栃木市の蔵の街からクルマを走らせること1時間弱。向かったのは鹿沼市の木のふるさと伝統工芸館へ。
今回の目的である組子細工を見ようと来たんですが、工芸館の中は暗いしクルマは止まってないしでやってないのか?と思いきや、一応開館はしてて客がいないので節電してたようです。
中に入ってみると、数は少ないものの立派な組子細工の工芸品が展示していました。
これ細かく切った木片を接着剤などを使わずに組んだものなんですが、コンマ数ミリ単位で綺麗に加工しないと組めないみたいです。
いやー、間近で見て本当にすごかった。
話を聞くと、組子細工の職人さんがもうほとんど存在しておらず、作品がほぼ出てこないとのこと。
また、祭りで使う山車も展示してあったんですが、これもまたすごかった。
日光東照宮の飾りと同じような木彫りの装飾がされていてとても豪華。
保存しているのかと思ったら実際に祭りに使われているそうで、この山車の中や屋根に人が乗るそう。壊れるとかなり高額な修復をしなければならないので、壊さないように扱ってるとのこと。
せっかくなので、息子とかみさんが組子を体験することに。
2人が苦戦しながら頑張っている中話を聞くと、組子細工の職人さんがもうほとんど存在しておらず、作品がほぼ出てこないとのこと。
時代の流れというか後継者問題はこういうところにもあって、日本の素晴らしい伝統工芸が途絶えていくのはとても寂しいことですね。
それを聞いて、息子は数万出して組子細工を購入してました。
さて、工芸館を出て昼飯は蕎麦が食べたいということになったんですが、工芸館まで走ってくる途中の蕎麦屋がどこも行列だったので時間的にも体力的にもちょっと厳しいなと。
そこで、工芸館の近くにある道の駅ならぬ『まちの駅』へ行ってみることに。
その中にある鹿沼そば『大越路』を見つけ、蕎麦をいただくことにしました。
私と息子はニラ蕎麦を注文。ニラ蕎麦は初めてだったんですが、正直蕎麦にニラってどうなの?と。
周りの人が食べていたので注文したんですが、これが意外と合う。というか、ニラがいい感じにアクセントになっていて、逆にこれを食べ慣れるとニラがない蕎麦が物足りなくなるかも。
当然蕎麦もコシがあって喉越しがよく、ニラとの相性を期待してなかっただけにとても美味シュートでした。
次に向かったのは、『若竹の杜 若山農場』です。
ここは竹林で有名で、あの実写版映画『るろうに剣心』、『キングダム』のロケにも使われた場所なのだそう。どちらも好きな映画なので、ぜひ来たかったところ。
竹林を巡る際にマップを渡され説明を受けるので、どの場所でというのが分かります。
こちらが剣心と比古清十郎が剣を交えたところですね。
他にも『お~いお茶』のCMに使われた場所もありましたし、のんびり歩いて1時間弱。夏って感じで良かったですよ、暑かったですが。
夜はライトアップを開催してて人気らしいんですが、そこまでの時間調整が難しかったので今回は諦めました。栃木は近いので、次回に来れれば。
こういうバックグラウンドを知りつつ巡るのは楽しかったな。
つづく