Aちゃん＠どこぞのえとらんぜのブログ一覧

引き続き、後篇です。

10月の3連休のことです。目白自動車さんへ問い合わせのメールをしてみることにしました。
するとすぐに返信して下さり、いつでも大丈夫ですよとのこと。

当日は最寄り駅まで迎えに来て下さるとのことで待っていると、お店の方が積載車でやってきましたｗ車中でお話しを聴くと、普通の車から変わったクルマまで幅広く扱っているようでした。特にタクシー上がりのクルマが多いようで、「途中で壊れたら社の信用に関わるし、だから距離は多いけどちゃんと整備された車が多いんだよね」と…なるほどなぁ。確かにトラックなんかでもそうだよなぁなんて思っていると置き場へ到着。
よく見ると怪しいクルマがたくさんあるけど一体なんなんだろうこのお店(褒め言葉)



明るい下で見たダンガンちゃんは汚れてはいたものの程度は良さげ。
「前はこんな綺麗じゃなかったんだよ。前のオーナーがホント一生懸命仕上げたんだけど、色々あって泣く泣く手放したみたいだよ」と言われ、これはマジでいいものだと確信しました。
よし、運転してみるか！と言われたのですが、ペーパーなので勘弁して下さいとお願いしてお店の方の運転で近くをぐるっと回ることに。



座った感じは子供の頃に母親が乗っていた前期L200ミラJを思い出させました。そうそう、当時の軽自動車ってこんな感じでしたよね。
最小半径は4.6mなんですが、コーナリングはおもったより大回りする印象を受けました。しかし踏み込んだ瞬間パァーーーーーン！と上まで一気に吹けあがるエンジンと、620kgと軽量な車体だからこその加速感で一気に虜となってしまいまして、ドッカンターボな軽ボンバンってこんなに速くて面白いの～！？と衝撃を受けました。
そして車を降りたら「買います」と言っている私が居ましたｗ



しかし問題もあります。確かに貯金でも買えはしますが、そうすると仮に壊れた時に残りの貯金と給料じゃ対処出来ないということ。そして増えた維持費を変わらない給料の中からどう捻出するか。



そんなとき前回バックレた飲み会の上司が会社関係でローン組めるところを紹介してくれました。実はここからが長かったんです。
相手方と相談して会社に来てもらったのが10月下旬でしたかね。私の無理難題な願望を一生懸命プランにしていただきました。ただ、そこで問題が。車検を取るのが先か、ローンの審査をするのが先か、お店と意見が食い違っていたのです。お店からはローンの審査が終わらないと支払い方法が固まらないからそちらを進めて下さいと言われたのですが、金融機関の方からは車検通してから審査にしてくださいと言われ、なにをどう進めりゃいいんだ！？と混乱しつつ11月へ入ってしまいました。

11月は会社の方で研修などもあってバタバタしていたこともあり、いつの間にか中旬まで来ていました。
お店から進展はどうなりましたかと連絡が来て、このままだと買わずじまいになってしまうと思い、担当の方を通さずに金融機関の本店に直接行くことにしました。
そこからは話が早かったですね。確かに支払方法も決まらずに車検通して売りますよなんて出来ないですしね。本店の方も同意見でしたｗ
審査には時間がかかるかもしれないと言われ自宅に帰ると銀行員の友人から電話が来ていました。前年度の所得があんまり低いとローン組めないかもよと友人は言っていましたが、翌日には審査が通ってました(爆)さすが、無駄に歴史だけある会社ですｗ
自動車保険は自分の会社で取り扱っていた商品だったので上司に作っていただきました。

そして12月1日車検が通り、12月5日夜に



納車となりました！嬉しくて嬉しくてクルマを前にお店の方と数時間話し込んでしまいましたｗ
すっかり遅くなってしまったのでお店の方から乗せて帰って欲しいと言われたのですが、正直5年のブランクは厳しいものがあり、帰りは一人でいきなり都内だと思うと不安しかなかったので電車で帰って戴きました。しかも私がご迷惑おかけしたお詫びで用意したビール箱を持って…。今でも申し訳ないことをしたなぁと思い出します。

