
私の求めているクルマというのは、アクセルペダルを踏んだ瞬間に反応するクルマなんだなぁ。と、思ってしまいました。
アクセルペダルを 1mm 踏むと、その分の強さだけ進むことも当然、大切だけど、その分だけのサウンドも同時に奏でることが大切。
優しく踏むと優しい音。
ラフに踏み込むとラフな音。
のように、ドライバーの意図するサウンドを奏でることが出来るのが、フェラーリなんだ。
と、ここ数日間、フェラーリ 348 GTS に乗ってみて、改めて、楽器みたいだなぁ。と感じました。
まぁ。音楽は苦手で音痴ですが、、、
ドライバーの意志をそのまま、即座に表現出来るクルマがフェラーリであり、
ドライバーは演奏者でフェラーリは楽器。
ドライバーにセンスがあれば、その技量の分だけ応えてくれるのが素晴らしいことかな。と、思いました。
個人的にポルシェになかなかいけないのは、ポルシェは、世間性も大切にしているクルマ。ドライバーの意志であろうと、すべてを剥き出しにはしないように表現をしてくれるクルマだからなのかも知れません。
しかし、ポルシェ 996 や 997 GT3 には大変興味はあります。この MT の GT3 というグレードだけは別物な雰囲気を感じています。
そして、スカイライン R34 GT-R BNR34 の強大なグリップ力で路面に張り付いている感覚と対照的に、フェラーリ 348 GTS は、常にタイヤが縦に横にと、滑ってるように感じるくらい、ヒラヒラ、フラフラしています。
しかしこれは、テニスにある、スプリットステップのようなもので、どの方向にも素早く動けるような体勢作りをしているように、ちょっとした、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作で俊敏に反応するこの感覚が自然的で楽しい理由のひとつだと思いました。
ただし、これは、もしかしたら、昔からのフェラーリらしいフェラーリにしかないものかも知れません。
直線でも、フラフラするような危うさがあるフェラーリと言われている、フェラーリ 430 までのフェラーリが昔からのフェラーリらしいフェラーリと言われています。
フェラーリ 458 以降は、進化を遂げ、安定感が格段に増したと言われていますので、もしかすると、フェラーリ と フェラーリ以外のクルマの中間の位置にあたるフェラーリなのかも知れないなぁ。と、勝手に想像しちゃいます。
Posted at 2016/11/08 21:21:36 | |
トラックバック(0)