目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
走行時ゴロゴロ異音の主要因と思われる、ブレーキ系の改善が今回一連の作業の目的です。
(あと、ほんのちょっとだけ対向ピストンへの憧れが・・・)
オークションにて”ECR33用”と銘打ってあり、落札後も全く気づかず本サイトにて指摘されるという危ういスタートを切った本作業ですが・・・GWのキャリパー交換予定に合わせて平日夜に少しづつ作業しました。
(でもここで指摘されなかったら結構部品買い直しになってたと思うので・・・ホントみんカラやってて良かったです)
2
まずはオーバーホールから。
中古でキャリパー購入した場合は必ず行うべきでしょう。部品代もシールキット前後合わせて¥5,000位ですし。
R32~34のスカイライン対向キャリパーはほぼ共通です(純正品番:フロント AY600-NS047, リヤ AY620-NS016・R34のみAY620-NS021)。
注:キャリパー内に残油がありそうな場合には、作業前に可能な限り除去しておきましょう。ホント後で思い知らされます・・・
3
”キャリパー オーバーホール”で検索すれば詳細な手順を説明したページが多々ありますので、今回は要点部分だけ。
キャリパーオーバーホールでの一番の難関がピストン抜きではないかと思います。
自分はエアーツールなど持っていませんので、空気入れでピストンを押し出す暴挙に出ました。
浮き輪用アタッチメントに4φのホースを噛ませてやれば抜けにくくでき、理由は後述しますが接続部にウエスを巻いてポンピング準備の完了です。
4
あちらを立てればこちらが立たなくなるのは世の常です。
そんな状態を繰り返して1時間近くピストン野郎と格闘しました。
ポイントは「動きの渋い人を重点的に攻めて陥落させる」という所です。固着気味だとかなり気合いが入りますが、頑張っていればその内少しづつ動くようになってくれます。
全部のピストンを「寸止め」の位置に持ってきて最後は道具を使って抜きます。(ホントはSSTを使うべきなんでしょうが、自分はプライヤーでやりました)
注:ピストン抜きの際には必ず木っ端やダンボール等、当て物をしましょう。結構な勢いでピストンが射出され怪我をする恐れがあります。
また、ピストン射出時やエア圧に負けて空気入れが抜けてしまう際、フルードシャワーを顔面に浴びてうっとりしてしまう恐れがあるので、残油は除去しウエスを巻くのです。
ブレーキフルードは有害なので最低でも保護メガネは必要です。
5
ピストンが抜けたらシリンダー内面と共に摺動面に傷が無いことを確認します。
(爪が引っかかるようなものはアウトです)
問題なければ、まずピストンを清掃してピカールでツルツル化します。
6
次に本体側のピストンシールを外します。シリンダー内面に傷を付けないよう爪楊枝を使いました。
ピストンシールが外れたらシリンダー内面の清掃をします。特にシール取り付け部の溝は汚れが溜まって固着しているので念入りに清掃します。ピストンシールはピストン動作の命なので重要です。
7
清掃が終わればシールキットの部品を付けて戻していきます。ここまでくれば後は別段難しい事はありません。
ただ部品を組み付けていく時にグリスを塗布しますが、自分はシールキットの付属グリスが不安だったので別途ブレーキ専用のグリスを使用しました。
ここ以降は手がグリスまみれだったので写真無く手順だけです。
・ピストンシールにグリス塗布&組み付け
・ピストンにダストブーツ取り付け
・シリンダー内面&ピストンにグリスを”薄く”塗布しピストン挿入(コジリ無きよう真っ直ぐ入れます)
・ダストシールCリング取り付け
・(必要あれば)ブリーダーキャップ交換
8
以上で1セット完了です。同じ事をあと3セットやります。
これなら車検毎のオーバーホールもそこまで苦にはならなそうです。
※次回取り付けです。まずはフロントから行きます。
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