
9/22(金)から24(日)まで、群馬県の川場村周辺をコースとして開催された【上州武尊山スカイビュートレイル】に行って来ました。
https://skyviewtrail.com/
この大会は、群馬県沼田市出身の登山家である山田昇さん(故人・1950年生まれ)のメモリアルレースとして始まりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E6%98%87
2019年を最後に開催されていなかったのですが、今年2023年はコース数を減らして開催されました。
今年の大会は、ロングが128kmで制限時間は34時間、ミドルが80kmで制限時間は24時間です。前回まで開催されていたショート30kmは今年は開催されませんでした。
もちろん私は選手ではありません。
ボランティアとしての参加メモです。
9/22(金)川場村体育館に10時に集合。
明日のスタートが早朝のため、選手の受付は前日に行います。
テーブルと椅子を並べて、パーテーションを組み上げます。

前日の受付が終わったら、明日に備えてパーテーションの移動と(結構な枚数の)追加設置。
終わったら、近所の温泉に入って車中泊です。
明日は早いので早目に寝ますが、夜中に雨の音で目が覚めました。スタートまで数時間なのにこの雨とは。
9/23(土)私の割当は午前1:30から10:00の予定です。
128kmの選手のスタートは午前4時です。
3:30まで荷物預かりとドロップバックの預かりがあります。
(ドロップバックとは、ゼッケン番号のシールを貼った大きなビニール袋です。選手の着替やどうしても食べたい食品を入れてスタート前に預けます。コースの中程にあるエイドステーションで、ドロップバックを受取り、着替えて食べたら、脱いだウェアや靴はまたドロップバックに戻します。ゴールで再度受取ります。)
午前4時のスタート直前には体育館を離れて、128kmの選手のスタートを応援に行きます。
ヘッドランプを点灯してスタートしました。

予想通り雨が降っています。

こちらはスタートゲートの一部です。
128kmの選手がスタートしたら、すぐに体育館に戻ります。
これからスタートする80kmの選手の荷物預かりと、事前予約している選手の当日受付です。
80kmの選手のスタートは午前7時で、こちらも応援に行きました。
ほとんどの選手は上だけ雨具を着ているのですが、スタートライン最前列で待機していた招待選手の女性は、スタート直前に雨具を脱ぎました。気合の入り方が違うのか?
荷物預かりの荷物を並べ直した風景です。
体育館はバスケットコートが2面取れます。そのうち1面の7割くらいが荷物預かりスペースで、残りはゴールまたはリタイアした選手の休憩スペースです。(画面奥のパーテーションの向こう側に女性用の区画あり。)
その後は体育館から離れて、ゴール地点の本部でエイドステーションに持ち込む食材や飲み物を車に積み込んだり、沼田の某スーパーに食材を取りに行ったりしていました。
10時の終了を大幅に過ぎて土曜は終了。
過去にブログで何回かアップした、道の駅白沢にある望郷の湯に入ってから、ボランティア用の駐車場で車中泊です。
9/24(日)私の割当は、午前0時から8時の誘導と、14時から16時の片付けの予定です。
(日曜の14時は128kmの選手の制限時間34時間が終わるタイミングです。)
午前0時からの誘導は、ゴール直前で一般道を横切り反対側の歩道に入る地点があり、そこで左右の車を確認しながら選手と道路を渡ります。
深夜でも時々車は通りますね。
村道?を走ってくる選手のヘッドランプの灯りが見えると、私は持っている赤い誘導灯を大きく上から下まで丸く回していたのですが、選手達にも見えていたかな?
私の誘導場所が明るくなると、こんな感じです。
画面右側のカーブミラーに貼り付けた左向きの矢印の方に歩道を走り、画面右奥に見える橋を渡るとゴールです。
この橋を渡るとゴールです。
別名「栄光の吊り橋」です。
栄光の吊り橋を渡り切ったのが夜間だと、こんな景色が見えます。
ゴールは地面に敷かれたこのLEDライトに沿って右に曲がった所です。
ゴールは昼間だと、こんな感じです。
朝8時で誘導が終わってからまた車内で仮眠したのですが、暑くて眠れない。
眠いはずだけど、早めにゴールに戻りゴールする選手の応援をしていました。
そうこうするうちに、制限時間少し前に最後の選手がスイーパーと共に栄光の吊り橋を渡りました。
14時で大会は終了して、このゲートの解体を手伝いました。
その後体育館に戻って、なんでこれだけの人数で?という人数ですべてのパーテーションを解体して倉庫に仕舞いました。
最後にゴールに戻って本部関係者に挨拶して、3日間が終わりました。
おまけ
ゴール直前の栄光の吊り橋を昼間渡ると、左側に田んぼアートが見えます。
(撮影は大会の前の9/9です。)
感動を与えてくれたたくさんの選手の皆様、運営に関わった多数の関係者とボランティアの皆様、ありがとうございました。
選手の皆様、お帰りなさい。ナイスラン!と来年も声を掛けさせてください。
勇気と諦めない気持ちをありがとうございました。
来年もボランティアに来る事が出来ますように。
おまけ2
山田昇さんのご実家の沼田のりんご園で、お土産にりんごを買って帰りました。
大会Result
128kmの制限時間は34時間ですが、総合1位の選手は16時間11分です。
女子の1位の選手は全体13位で21時間48分でした。
累積標高差は8000mを超え、インド洋からエベレストに登るくらいの標高差のレースです。
80kmの制限時間は24時間ですが、総合1位の選手は9時間38分で2名同着でした。
女子の1位の選手は全体9位で11時間43分でした。
神、というか、不健康が大好きな私からは同じ人間には思えません。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。