その夜は同期の友人が遊びに来ていたので、練習も兼ねて近場をぐるぐる走ることに。
中山美穂のCDを聴きながら川口界隈を走っているといつしか時間は2時近くになっていました。
ということでその時間帯でもやってる近場のお風呂屋さんを探して西川口へ(やらしい店じゃないですよ！)



運転はやりやすく楽しいのですが緊張で汗ダラダラだったのでさっぱりしましたｗ

そして翌日は空だったガソリンを詰めに・洗車をしに近所のガソリンスタンドまで…。その時会社の先輩にも見られていたようで、ミニカダンガンって書いてある車見たけどＡ君だよね？と週明けに言われましたｗ



賃貸借りてる方はみんな洗車どうしてるんだろう…みんなイチイチお金払って洗車行ってるんだったら大変だなぁと、今まで何の疑問にも思っていなかったことも気付くように。
一軒家と賃貸なだけでもカーライフに随分違いがあるなぁと今更ながら感じました。

そんな土曜日が過ぎ、日曜日はよっこいOFFへと続き、大洗聖地巡礼、大学時代住んでいた静岡へ旅行と続くのでした。



正直1年も経たずに維持できずに手放してるんじゃないか、事故でツブしてるんじゃないかなど不安になる時もありましたが、1年経った今もこうして当時のワクワクした気持ちを感じながら乗れている事を嬉しく思います。
納車までお世話になった目白自動車の小野さん小林さん、その節は大変お世話になりました。
また、1年間乗ってこれたのも皆様あってのものだと思います。本当にありがとうございました。
そしてこれからも私とミニカダンガンをどうぞ宜しくお願い致します。


【今回のハチマルな1曲】Dang Dang 気になる ／ 中村由真
このミニカダンガンを作ったのは誰だ！(雄山)
ダンガン気になる～♪(パクリ)



おまけｗ

12月に入り、遂に我が山形市も天気予報で雪マークを見るようになりました。
今年は随分と暖かいらしいですが、どうなんでしょうｗ

そういえば去年はどうだっただろう…とふと思い出せば、そう！去年の12月5日はミニカダンガンを納車した日でした。そういえば納車まで黙っていたこともあり書いていなかったので、今回は納車までのお話です。

私が免許を取ったのは2009年3月、高校3年の冬でした。大学進学が決まっていたので、進学したら車乗り回すんだと夢見ていました。
しかし現実はそう甘くは無く…バイトもしていましたが就活前だったこともあり、いつしか貯金も諸々に消えていきましたね。



そして就職すると、勢いでミニカ71バンを購入しようとしてお店の店長に諭されたり、営業先で見つけた不動車のE38A VR-4RSを譲って欲しいと交渉したりと、多方面に多大なるご迷惑をおかけしました(その節は大変お世話になりました)

そんな1年目が終わり2年目に入ると昭和スクーター2台持ちとなり、行田の鉄剣タローから横浜の本牧、秋葉原、中野、赤坂、米軍横田基地まで、同期の友人と色々な所へ出掛けました。

スクーター移動が中心になっていた2014年9月28日…箱根で2回目のFun2meetingがありました。私は電車好きの乗車嫌い(バスも)なので、箱根まで何で行こうと悩んでいました。



「手持ちの乗り物はスーパータクトとイブパックスだけど、横浜行っただけであんなに疲れるんじゃ翌日仕事なのに身が持たない。レンタルバイクにしたって下道で箱根は遠い。だけどいきなりレンタカーはペーパー5年生にはキツイ…」
あれやこれやと悩んでいるうちに寝過してしまい、気付けば時計はお昼を指していました。
「悩むだけ悩んで結局行けないなんて情けない…そうだ、長距離移動できる乗り物を買おう！」

これが車を買うきっかけでしたｗ

まず考えたのは車か、中型2輪かです。特に2輪はVT250FEを狙っていました。
「維持費や購入価格を考えればVTに軍配が上がるけど、これから冬だし、寒いからダメだな」
ゆとりなので2輪購入案は早々と却下となりましたｗ

