インドのアレがスパイシーな件

黒く塗ったらﾉﾘさんの車に似てなくもない？

発表から4月25日の予約締切までの約1か月間に、ウェブサイトには約3000万件のアクセスが殺到。
販売店には実車をひと目見ようと約140万人が押し寄せ、約61万人が予約シートを購入、実際に予約を済ませたのは20万3000人。
“世界最安車”タタ ナノ、第1号車を納車

・・・ご存知のとおりインドの『ナノ』は安価で小粒な車だけど、さすがに国のサイズが違うとスケールがデカい。それだけインド庶民に期待されているのだなー。

単純に比較対象とするのは正しくはないけど、同じく話題性があった日本の車から下の２台の情報と、この２０万３千というのを数字的な意味で比べるなら…

　　新型プリウス
　　→ 　予約開始１カ月にあたる３０日に５万台前後に達する見通し。
　　新型インサイト
　　→ 　発売１カ月で、受注台数が当初目標の３．６倍の１万８０００台に達した。

・・・ケタ違いの予約台数。
いいねーインド、勢いがあるよ。

その「ナノ」の第１号が納車されたらしい。
個人的に外車にはあんまし興味無いんだけど、コレは何となく嬉しいニュース。

ちなみに、当初憶測で随分叩かれていたけど。
［動画］世界最安車、タタ ナノ…欧州衝突テストの結果は？

予想に反してキャビンはまったく変形せず、安全性も申し分ないレベル。
あくまでテストではあるけど、中国製の糞みたいな外見コピー車とは比べものにならない。




シンプルで必要十分、どこか隙間だらけの外装もゆるゆるでキュートだ。
極限まで製造時のCO2排出量を削った、と言えなくもない。



全長3100×全幅1500×全高1600mm ５ドアハッチバック／624cc２気筒ガソリンエンジン（35ps/5250rpm ・ 4.9kgm/3000rpm）／最高速 105km/h／燃費 23.6km/L。

これでリアエンジン、後輪駆動の4MT、車重は６００Kg。
内装やエンジンユニットも意外に綺麗な造り。

これで11万2735ルピー（約21万7000円）、そりゃ売れるわ。

実際、皆が警戒するほど安全と引き換えのコストダウンではなく、限界設計でMAX75km/h程度らしい。
日本で言えば４０～５０年前ぐらいの道路事情（てんとう虫～Nｯﾂｺﾛ程度？）を想定してる感じ。
なんかホノボノしてるし夢あっていいよね。
むしろメンテ性とか、極端な部品の共通化で削り取った部分が大きいみたい。

これでワンメイクレースとかやったら面白いだろうね・・・。