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2026年09月09日 イイね!

T33のバッテリー交換時はメモリーキーパー不要

T33のバッテリー交換時はメモリーキーパー不要

他社の最新車では今もメモリー設定の消失を理由にバックアップが推奨されているが、T33はそれと比べても保持される範囲が広い。

 

消えるのは燃費計とナビ履歴だけ

T33型エクストレイルは、12Vバッテリー交換時にメモリーキーパー(バックアップ電源)がなくても、消える設定はごく限定的である。日産公式FAQにも「12Vバッテリー交換後は平均燃費が『---』表示になる」と明記されており、リセットされるのはドライブコンピュータ(平均燃費など)とナビの目的地履歴程度に留まる。パワーウインドウのオート機能やシートメモリーなど、大半の設定は保持される。これは日産自身が公表している仕様であり、疑う余地はない。

日産愛知の整備解説動画(バッテリー交換 T33 日産 X-TRAIL e-POWER、3分30秒頃)でも「こちらの車両はナビの設定やパワーウィンドウの再設定の必要はありません。後付けで付けた電装品などは確認が必要です」と案内されており、ディーラー側からも同様の見解が示されている。

 

なぜ設定メモリーは消えないのか

日産が技術的理由を公式に明言した資料は見当たらない。ただし、ナビやメーターなどの電装系に実際に給電しているのは常に12Vバッテリーであり、駆動用バッテリー(数十~350V)はDC-DCコンバーターを介してこの12Vバッテリーを充電しているに過ぎない。そのため、駆動用バッテリーが電装系へ直接給電しているわけではない。
さらに、パワースイッチOFF中(バッテリー交換中)は安全のため駆動用バッテリーは物理的に切り離されており、充電経路そのものが存在しない。
電源を完全に断っても値が保持されるという現象は、電気的にはその値が不揮発性メモリー(フラッシュ/EEPROMなど)に保存されている場合以外では起こり得ない。T33(あるいは日産)はこの部分について不揮発性メモリーを採用していると考えるのが妥当だろう。

Posted at 2026/09/09 15:00:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年09月08日 イイね!

意外と知らない?その37 通常走行では晴天・雨天でタイヤの摩耗は変わらない

通常走行――急制動・急ハンドルを含め、グリップ限界に対して余裕のある操作全般――では、晴天日と雨天日でタイヤの摩耗に有意差は無い。

タイヤ摩耗を左右する要因

タイヤ摩耗量に影響する要因については、欧州タイヤ・ゴム工業会(ETRMA)が2019年にまとめた"Way Forward Report"に整理がある。同報告書は摩耗率(tyre tread abrasion rate)に影響する要因を、以下の4カテゴリに分類している。

タイヤ特性 — サイズ・トレッド深さ・構造・空気圧・接地面積・化学組成・走行距離
路面特性 — 舗装構造・骨材・路面湿潤・ダスト堆積など
運転行動・車両操作 — 速度・加減速・制動・コーナリング
車両特性 — 重量配分・駆動輪位置・アライメント・サスペンション形式

同報告書はさらに、摩耗の主因が操舵・加速・制動の強さそのものであり、滑らかな運転で摩耗を大幅に低減できるとしている。

「止まれる・曲がれる」なら摩耗も変わらない

雨天は水膜によって摩擦係数の限界値を下げる。日本自動車タイヤ協会(JATMA)も、水の溜まった路面での高速走行時にハイドロプレーニングが起こりうると説明している。しかしこれは「安全性」の論点であり、「摩耗量」の論点とは軸が異なる。

通常走行での操作の強さ(アクセル・ブレーキ・ハンドル)自体は天候で変わらない。雨天でも実際に止まれる・曲がれる・走れるなら、その操作はグリップ限界に対して十分な余裕を保っていたことになる。急制動・急ハンドルでもスリップやスピンに至らず成立していれば、晴天・雨天いずれの限界内にも収まっていたということである。

摩耗を生むのはタイヤと路面の間の相対的な「すべり」であり、操作入力が摩擦限界に対して余裕のある範囲にある限り、晴天でも雨天でもすべり量に大差は生じない。摩擦係数の限界値は雨天で下がるが、通常走行の入力はその限界値に常に余裕を持っているため、摩耗への影響は小さい。

一方、実際に限界を超えてABSが介入する、あるいは滑走・スピンするケースは事故回避性能の話であり、摩耗論とは別軸としてスコープ外である。

まとめ

一次情報摩耗の支配要因は運転操作の強度であり、路面湿潤は路面特性に包含される程度の位置づけ
論理的帰結止まれる・曲がれるという走行が成立している限り、晴天・雨天いずれの限界に対しても余裕があったことを意味し、すべり量に天候差は生じない
スコープ外限界を超えてABSが介入する、あるいは滑走・スピンするケースは事故回避性能の話であり、摩耗論の対象外
参考文献

European Tyre & Rubber Manufacturers' Association (ETRMA), "Way Forward Report", September 2019

一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)「TRWP低減の取り組み」

一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)「安全に乗るために」

Posted at 2026/09/08 12:50:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年08月31日 イイね!

