昨日の日曜日、群馬サイクリングスポーツセンターに行ってきました。
それは、ここで開催された峠アタックシリーズに参戦するため。
http://www.tohge.com/
実は、会社にラリーをやっていた先輩がおり、昨年あたりから誘われるようになったからです。で、ここはドライビング・テクニックを磨くべく、誘われているうちが華ということで参戦することにしました(笑)。
会社では現在サーキットを走っていることは内緒にしていたのですが、元々仲間うちで遊びでサーキットを走ってたこともあり、その仲間うちから話が伝わっちゃったんですよね。他の走ってた仲間も声掛けされたみたいですがなぜか断っていたようで、興味深々だった私が誘われるようになったんです。
その先輩が参戦しているのが峠アタックシリーズで、サイクリングコースをクルマで走る競技で開催されるごとにコースが変わります。今回は右回りのロングコースで設定され、速度が出る直線にパイロンが立てられクランクが3ヶ所、中間に360℃転回、最後には10m間隔のスラロームという設定でしたが、ときには左回りだったり、8の字転回、クランクの数が変更されたりするようです。
個人的には、ラリーにジムカーナの要素を入れた競技のような感じに思えたので、ドライビングのテクニックを磨くには最適だろうと思ったわけです。
そもそも、会社の仲間うちでサーキットを遊びで走るようになって、ライセンスを取りサーキットトライアルに参戦しているので、ちょっと邪道なのかもしれないんですよね(笑)。多分、王道としてはドライビングスクールで基本を学び、ジムカーナでクルマの挙動を勉強して、そしてサーキットやらラリーに向かうのが一番の近道なのでは?と思っているので。あ、もちろんジムカーナを極めるというのも素晴らしいことだと思ってます。
で、私の場合、ドライビングスクールやジムカーナの経験がなかったのでいまいちクルマの挙動が分かっていないというか、限界どころか性能のおいしいところすら引き出せていないという感じだったので、ずっと自信がなかったんです。そこにこのお誘い、乗らないわけがありません(笑)。
そして当日の朝3時半に起床し、眠い目をこすりながら圏央道で関越道を目指しました。実際走ってみると、圏央道の恩恵でものすごく大きかったんですね。下道で1時間以上はかかっていた関越道が、30分前後で乗れちゃうんですから。ただ、最寄のインターが月夜野だったので、関越道に乗ってからが長かったのですが(苦笑)。
途中で先輩と合流し、いざ現地へ着いてみると気温は8℃!?まだ雨は降っていませんでしたが怪しい空。そこには、もう常連と思えるクルマたちが揃っていました。
午前に時間的に4本ほどの練習走行。約1分間隔でクルマがスタートします。
ところが、練習走行中に雨が降ってきてART SPORT2のタイヤでは大きな不安を抱えざるを得ませんでした。その練習中に、土手から落ちて横転したクルマがいたそうで、その対応待ちで1時間。
実際練習走行をしてみると、ほんとにエスケープゾーンがありません。もうタイヤのグリップを失って流れてしまったら、ガードレールか石垣に激突するか、土手に乗りあげるか土手から落ちるかのシビアなコース。
youtubeにアップされていた動画で頭に叩き込んではみたものの、いざ走るとその感覚が掴めないしブラインドコーナーが多いしで、ずっととっちらかってアクセルもろくに踏めず。結果、無残な走りで速く走ること、クルマをコントロールすることの難しさを体感しました。
加えて、サーキットトライアルでは15分の間であれば状態のいいときにベストラップを狙いに行けますが、峠アタックではタイヤが温まってなかろうが何しようがその1本でタイムが決まるわけなので、1発勝負というシビアな状況もありますし。
この日は雨でコースが滑りやすく危険だということもあり、通常2本であるところを1本のみの走行となったので、自分なりに必死で走りましたよ。
その甲斐もなく、先輩には「なんだ、残念だったな。お前、ビリじゃなかったよ(笑)。」と言われる始末(苦笑)。ほんと、もう自分には速く走る才能はないんだろうなということを実感させられましたが、こんな楽しいことはやめられません(笑)。
もう先輩のチームには、ラリーの全日本選手権の表彰台に何度も上がった人もいたり、海外のラリーに出場してたり、某自動車メーカーの幹部だったり、ものすごいメカニックだったりとすごい人たちだらけで、口聞いてもらえるだけで恐縮する人たちなのですが、口ぐちに「クルマ変えたほうがいいんじゃない?」と言われながらも、逆にこれで頑張ってみようかなと(笑)。
事情を説明すると、この方々にとってはレベルの低い話だったんでしょうが、とても優しく為になる話をしていただきとても勉強になりました!
おかげで、タイムよりも「そのクルマの性能を十分発揮できてるね」と自他共に認めてもらえるようなドライビングを目標にしようと思えました。
最後に、表彰台に上った先輩のフィアット500アバルト仕様と2ショット♪
ほんと有意義で楽しい時間でした。今年のシリーズは終了しましたが、来年スケジュールが合う限りまた参戦しようと思います!
Posted at 2014/11/10 21:51:53 | |
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