車中泊仕様のベッドキットをセッティング
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
今回購入したデリカミニで一番やりたかったのがこのベッドキットの導入。
以前のNボックスでも同様にベッドキットを組んで軽キャン仕様にしてました。
しかし、今回は専用のベッドキットが市販されていない上に
汎用の簡易ベッド等を見ても欠点だらけで使い物にならないので仕方がなく特注することにしました。
基本となる骨組みはヤザキのイレクターパイプです。
2
イレクターパイプは採寸さえ出来れば様々な工夫で内装をアレンジすることが出来て良いですよね。
今回のデリカミニでは1人車中泊仕様としているので
助手席側を利用してベッドとし、運転席側は後席のみ利用。
要するに運転席はいつでも運転が出来る状態を保たせる、ということです。
ここがまず車中泊仕様には欠かせないポイントです。
イレクターパイプの長さを確認しながら一部は予め組み込みます。
3
まずは後席のヘッドレストを外して一番後方へスライドさせてから前方へ倒します。
デリカミニは残念ながらフラットっぽくはなりますがかなり傾斜しています。
しかし、この斜めになってるところがベッドキットを組んだ後に床下収納になります。
座席を倒したらまず最後部の骨格をセット。
4
後席上の部分も組みます。これだけでもかなりしっかりしています。
ポールはオールウェザーマットの上なので一般のフロアマットと比べてさすがに安定しますね。
5
この時点では2人乗り仕様です。普段は家族も乗るのでこれが通常モードになります。
奥行き約110センチ、幅約105センチのフラットな床が出来ました。
デリカミニは乗用車なので、軽バンのように床下がフラットにならないですが、
こんな感じで組んでしまえばフラットに出来ます。
床板は3分割なので片付けるのもセッティングもラクです。
コンパネの上部には高反発クッションもあり、
その上から合皮シートで覆っているので、
既にこの時点で寝っ転がっても寝心地はなかなか良いです(笑
6
長さを1m程度にしているのは、この赤い丸の部分のスペースを確保したいが為。
前席を最後部までスライドさせても干渉しないだけでなく、
車中泊時にはここを玄関として、また腰掛けて座ったりもするので重要です。
7
ラゲッジ部分は高さ最大約30センチあるので収納スペースとしてかなり有効です。
リヤハッチを開けずに寝床から床下へアクセス出来るように
後々にベッド板に耳をつけて開閉可能にアレンジ予定です。
8
そして、助手席側も組んだらベッドは完成です。
長さは215センチもあるのでバスケ選手でも眠れますね(笑
実際は最後部に収納ボックスや電子レンジを置いたりするので
寝床としてのスペースは175センチくらいしか使わないですが
この約40センチの余裕は軽ハイトワゴンにしか成せ無い業。
ジムニーやハスラーではここまで広くはないので
小柄な人や女性は良いですが、成人男性となると窮屈なのです。
オフロード性とこの居住性を求めると、デリカミニ一択になったのはこういうところだったりします。
因みに助手席の寝床スペースは幅は55センチの設定です。
9
このベッドキットで一番悩ましいのがこの部分です。
前席のダッシュボードのギリギリの所まで延長されるので
この仕様だとアッパーボックスの引き出しは開閉出来ません。
当初これを開閉する為に10~15センチほど開けようと思ったんですが
そうすると普段運転中に助手席側に荷物を置けなくなるので難しいところですね。
10
車中泊仕様にして重要なのは、収納スペースの確保です。
例えば助手席側は前席・後席共に倒してますが、
例えば後席足元には大型ポータブル電源が置ける程度のスペースが生まれるのでかなり助かります。
但し、この配置では電源のメーターが確かめられないのが難点。
コンセントについては延長ケーブルを使うので無問題です。
11
ポータブル電源はスルーパス機能になっているので常時シガーソケットから充電するようにしています。
冷凍冷蔵庫を搭載している場合はそれも常時稼働となります。
このようにシガーソケットをポータブル電源に専有させるので
USBポートに利用していない、というワケです。
12
助手席の足元のスペースはかなり狭いです。
Nボックスの場合は前席を最後部に下げて足場を組んでいたのでこのスペースが広くて使い勝手も良かったですが…。
一応この助手席下の収納も利用出来、ある程度のスペースはあるので
靴1組とか傘置き場くらいには出来そうです。
13
後部の床下収納箇所に別の車で利用していたラゲッジトレイを流用してみました。
デリカミニは床下ラゲッジが斜めになっているので
ハッチを開けた際に荷物が転がり落ちていくのを防止するのに役立ってます。
最後部のラゲッジは30センチ以上の高さですが、
床下は後部座席を倒して斜めになっているので後部から見て奥の方は高さは半分しかないので、
厚みのない道具類をこういう場所へ収納していきます。
14
因みに今現在はとりあえず電子レンジを置いてます。
実際には床上に起きますが(汗
床下収納、侮れません。
15
再び2人乗りモードに戻してみました。
助手席側へ延長するボードはこのようにラゲッジ部分へ重ねます。
使用していたポール(イレクターパイプ)は後席足元です。
これで普段使いに支障は無いです、3人目を乗車させなければ(笑
そして、ここから5分もあれば車中泊仕様に展開出来ます。
16
後部ベッド上から見た車内はこんな感じ。
モノを置く前提で、運転席側から後席にかけて、
またラゲッジ部分に天井収納があります。
助手席周辺とその後部に無いのは、胡座をかいた場合に頭が当たるからです(笑
デリカミニは若干高さがハイトワゴンの中では低いので、
ベッド床の高さをこの程度まで上げると、居住スペースの高さはそれなりに犠牲になります。
特にデリカミニの場合、天井にサーキュレーターがあるので尚更です。
17
最後に、車中泊する際の「玄関」となるのは運転席後部となります。
運転席を最後部までスライドさせると10センチ程度しか空間が出来ませんが、
実際に運転する場合はかなり前に出すので、そこそこ空間が出来ます。
さらに車中泊時は運転席は最前部へスライドさせるので
そうすると大人1人座れるくらいのスペースとなるので
このスペースを利用して着替えなども可能になります。
因みにデリカミニの場合、運転席下はリチウム電池、
助手席下は車検証等の収納ボックスがあるので余裕はありません。
前倒させた後席とベッド床の間にスペースがあるのでそこも利用します。
というワケで、整備手帳がパーツレビューのようになってしまいましたが、
物凄く凝った手料理を毎回必要とする車中泊や、
スキーや釣りなどのスポーツを前提とする車中泊となると
圧倒的に荷物の積載問題が出てくるので、そうなると
ルーフボックスは必至かなぁ、と思ってます。
デリカミニの場合、ルーフキャリア派が圧倒的に多いですが、
実用性を考えるとルーフボックス一択になりそうです。
キャリアだとさらにボックス等を縛ったり固定するのも手間ですしね。
18
イレクターパイプで組んだだけではベッド床板が若干ズレるので
このように両面テープ式のマジックテープを四隅に貼付して
適度に固定出来るようにします。
あまりガッチリ固定してしまうと解体する時に大変なのであくまで適度な固定がベストです。
だいたいこの床板上にモノを載せたらそうそう動きませんしね。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( イレクターパイプ の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク