
清水草一氏が再度、フェラーリ 348 を購入されたこともあり、フェラーリ 348 について少し思い出しながら考えてしまいました。
私自身も清水草一氏の影響を受けた者の一人だと思います。
しかし、フェラーリ 348 は真っ直ぐ走らない、危険、欠陥車などと言われていますが、私はそういうふうには思いません。
真っ直ぐ走らないという意味では、私個人が感じたのは、単独で走っていると案外安定しています。下手なクルマより断然安定してます。
私が所有した中では、アルファロメオ 156GTA MT の方がよっぽど怖かったくらいです。
そして、私が感じた真っ直ぐ走らないというのは、ステアリングのキックバックで突如何処かに飛んでいくとかいう類いのものではなく、ある速度域に達した状態で前方に他の車両がいると、真っ直ぐ走らなくなることを感じました。また、曲がりくねったトンネル内で、出口が見えた瞬間などに挙動が乱れたりすることがありました。
これは、おそらく、このフェラーリ 348 は、空気の流れに過敏なのかも知れないとその時に感じました。
ちょっと矛盾しているような説明になりますが。。。
特別、ダウンフォースを発生させるようなパーツも装備されてはいないが、空力的にはおそらく空気の流れに頼っているボディ形状なのだと思います。
しかし、空気の流れに頼っているということは、空気の流れに変化が生じた場合、それに反応しちゃうんだと思います。
上で言ったように、前方に車両がいたりして、追走している状態だと、前方の車両が車線変更などで移動すると、なぜか、自然と同じ方向や反対側に吸い寄せられるようにクルマが動いたり、急に不安定になったりすることがありました。
この感覚は、あんまり他の車種では感じたことのない感覚でした。
あとは、基本的には下りコーナーは不安定な感じを受けます。
しかし、これは、三菱 アイ 4WD でも感じますので、こちらは車両の重心やバランスと駆動方式のベースによるものだと思います。
一般的には、足回りやボディ剛性が低いとも言われていますが、高速域からの急な減速をしても、ステアリングが真っ直ぐではなかったりすると、不安定な挙動になったりしますが、ステアリングが真っ直ぐな状態であれば、スバル レガシィ B4 よりも足回り剛性などはしっかりしていると思います。
おそらく、スバル レガシィ B4 もそれほどボディ剛性や足回り剛性が低いわけではないと思いますので、一般道で走る分には、フェラーリ 348 のボディや足回り剛性も特別問題なレベルではないと思います。
また、個人的には、フェラーリ 348 は エンツォ フェラーリ がまだ生きていた時にギリギリで設計に関わった、目を通しただけ程度かも知れませんが、エンツォ フェラーリが最後に関わったモデルで エンツォ フェラーリ の血が入っている最後のモデルだと思っております。
他のライバルメーカーが新型車両を発売する中、開発から市販化までの予定を早めたりで、まだ未完成なプロトタイプ感で発売した部分もあるのかも知れませんが、そういう負けず嫌い的な部分も、フェラーリ らしいな。と思える フェラーリ だと思います。
フェラーリ 355 では、Vバルブになり HONDA の血が入り、性能は飛躍的に上がりましたが、ちょっと、フェラーリ ぽくないのでは。ちょっと違うかな。と思ったりします。
実際に走ると、日産 R35 GT-R のように素晴らしいのですが、何だろう。。。フェラーリ ってこれでいいのかな。と思う部分がありました。
それは、きっと、私の中での フェラーリ のイメージはこうであって欲しい。というものとの比較なのだと思いますが。。。
あとは、やっぱり誰でも簡単に運転出来るクルマより、癖のあるクルマの方が楽しい気がします。
そして、フェラーリ 348 は人馬一体ではない馬とも呼ばれたり、実際にそう感じる部分はあります。
しかし、それは誰でも人馬一体であることが素晴らしいと前提に考えると、そう思われるのかも知れませんが、フェラーリ 348 は、人馬一体になる過程を楽しめるクルマだと思います。
アクセル、ブレーキ、クラッチ、ギア、ステアリング、全ての操作でのクルマの動きを敏感に感じながら丁寧に操作して、正にクルマと対話しながら走らせる必要があるクルマ。
それが、フェラーリ 348 だと思います。
だからこそ、生きもののように感じる部分もよりあるのだと思います。
など、色々と思い出していました。
フェラーリ 458 イタリア に行く前に、今一度、フェラーリ 348 GTS に乗るべきなんだろうなぁ。
とも思ってしまいました。
あとは、先日乗った、チューンド R35 の 1200PS
クラスで、足回りのブッシュをピロボール式のブッシュに交換したクルマは、一般道では両手でしっかりステアリングを握ってないと運転出来ないクルマでした。
路面の凹凸であちこちに振られるんです。
しかし、サーキットに持ち込むと、思いのままに動くようでした。
そのように、もしかしたら、初期型の フェラーリ 348 、もしくは、清水草一氏の フェラーリ 348 は、足回りのブッシュなども違うのかも知れない。と、思いました。
そのくらい、ブッシュひとつでクルマの性格は変わってしまうくらいの変化もあります。
色々ありますが、個人的には、フェラーリ 348 は、355 よりスタイル的にはお洒落だと思っております。
で、エンジン周り一式の整備に出して、しっかり乗ってみたいな。と思っているところですが、、、今は、ゲームの 仁王2 や どうぶつの森 で楽しんでいて、スカイライン R34 GT-R BNR34 すら、まともに乗っていない状態が続いています。
Posted at 2020/04/07 01:39:45 | |
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