
第二回は、
スピードの最も落ちるコーナー 1ヘアと
このコースの最大の難所!
難攻不落の4,5コーナーの攻略にいきます。
>>その1はこちら
まず、ヘアピン。
ここはとにかく車を止めることが重要。
とにかくここは、止まりにくいし、
アンダーが出やすいコーナーなんです。
早いコーナーリングとか、荷重移動がなんたらとか考えるより、
まずしっかり車速を落とすことを考えないとだめです。
そして重要なのが普段から練習している(?)
ヒール&トゥ!!
ここで、これ失敗したら確実に曲がり切れずに
コースをショートカットすることなっちゃいます。
自分、いまだにこれやっちゃいます。
それくらいここはブレーキングがシビアなんです。
※コースをショートカットしちゃった場合は、
ラップタイムがすごいことになってしまうので、
15秒くらいまってからコース復帰しましょう。
車速をしっかり落としたら、
インべたで曲がっていきます。
クリップとか余り考えずに、
インべたべたで走っちゃって大丈夫です。
そして何気に難しいたち上がり。
ここは屈指のオーバーステアポイントです。
TC1000でも最もブレーキを酷使するこのコーナー
当然荷重はフロントに寄っています。
そこでアクセルを一気に開けると一発でオーバーステア
下手すりゃ一発スピンです。
そりゃそうだ、と思うかもしれませんが
案外みんなここでスピンします。
上手く立ち上がるコツとしては
なるべく横Gを消すことですね。
上でも書きましたが、
ここはコーナーリングスピードは本当に考えないほうがいいんです。
しっかり止めて、きちんと曲げて、慎重に立ち上がる。
それだけです。
メリハリをつけて走るのが重要ですね。
次は、
ヘアピンから4,5コーナーに繋がるSの字みたいなところ
ここのポイントは1つ。
アクセル全開!!!!
右に左に車が振られるで、少し怖い気もしますが
アクセルべた踏み!
4コーナーのブレーキまでアクセル離すな!!
それだけです。
経験が少ない人の横に乗ると、こういった若干の横Gがかかるところで
全開に踏めてないことが多いんです。
車を信じて踏み続けるしかない!!!
そして次は、
TC1000の最大の難所
4,5コーナー
ここは本当に難しい。
最上級のクラスで走っていても
人によって攻め方が違ったりします。
自分もまだ100点のラインを見出せて無い感があります。
当然駆動方式、NA、ターボ、タイヤで全然走り方変わってきます。
とにかく難しいんです、ここは!
脅しはこれくらいにして・・
ここのコーナーはブレーキでの荷重移動のテクが
最大限に試されます!!
ブレーキで曲がる、ってことが出来ない人は
ここで大きくタイムを落とします。
まずライン。
自分の場合はアウトからブレーキしながら
アウト⇒アウト⇒ミドル
くらいの感じで曲がってきます。
ブレーキしながらです。
もうこの時点で難しさが分かりますよねw
この前のSの字で左右に振られて横Gがかかってるのにも関わらず
ブレーキで曲げていくんです。
殆ど止めるブレーキは使いません。
曲げるブレーキで少しずつ車速を落としていきます。
一気にブレーキ踏んだらその時点でスピンです。
リアの荷重が抜けすぎないように
ブレーキをコントロールしながら曲がっていきます。
そして、
ここでシルビアの弱点が浮き彫りになります。
シルビアは、
ブレーキで非常にオーバーステアになりやすい車なんです!!
それは何故か!?
フロントブレーキに対して、リアブレーキが余りにも貧弱だからです。
ブレーキしながら曲がっていくわけなんですが、
フロントブレーキは強いんで、ノーズダイブはするんですが
リアが大分ダイブしないんですww
当然、リアの荷重が完全に抜けるので
コーナー半ばにしてスピンします。
踏めば踏むだけ前のめりになるので
速い速度で曲がりながら止めるってのが
すごい苦手なんですね。
ここは、足回りのセッティングでなんとか誤魔化す事は出来ますが
殆ど焼け石に水。
まったく、こういったところ手抜き過ぎるんだよね、この車はさ。
自分はそのせいも有って、リアにスカイライン系のキャリパーを移植しました。
今じゃブレーキバランスがドンピシャです。
リアだけパッドの効きを強くするって手も有りますが
今度はリアの荷重が抜けたときにロックするのでやめましょうw
まあ、たとえ純正のブレーキだとしても
言い訳はしてられません。
ここは腕でカバーです。
コツはないですw
全身全霊の神経を使って横Gと前後の荷重を感じ取ること。
そして、それをブレーキだけでル荷重をコントロールするテクを覚えることです。
それしかないです。
それが出来るか出来ないかで、
このサーキットは大きくタイムが変わってきます。
ここで良くある失敗パターン。
ブレーキで曲げることが出来ず、減速してからコーナーに進入
このコーナー曲がれば曲がるほどRがきつくなっていくので
少しずつステアリングをきり足していく。
次第にプッシングアンダー!!
プッシングアンダーを消そうとアクセルを戻すと
今度はフロントのグリップが急に回復してオーバーステア。
出口でふらふらしながら立ち上がり。
ハイ、心当たりある方挙手!!www
これ絶対にやっちゃうんですよ。
何故そうなってしまうのか。
それにはこのコーナーのもう一つの罠に引っかかってるんですね(?)
ここはブレーキが上手いだけでもだめなんです。
それは、
”待ち”です。
このコーナーは本当に早くアクセルを開けたものの負けです。
とにかく出口が見えるまで、
クリップに付くまではアクセル開けちゃだめ!!
早く開けるとプッシングアンダーの嵐です。
ぐるっと回り込むコーナーなんで、
どうしても早くアクセルを開けたい気持ちになっちゃうんですよ。
でも、早くアクセルあけると曲がり切れないんです。
でもアクセル我慢してばっかりじゃタイム下りますよね?
だから、
その”待ち”にいくまでは出来るだけ速い速度でいきたいんです。
その結果が、ブレーキで曲がる
なんですね。
ブレーキで曲がりながら進入
⇒アクセルオンを待って車の角度を変える出口を待つ
⇒出口が見えたら全開!
ってな感じです。
矛盾しているような話ですが、
コーナーリング速度重視で、立ち上がり重視!
早く走るにはこれしかない!!!
今回サーキット初の方、
これ読んで、こんな難しいコーナー上手く曲がれんよ!!
って思うかもしれませんが、
多分1日じゃ無理ですw
それくらい難しいんです。
でも、この技術が身に付くと、
例えば峠道で
ちょっとオーバースピードでコーナーに進入しちゃったとしても
うまいこと減速しながら曲がっていくことが出来るわけです。
あっ、
でも初走行でいきなり上のやり方で走るのはやめましょうね。
確実にスピンするんでw
できないようなら、
ブレーキで減速してから進入
⇒少しアクセル開けてコーナーリング速度重視で曲がる
⇒出口が見えたらアクセル離して減速&車の向きを変える
⇒大事に立ち上がり
でもOKです。
これでも相当難しいんですがね・・・w
これがまともに出来るようになってから上のやり方を試したほうがいいかもですね。
勇気があればいきなり上の方法を試すのもありです。
100%スピンするって断言します!
ハイw
以上、
難しい難しいインフィールドの攻略でした。
4,5コーナーに関しては自分もまだ完璧な答えに行き着いてないので
「こうしたほうがもっと速く走れるよ!」
って意見があったらどしどしください。
次回は、
Sの字とスピン車続出最終コーナーです。