
スカイライン R34 GT-R BNR34 が、純正のセラミックタイプのタービンブローから、エンジンブローした際に、エンジンをバラした際のことを思い出して。。。
なぜ、こんなことになっていたのか、わからないことがありましたので、自動車整備の先生に話して教えて貰いました。

ピストン表面が1番から交互に、真っ黒、ピカピカ、真っ黒、ピカピカとなっていました。

これは、直列型エンジンでも起こりうる現象とのことでした。
※実際に起こっていたことなのですが。。。

燃料噴射には、グループ噴射方式とシーケンシャル噴射方式があるのですが、以前は、純正ECUに加えて、HKS F-CON is が装着されていました。
もしかしたら、燃料噴射がグループ噴射方式になっており、それが影響して起きたことかも知れません。
直列型6気筒エンジンの場合は、1番3番5番グループと2番4番6番グループに分かれます。
その場合、片側の燃料噴射に問題が生じた場合は上記の写真のようになることが考えられるそうです。
以前、調子がわるかった際には、アイドリング時には、850回転程で異常な振動も無く、凄く安定したアイドリングでしたが、エンジンの冷感時に、4速、5速、6速などで、2,000回転前後くらいでの巡行は問題無く走行出来ていましたが、水温が上がり暖気を終えると、巡行時に、ガクガクとなり、エンジンがスムーズに回らない&トルクが無い症状がありました。
4,000回転くらいまで回転を上げたり、加速中には、ガクガクは起きなかったのです。
2,000〜3,000回転付近での一定のエンジン回転数での巡行時にとにかく調子がわるかったのです。
しかし、エンジンチェックランプの点灯はしていませんでした。
これは、まさに、エンジンの冷感時には、燃料の増量噴射が起きているから、エンジンはスムーズに回転していたが、水温が上がりエンジンの暖気運転が終わると、その燃料の増量噴射が終わり、燃料が極端に少ない状態がピストン表面の綺麗なグループに起きていたのではないか。と、いうことでした。
なので、あるエンジン回転域においては、ほぼ、3気筒エンジン状態に近い状態になっていたのかも知れません。
そして、もしかすると、片側の燃料噴射グループの燃料噴射が正常ではない為に、もう片側の燃料噴射グループがフェイルセーフ機能で、燃料を増量して何とかエンジン回転を保ち走れるように頑張っていたのかも知れません。だから、片方の燃料噴射グループは、燃料が濃くカーボン付着が多かったのかも知れません。
※ Fail safe フェイルセーフ とは、
今回の場合は、燃料噴射に問題が生じて、エンジン回転を正常に保つことが出来ない場合に、今の状況の中で、何とか正常にエンジン回転を保つ為に制御が働くことです。
また、完全にシリンダーになどに問題が生じて、故障と判断した場合には、クルマとして最低限必要に走れるようなモードにする、バックアップ機能も存在するようです。
この場合は、エンジンチェックランプも点灯すると思われます。
ただし、何に問題があったのかは、今となっては判断は出来ません。
ダイレクトイグニッションやインジェクターに不具合があり、機械的な問題で起きていたのか、ECUによるセッティングによる燃料マップ自体に問題があり、このようなことが起きたのか、わかりません。
ただ、エンジンの各シリンダーで動力を得る為の爆発には、燃料、空気、点火が必要であり、燃料のグループ噴射方式によるものは、何らかの形で影響はあったのかな。と思います。
ちなみに、燃料のシーケンシャル噴射方式の方は、各気筒ごとに最適な燃料噴射の制御が行われます。
一般的に、燃料のグループ噴射方式は古い設計のクルマ、燃料のシーケンシャル噴射方式は新しい設計のクルマで使われている場合が多いかと思われます。
Posted at 2016/04/26 21:50:22 | |
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