意外と知らない?その36 ハイフラ現象はなぜ起こるのか

後付けLEDとハイフラ現象のメカニズム

1. 後付けLEDバルブの熱問題【LEDバルブ全般の共通課題】

  • LEDチップの熱劣化(事実/数値は製品依存)
    メカニズム:LEDは高効率であるが、投入エネルギーの一部はジャンクション熱(接合部の熱)として発生する。放熱が不足すると結晶が劣化し、光束低下や寿命短縮を招く。
    数値の目安:最大接合部温度(ジャンクション温度)は製品ごとに規定が異なり、一般的に100℃台前半〜150℃程度が目安である。
    注意点:「LEDの表面温度」と「ジャンクション温度(内部温度)」は一致しないため、外側が冷たく見えても内部が熱破壊されているケースがある。
  • キャンセラー抵抗器の発熱(事実/根拠あり)
    メカニズム:LED化で減った消費電力を補い球切れ誤判定を防ぐため、抵抗を並列接続して電気を意図的に熱に変換する。
    メーカーの注意喚起:例えば「50W・6Ω級」などのロードレジスターでは、メーカー側が「金属面に固定し、樹脂・配線から離す」よう明確に注意喚起している。
    リスク:製品によっては表面温度が150〜200℃以上に達する場合があり、取り付け場所を誤ると周囲の樹脂部品や配線の溶損、最悪の場合は車両火災につながる危険性がある。

2. ハイフラが起きる仕組みと歴史的経緯【ウインカー後付けLED特有の現象】

  • 原因と結果(技術的事実):
    ウインカーをLEDに交換し消費電力が激減すると、車両側が「球切れ(断線)」と検知し、その結果としてハイフラ(高速点滅)が発生する。
  • 昔の仕組み(構造上の事実):
    ※リレーの方式により挙動は異なるが、かつて主流だった代表的な「バイメタル式リレー」では、電流の減少によって金属板の加熱・冷却サイクルが短縮され、結果的に点滅速度が上昇するという物理的な連動現象であった。
  • 現在の仕組み(通説・推測):
    現在の電子制御車では、ECU/BCMが「ドライバーへの異常通知のため、プログラムによって意図的に」点滅速度を上げるとされている。ただし、自動車メーカーの一次資料(公式設計マニュアル等)での明記は未確認であり、旧来のアナログな電気的挙動を電子的に再現(シミュレート)している可能性も残されている。

3. ドライバーへの通知と法令上の根拠【ウインカー後付けLED特有の現象】

外側の電球を直接確認できなくても、ドライバーがウインカーの異常に気付ける仕組みが設けられている。

  • 法令根拠:
    道路運送車両の保安基準 第41条(方向指示器)およびその細目告示により、方向指示器は正常時「毎分60回以上120回以下」の一定周期で点滅することが義務付けられている。
  • ハイフラ時の位置づけ:
    この基準はあくまで正常時のものである。球切れなどを検知すると、車両によっては点滅速度を意図的に速くすることで、ドライバーに異常を知らせる。
  • 車内での気づき方:
    ハイフラによって点滅テンポが明らかに変化するため、ドライバーは車内の変化から異常に気付くことができる。
    ・メーター内のウインカー作動表示灯(緑の矢印)が高速点滅する(一般的な実装)
    ・車内に響くウインカーの作動音(カチカチ音)のテンポが速くなる

4. キャンセラー抵抗の副作用——「異常表示」を消す可能性【ウインカー後付けLED特有の現象】

  • 通知機能のバッティング:
    そもそもハイフラは単なる不具合(バグ)ではなく、方向指示器の異常をドライバーに知らせるための「セーフティ(通知機能)」でもある。
  • リスクの真相:
    ハイフラを消すためにキャンセラー抵抗を入れると、車両側の電気的負荷が正常時に近づくため、「本当に他のウインカー電球が切れたとき」にも球切れ警告(ハイフラ)が機能しなくなる場合がある。
  • 補足:
    ただし、車両側の検知方式(各箇所の電流を個別監視しているか等)は車種依存のため、「抵抗=必ずすべての検知が不能になる」とは限らない。
  • 結論:
    抵抗器の追加は、ハイフラという目の前の現象を消す(正常を装う)と同時に、副次的にドライバーへの安全な異常通知機能まで失わせてしまうトレードオフ(リスク)が存在する。

Posted at 2026/08/31 10:04:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2026年08月25日 イイね!