さて、そうなると車です。
「車ならまず三菱だな。それで80年代の三菱であること！」
「でもペーパー5年生だから大柄なクルマは無理だし、時が来れば田舎に帰るだろうから経済的にも安心して乗れる車がいいな…」

まぁ随分都合のいい理想を浮かべつつパソコンをぽちぽちしてみたところ、ティンときた車が何台かありました。

1.ミニカエコノ パセリ



コレはツボでした！蛍光色のピンストが当時らしく、程度も良さそうで、外装品に関しては申し分ない個体だと思いました。
80年代三菱車でそういう条件で選ぶならH10系ミニカだろうし、でもこんな綺麗な個体そう出てこないだろうから、これは勢いでやっちまうかというところまで行きましたｗ
ただ気になることはオコした車であること。定期的に乗ってた車と違って数十年に渡って置かれてた車ですから、ガワより中身が気になります。どの程度まで整備してあるのかこちらにはわかりませんから、維持面では不安なところもありますね。

2.ミニカ ダンガン Ri-4



このクルマは同じ埼玉県にあった出物で、値段が3.9万円と検なしとはいえ激安物件でした。
程度も悪くなさそうですが、中期でATであることが引っ掛かりました。まぁATはいいんです、ATは。一番は中期のデビューが90年3月なので80年代ではないということ！
80年代に謎の執着を持つワタシはコレに耐えられないと思い購入候補から外してしまいます。

しかし「H20系の前期なら89年デビューだし、探してみるか」とgoogle大先生へ…すると



…うせやろ？
あるではないですか！前期550のダンガンが！しかも販売店が豊島区なら埼玉から近い！それに値段もかなりお手頃…。
ただワタシ、550のダンガンの顔が嫌いだったのです。なんでグリル分割しちゃったんだろう…とか、中期・後期の方がカッコいいじゃんと正直思ってたのです(ダンガンちゃんごめんねｗ)
まぁでもあくまで慣れるまでの練習台だし、とりあえず車見て考える事にしました。

売りに出していたのは豊島区の目白自動車さん。よく思い浮かべるような置き場とお店が1つになった中古車屋さんではなく、置き場がさいたま市の与野にあるようです。

正直なところ不安もあったのでいきなりは電話せず、ちょっと下調べをすることにしました。
まずこの個体、新品の内張りなんかも入っていて凄く手が入っているようですが、お店の過去のブログを見てみると1年前にも売られていたことがわかりました。何故手放したんだろう…。

そこで、この手の車ならもしかしたら前オーナーがブログを書いていたかもかもしれないと思い検索して見ることに。するとt.kamoさんのブログを発見してしまいました。
ブログを拝見すると、私がこれをやれと言われたら間違いなく心が折れるほどに手を尽くして愛情を注いできたことがわかりました。前オーナー様の情熱はたっぷり感じたので十分でしょうｗ

あとは現車確認ですが、連絡して見に行くと仮に怪しい業者なら隠したいところは誤魔化すだろうし、その前に見に行って確認しようと会社帰りにタクトをすっとばして与野へ。(上司との飲みが嫌で逃げたついでだったんですけどねｗ)
場所はなんとなくわかっていたので大宮バイパスを北上。予想してた辺りを走っていると



うわ！あったよ(当然かｗ)
にしても



すげえ綺麗！白いボディと白いホイールが最高に当時らしい雰囲気出してます！
グランツーリスモでもダンガンはよく使っていましたが、ゲーム中では白でも白ホイールではないですし、これには新鮮な感じを覚えました。

これは是非ともお店の方にお話しを聞きたい！そしてこれに乗りたい！
そう強く思い、目白自動車さんへ問い合わせることにしました。

後編は実車見学から納車までのお話です。


【今回のハチマルな1曲】A night in New York ／ Elbow Bones & The Racketeers
去年この時期にラジオから流れてきて気に入った一曲です。