オーディオをレベルアップさせます。
といっても
今回は車用じゃないです。
ホームオーディオです。
もうカーオーディオには手を出しません。
でもDIY好きの私は
出来合いのメーカーもんスピーカーなんて使いません。
自作です。
今回やるのは
自作オーディオの
入門であって難関でもある
自作スピーカーの作成です。
中華料理で例えるならチャーハンってとこですかね。
自作スピーカーといっても
スピーカー本体を作成するわけじゃないですよ。
スピーカーBOXを作成するんです。
スピーカーって
BOXによって大きく音が変わるんですよ。
それではまずスピーカーのお勉強から。
スピーカーBOXは何故必要なのか?
スピーカーちゅうもんは、
前面からだけではなく後面からも音が出ています。
後からの音は、前からの音とは逆位相の音が出ています。
(後から見たらスピーカは逆に動いてるんで当然ですね)
音ってのは、逆位相の音と重なり合うと消えてなくなってしまうんです。
(ノイズキャンセリングシステムはこの原理です)
なんで、BOXに無しにスピーカー鳴らしても、音を掻き消しちゃっていい音全然出ないんです。
試しにスピーカーを手に持って鳴らしてみてください。全然音しないので。
特に低音は殆ど聞こえなくなります。
車のデッドニングってのもこれを防止する為にするんですね。
車のドアってサービスホールだらけなんで
そのままスピーカーつけると、スピーカーの後ろから出た音が
スピーカーの前から出ている音と混ざり合って掻き消しあっちゃうんです。
なんで、デッドニングするだけで低音が強調されて
音がクリアになるんです。
これ、当然なんです。
(かなり掻い摘んで書いてますが、デッドニングにはもっと色々効果があるよ!)
んじゃ、スピーカーの後の音を遮断して、
前から出ている音と交わらないようにスピーカーBOXを作ればいいのか?
NO!
それだけではナンセンスです!
後から出てくる音を上手く利用して
前から出てくる音をもっといい音にしよう!
ってのがスピーカーBOXの役割なんです。
何をするかというと、
後から出てきている音を逆位相に変えて(前から出てる音と同じ位相にして)
さらに低音をブーストしてやって
前の音に混ぜてやるわけです。
これにより、低音はパワーアップを果たすわけです。
(かなーり簡単に言うとねw)
んじゃ具体的に何をするかというと
後から出た音を
一回一度広い空間に溜めて
それを小さい穴から出してやるわけです。
大きいビニール袋に空気を溜めて
出口を小さくして押し出すと空気のスピードが上がりますよね。
これで低音をブーストしてやることが出来るんです。
空気を溜める空間の広さと出口の穴の大きさで
ブーストしてやる音の周波数計算することも可能です。
(周波数の計算とか逆位相話とかは難しいので書きません。)
上記で書いているスピーカーBOXの形状を
バスレフ型スピーカーBOXといいます。
スピーカーBOXの中でも一番簡単で基本的な型です。
他にも、パッシブラジエータ型やら、バックローデッドホーン型やらいろいろな種類もあります。
(これらは難しすぎるうえに、でかくなり過ぎるのでわしには作れん)
んで、
今回自分が作成するのは
ダブルバスレフ型のスピーカーBOXです。
ダブルっていうのは上で書いたバスレフ式のスピーカーBOXを
2個繋げた形状になっているからです。
ようするに、
1つのBOXでブーストした音を、さらにもう一つのBOXでブーストしてやるわけなんですね。
えっと、
説明がとても長くなりましたが
作っているものとしては、
下のような感じのものになります。
小さい方の空間が1回目の音を溜めるスペース
大きい方の空間が2回のも音を溜めるスペースです。
計算上、
118[Hx]の音と
79[Hz]の音がブーストされるはずです。
ちなみにサイズは縦40cm横12cm
ダブルバスレフ型にしては
かなり小さめに設計しました。
現在接着中で
見た目も木材の質感丸出しですが
今後、レザーを貼って
かっこいいスピーカーBOXにする予定です!
木造アパートで
音漏れも激しいのに
スピーカーBOXなんて作っても大きい音出して聞けねえだろ
なんて思いながらも
作る工程が楽しいからいいんだよ!
って自分を納得させながら頑張っています。
完成したら勇気を出して○○を大音量で見てやるかなこんちくしょうww
Posted at 2009/02/25 22:34:52 | |
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