサンGTR
などが採用していますね。
アメ車流れできて、C3もほしかったのですが、C5のコルベットでハンドリングが世界レベルに達したと
聞き、なるほどと思ったのが、足の長いダブルウイッシュボーンサスとトランスアクスル採用ということで
これに乗ろう!と決意しました。
ま、350psをマニュアルで、そして一度は、このてを新車で・・と、 買っちゃいました。
あれから、もう12年経ちます。
追記更新
2016年8月 リオオリンピック中 15年経過 51700km
色がシルバーのままなれど、リアタイヤは、335サイズにオバフェン着けてフロントにリップオバフェン
ハンドルを当時物のようにして、気分だけコンペ車気分でドライブしてます。
このページは、今後も更新していきます。