
新年あけましておめでとうございます。
2018年8月に北海道を軽トラックに自作キャンパーユニットを積載して旅してきたのですが色々あってまとめないまま年を越してしまいました。
新年になってしまいましたが、ざっくりと旅行の記録を日記にまとめてみました。
(mixiに友人限定でアップしたのの改変版になります)
きっかけは昨年の酷暑で、事務所でエアコン入れてても熱中症になりかけた事。
7月20日頃に耐えられなくなって衝動的にフェリーをWEB予約。
8月5日の新潟港~小樽航路のフェリー「アザレア」号に乗船。翌日朝6時頃に小樽に上陸。
シングルベッド用のポケットコイルスプリングのマットレスと岩谷のガス・12V・100V三電源式冷蔵庫と250Wの太陽光発電設備を搭載。
MacbookAirとモバイルルーターからVR機器Oculus Goなどガジェットを8つほど持って行く廃人ぶり。
屋根のベニヤ板が2枚腐っていたので張替えました。
やはりベニヤ板の耐用年数は4年ぐらいと思った方が良いみたい。
試しに真ん中の一枚をアルミ複合板にしてみましたが、今度は断熱材無いと輻射熱地獄になることが判明。40mmの断熱材を天井に入れてます。
小樽港到着後の午前中はフェリーターミナル駐車場にて屋根の防水作業をやってましたw
浸水した側面のベニヤ板から謎の草ならぬキノコが生えていて笑えます。
200W分の太陽光パネルを追加しましたが、小樽港到着後に近くのかつない臨港公園駐車場にて車中泊しながら取り付けを行いました。

出発前にユニットの修理をしていたものの、午前10時以降は酷暑で作業できず、小樽到着後3日程港周辺で修理作業。
それでも小樽運河観光もして昼間から小樽ビールの醸造所兼観光施設でビール飲んでました。
道の駅とうべつ、道の駅しんしのつでドアからの雨漏り対策でシーリング作業をしたり、ガス冷蔵庫を走行中や睡眠中でも使えるように換気用ルーバーを取り付け冷蔵庫台をステンレス板で防火対策したり。
電動インパクトドライバーや電動ドリルも活躍(汗)。充電はすべて太陽光発電で賄えました。(親戚の家以外では全て太陽光発電で賄えました。)
小樽から札幌へ、太陽光発電システムの配電盤の足りない部品を買った後、狸小路を観光。ヒグマの大きさと爪みてビビったり。

お盆は上富良野の従兄の別荘に4泊させていただき、雨降りだったので持ち込みなってしまった仕事を片付け。その後は日の出キャンプ場泊。(8/12~16)
あまりにも寒かったので下ろし忘れて積んであった冬用の革ジャケットを着る始末。
3シーズン用寝袋と毛布では足りない。
美瑛でも15年振りぐらいに自転車旅行で止まったライダーハウス『蜂の宿』にもお邪魔してきました。
車だけど自作キャンパーってことで500円払って駐車場で車中泊させてもらえました。(8/17)

旭川でお客さんのお店へ挨拶してから日本海へ抜け増毛駅跡で車中泊。(8/18)

8/19は羽幌町道の駅ほっと・はぼろ泊。
初山別村のみさき台公園キャンプ場(8/20)で車中泊。
日本海沿いを北上、オイルトン風力発電所を見たりしながらノシャップ岬を目指す。
道中、ゴロゴロと転がる牧草ロールも壮観。
稚内ではライダーハウスが満員で泊まれなかったのでホタテとイカ焼きを食堂でいただいて、稚内市の森林公園キャンプ場泊(無料だが分類してゴミ捨て可能)。
朝トイレに行ったら鹿が2頭草を食んでいた。
2日間宿泊したが2日目は天候が回復したので上陸後初めてテントを張った。
(8/21~8/22)

23日は雨続きだった天候が回復したので宗谷岬へ。
快晴とはいかなかったものの青空も撮影できた。
ただし台風が2つ宗谷岬を目指す針路で接近中だったため、宗谷丘陵泊をやめてオホーツク海側を南下開始、深夜のエサヌカ線を突っ走った。
深夜で街灯も無く何も見えない、時々唐突に直角クランクがある危険な道でした(笑)
鹿の群れとニアミスしてヒヤヒヤしたり。

クッチャロ湖で一泊(8/23)して紋別に到着。
道中に道を譲った黒いセダンが、先の方で覆面パトだったようで地元の軽自動車が捕獲されてるのを見た。軽トラックでトコトコ走ってて良かった~
紋別でパワーが出なくなってディーラーで車のクラッチ修理で2泊ほどしたが、本当にクラッチが原因だったのか不明。
走行距離計が18万キロ弱なのでエンジン弱ってるのかも。
修理待ち中に観光用の砕氷船の無料乗船イベントに遭遇するという幸運!(~8/25)
上湧別あたりの五鹿山公園キャンプ場(8/26 LTE電波無しで仕事出来ず)と上湧別の道の駅かみゆうべつで2泊してから網走を目指す。(8/27)
このあたりであまりにも寒いのでショッピングセンターで夏用の羊毛掛け布団を購入。
店員さんには「こちらの冬用羽毛布団がお勧めです(ニッコリ)」と高いのを薦められたが辞退して安く済ませた。
途中のコンビニで以前に取材された学研のDIY雑誌『ドゥーパ!』の読者という若者のバイク乗りに遭遇。
2人で記念撮影するなど。

