
この世界の中で、日進月歩する中、最新の物や技術が詰まったのが、その時代のクルマである。
しかし、クルマは、最新の物質や技術で創り上げられていれば、それが、良いとは一概には言えないのではないかな。と、思います。
今のクルマって、昔に比べて、エンジンひとつ取っても魅力が低下しているような感じを受けます。
エンジンのサイズに対して、パワーやトルクは昔より格段に良くはなってはいるが、創り上げた職人の魂のカケラのようなものがあまり感じられなくなってきているように感じます。
様々な技術が進化して、エンジン付近からの音さえも、サウンドクリエイターのようなサウンドチューンを施したクルマが10数年前から登場し始めました。
確かに、雰囲気はあって良いが、エンジンそのものから発せられている音とは、やっぱり何かが違うんです。
サウンドチューンがわるいわけでは無いです。
BMW Z4 3.0 が登場した時。運転してみて、素敵と思ってしまいました。
信号待ちのアイドリングでも勇ましさを感じたくらいです。ただ、エンジンからの息吹というか、直接的ではないような違和感に、満足出来ないのだと思います。
そして、フェラーリ 348 GTS に乗ってみて。
クルマは加速力や最高速などの絶対的な速さ以上に、他の魅力が大切だなぁ。と感じます。
それは、新しい。古い。
関係無しにあるものであり、人それぞれによっても、また違うものだとも思います。
そんなこんなんで、フェラーリ 348 GTS とは、これからも付き合っていきそうだなぁ。
と。。。
たぶん。フェラーリ 348 オーナーは皆。。。
新しいフェラーリやランボルギーニなどにも興味は当然あるが、フェラーリ 348 以上に本当に楽しくて満足いくのだろうかぁ?と、いう想いも同居しているのではないだろうか。
と、思います。
世間一般では、エンツォ フェラーリ 氏 亡き後、ルカ デイ モンテゼーモロ 氏 にバトンタッチした直後の迷いの中、生産販売されたのが、この フェラーリ 348 シリーズ。
ホンダ NSX の登場もあり、この フェラーリ 348 シリーズ は、早々と登場したが、登場はしたものの、登場後早々と時期モデルにモデルチェンジを行わなければならない状況もすぐにあったのだろうと思われます。
フェラーリ 348 は、ホンダの技術を得て、5バルブ エンジン として、燃料消費や耐久性を多少犠牲にして、より大きなエンジンパワーを得ました。それが、フェラーリ 355 シリーズ。
ホンダ NSX シリーズ を相手に闘える戦闘力も兼ね備えました。
このフェラーリ 355 シリーズ には、初期モデルから中期モデル、後期モデルとありますが、噂では、初期型モデルが一番パワフルと言われています。
時代の環境に対する考え方や、耐久性の問題もあり、後期型に以降する中で、空力技術を進化させた分、エンジン出力を低下させ、耐久性を稼いだのでは。という部分さえ感じます。
しかし、このように、フェラーリはやっぱり、闘争本能いっぱいで、他の同じクラスのクルマには負けたくない。と、言ったような雰囲気が誰にでもわかるくらい表面に出ています。
こういう時代のフェラーリって。。。
やっぱり、熱くて好きです。
きっと、こんなフェラーリが好きな方が、フェラーリ 348 を現在(いま)でも乗っている方々なのかな。と、勝手に想像しちゃいます。
※フェラーリ 348 や 355 に対する考え方は、私の個人的なものになります。
Posted at 2016/11/10 01:23:59 | |
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