T33エクストレイルのバッテリー上がり原因

🚨 T33エクストレイルでバッテリーを上げやすい人の特徴
【行動】
  • 降車時にドアをロック(施錠)しない
    一般的に近年の電子制御車では、ドアロックをしないと車両のコンピューター(ECU)が完全な省電力モード(スリープ)へ移行するまでに時間がかかり、待機電流(暗電流)が高止まりする傾向がある。そのため、未施錠での放置は放電のリスクを高める。
  • 「READY」を点灯させずに、車内で電装品を使ったりバックドアを開閉したりする
    メーターに「READY」が点灯していない(ACCまたはON)状態では、駆動用メインバッテリーからの充電が行われない。この状態でナビや液晶ディスプレイを点けたままにすることや、パワーバックドアの開閉(およびそれに連動して自動起動するオートACC)によって大型モーターや車載システムを動かすことは、12Vバッテリーの電気を一気に消費する原因となる。
  • USB端子に携帯電話や電装品を繋いだままシステムをオフにする
    T33の仕様上、システムオフ(パワーOFF)後もオートACC停止後もUSBポートへの給電が続くことがある。ここにスマホ等の機器が接続されたままだと、12Vバッテリーから無駄な電力を引き抜き続けるため放電を加速させる。
  • 1回の運転が「5分〜10分程度」の極端な短距離走行(ちょい乗り)ばかり
    システム起動(READY ON)中に高電圧メインバッテリーから充電されるが、走行時間が短いと起動時の消費電力を回復しきる前に目的地に着いてしまい、充電不足になる。
  • 数週間〜1ヶ月以上、全く車を動かさない期間がある
    駐車中もNissanConnectなどの車載通信モジュールやセキュリティが待機電力を消費し続けるため、長期間の放置で放電する。
【設置機器】
  • OBD2コネクターから常時電源を取る機器(レーダー探知機など)
    OBD2端子は常に12Vが通電している。機器を繋ぐと車両の通信ネットワーク(CANバス)が刺激され続け、コンピューターが休止状態(スリープ)に入れなくなり、待機電力が跳ね上がる。
  • 駐車監視機能付きのドライブレコーダー(常時録画設定)
    駐車中も常に12Vバッテリーから電力を引き続けるため、自動停止電圧(カットオフ電圧)の設定を高めにしていないと、一晩でシステム起動に必要な電圧を下回ることがある。

Posted at 2026/08/25 22:47:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2026年08月25日 イイね!

T33のANCのスピーカーはどこにある?

ANC(アクティブノイズキャンセラー)の出力スピーカーはどこか

日産公式図では、ANCは①天井マイク・②スピーカー・③ラゲッジウーファーの3点で構成されている。②のマーカーはコンソール付近に見えるが、座面の高さと位置関係を考えると、フロントドアに内蔵されたドアスピーカーを指しているように思える。

ネット上では「運転席足元(フットレスト)左にあるスピーカーがANC用」とする観察記事もある。
しかし、このスピーカーは日産公式ではSOSコール用として案内されており、実際にはe-POWERシステムの起動・エラー音にも使用されていることを確認した。したがって、このスピーカーはANC用ではない。
運転席側のみの小型スピーカーという面から見ても、車内全体の静粛性を保つANCの機能にそぐわない。


一般に車載のノイズ制御技術(ANC/ASC)は、専用スピーカーを別途新設するのではなく、既存のオーディオ用スピーカーをそのまま流用するケースが多い。例えばHondaのアクティブサウンドコントロールも、オーディオスピーカーから制御音を出力すると公式に説明している。


T33でも、日産はANCについて「スピーカーとウーファー」からこもり音を打ち消す音を出すと説明しており、さらにスピーカーやウーファー、パワーアンプなどのオーディオ機器の交換・改造や、スピーカー・マイク周辺のデッドニングを禁止している。これらを考えると、ANCの出力には通常のオーディオ用スピーカーが使われていると考えるのが自然だ。


したがって、②はフロントドアのオーディオ用スピーカーを指していると考えられ、③のラゲッジウーファーも含め、これらからこもり音を打ち消す逆位相の音を出力していると考えられる。

つまり、運転席足元左の小型スピーカーはSOSコールやe-POWERシステムの起動・エラー音などに使われるスピーカーであり、ANCの出力スピーカーではない。
ANCはフロントドアスピーカーなどのオーディオ用スピーカーと、ラゲッジウーファーを利用していると考えられる。
Posted at 2026/08/25 20:27:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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「T33のバッテリー交換時はメモリーキーパー不要 http://cvw.jp/b/1928108/49293090/
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