網走湖湖畔の呼人浦キャンプ場に2泊。(8/28~29)
中日は網走監獄を見学してきた。
晴天のおかげでバッテリーがようやく満充電になった。
カーナビ代わりのタブレットの充電をUSB充電からワイヤレス充電に変更してみた。
スマホ用の充電台だと位置が合わなくて充電されないので分解してコイルと回路だけプラ板に貼りつけて充電できるようにした。
兄から電話連絡があって、老母が不摂生な食生活をして胆結石になって入院するので帰って来いコールw
GWは父が初日に亡くなるハプニングあって四国一周旅行流れるし家族の妨害が酷い。
網走から知床半島へ羅臼経由で釧路へ行く予定を変更して早めにフェリー乗り場を目指すルートに変更。ただしどういっても相当な山越えルートになるので満載状態の軽トラだと高速道路は却下になる。
美園峠は標高455mで信州住みとしては峠の範疇に入らないので、北見市から帯広方面を目指すことにした。

30日の晩は北見市を通過して御園峠を越え、陸別の道の駅で車中泊。
ここは2万円で陸別駅構内で気動車を体験運転出来る鉄道マニア垂涎の地。
さらに3万円で1駅区間を気動車運転出来るので、神奈川から飛行機で通い詰めて200万円つぎ込む猛者もいたそう。
本別で母の従弟が酪農牧場を経営しているので挨拶に寄ったらずるずると2泊することに。(~9/1)
今年の夏は牛舎の二階を貸してやろうと言われたので、夏季事務所にしてキャンピングユニットのワークショップでもやろうとか考え中。
(昔は飼料を保管していたが現在は牧草ロールを地面に平積みなので使われていないとのこと)

十勝平野を南下して襟裳岬に到達。本別から襟裳岬経由でむかわ町の道の駅まで300km近くを1日で走破。(9/2)
車だと自転車より行動半径広いのを実感したが、クラッチの踏んだ感覚が変わってきてヤバイかも。
なおむかわ町はこの3日後に近くで大地震が起きたところ。

苫小牧からのフェリーを予約しようとフェリーターミナルに行ったもののフェリーが鈍足で新潟港手前で台風と鉢合わせになりそうだったので予定を変更。
途中の千歳でまた営業してから小樽港を目指したものの、フェリーが満室で乗れずに翌日の予約をして小樽公園駐車場で車中泊することに。
夜8時頃に地元のオジサンから地飼いの鶏卵を1ダース半もいただく。フェリーに乗る予定だったので、半分はゆで卵にした。(9/3)
9/4の朝、フェリー会社より台風による欠航のお知らせが。
夜は強風が吹き始めたので野球場の鉄製の頑丈な外壁の風下側にピッタリくっついて駐車。飛んできた木の枝でアルミ外板がへこんだ被害で済んだ。
9/5にようやく、運航再開のお知らせ。フェリーの手続き時に電源が+1000円と知って法人名で申し込んだら困惑した顔の誘導員にトラック甲板へ案内されてしまった。(右下の写真)
手前に競馬輸送車がいて、競馬さんの顔が見えた。
9/5夕方に小樽を出航。20時頃に急患発生で天候によりドクターヘリが着艦できず小樽港にUターン。0時頃に再出港。
朝6時前に起きてフェリーの中央ホールに行ったら北海道胆振東部地震のニュースが。
再出航後の3時間後に発生というタイミング。
フェリーが急患で半日ほど遅れた為か、フェリーのレストランでカレーが無料で提供されました。
ホクレンフラッグは最初上陸時に買い忘れていた為、黄色だけ手に入らずorz
(バイクは2本まで、車は一本の販売制限あり)

新潟港には9/6 午後6時頃に到着。
新潟からまた自走して途中の道の駅小布施などで2泊して9/8に松本市に帰還。
旅行中は飯盒炊爨でご飯を炊いて、おかずは夕方にスーパーの半額セール品の魚介類狙いで節約。観光地で高い外食したのはウニ丼ぐらいかな?
ざっくりと北海道放浪の旅の燃費を計算してみたところ。
新潟港側のGSで往き帰りとも満タン給油したのでその間の北海道での走行距離を給油量で割った結果。
20km/L越えの区間はセルフでないお店で給油したのでギリギリまで給油された為の誤差っぽい。補正したら17km/L程になった。
走行距離 1831km
給油量 124.96L
平均燃費 14.65km/L
最低 12.78km/L
最高 21.38km/L
松本からの総走行距離は2412kmだった。
なお大学時代の先輩にTogetterに纏められてしまいましたよ。
『自作の軽キャンパーで北海道でノマド』というタイトルですw
https://togetter.com/li/1258894
なおTwitterでのつぶやきの半分はスーパーの海鮮類の半額品の戦果写真なので予めご承知ください。