
どうも、PHEVを含むEV系次世代自動車の一般人の認識に、怪しい誤った認識が広がりつつある様だ。
それは、
「EVで用いる電気は、火力発電で主に作られているから、
CO2排出が大きく、環境にやさしくない。」
と、いうものだ。
私からみると、
ある意味、「いまさら」であるが、実は、「問題の論点がズレている」。
「環境にやさしいクルマ」とは、なんだろうか?
また、
「いまさら、どこから沸いてきた?」のだろうか?
まず、
「環境にやさしいクルマ」とは、どんなクルマ?
CO2排出が少ないクルマ。
と言うと思いきや、
「少ないエネルギーで走るクルマ」と定義したい。
例えば、
「単結晶シリコン太陽電池で作った電気を使って、1km走るのに1kWhも使うクルマは環境にやさしい?」
答えは、「環境にやさしくない」
理由は、「単結晶シリコン太陽電池は、製造に莫大な電力を用いるから」
電力設備を作るのに、莫大な電力を使ったのでは意味がなく、そんな電気を効率悪く使った場合には、環境負荷は大きい。と判断すべきだろう。
でも、そんな電気でも、10km走るのに1kWhで実用走行するクルマは、環境に良いと言って差し支えナイと考えたい。
そんな尺度は、クルマの業界では当たり前になっている。
クルマ雑誌に出てこないダケだったりする。
経済産業省の資料にも沢山出てくる。
「Well_to_Wheel」という指標だ。
※ICTの業界でいう「TCO(Total Cost of Ownership)」に似ている。
「井戸から採掘する~走り終わるまで」に、どれだけのエネルギーを使うか?
また、どれだけのCO2を排出するか?で、燃料とクルマの方式を比べたのが、
下の図である。
これで見れば、EVや、電気で走るPHEVが、一番CO2排出が少ない!
ということが解る。
2012年度の火力発電全盛での電気を使っても。然り。
エネルギー消費量でみても、一番少ない。
「CO2の総排出量」に関する資料について
「総合効率とGHG 排出の分析 報 告 書」原本
図5-3 標準ケースにおけるWtWエネルギー消費量・CO2 排出量(J-MIX;JC08 モード)
なんでそうなるの?というと、
火力発電所では、発電効率が極めて高い。
また、CO2排出のツッコミを回避するためか?燃費の問題か?(正しくは知りませんが)
天然ガス発電の比率が大きくなってきており、複合発電などで効率を高めて、CO2排出を抑えているという、努力がアルからだ。
また、水力等のCO2が排出されない発電が、結構な比率(10数%)で使われているためでもある。
従って、
EVや、電気で走るPHEVが、一番CO2排出が少ない!
では、この様なデマゴーグはどこから沸いてきた?のだろうか?
厳密にはわかりません。(T_T)
最近なんです。
i-MiEVが売られはじめたころにはなく、
私がPHEVに乗り出したころにも、無かった。(聞かなかった)
では、EV系次世代自動車が広がると困る人たちが・・・いっぱい居る(^^;
でも、経済産業省を中心とした方々が、キチンとデータをとって下さった。
(一部に怪しいところもアルが(^^;)
「Well_to_Wheel」を世に広めましょう。
「世の中に、正しい知識を\(^_^ )」
・・・ただ、そんなデマを流す方々に、理屈を説明してもわかってもらえないとも思う。(T_T)
だから、グラフをお見せしましょう。\(^_^ )
百聞は一見にしかず!
「財団法人 日本自動車研究所の資料ダヨ~。」って\(^_^;)
最後に、
昨日投稿した中で、
『中西:EVが勝ち組になった場合、日本は食べていけるのかという問題があります。』
何を根拠に仰っていたのか?疑問でした。
見つけました。(^O^)vデマゴーグの源ヾ(^^ )
整理して、報告します。ヾ(^^ )
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Posted at
2014/09/04 15:04:20