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イイね!
2008年01月01日

商売と省資源の狭間で…。

 以前のエントリ「「アルミ」 VS 「ハイテン」?」や「巨人トヨタ、遂に動く?」の流れに沿ったハナシではないかと思いますが、今回は日産が取り上げられてました。

日産、全車両を15%軽量化・15年までに燃費1割改善 (NIKKEI NET)
 日産自動車は日米欧などでの自動車燃費規制の強化に対応、2015年までに世界で販売する全車両を05年比で平均15%軽量化する。炭素繊維複合材料など新素材の採用を増やすほか、部品の設計も見直し、1割程度の燃費改善につなげる。トヨタ自動車も中型車で約1割といった軽量化目標を掲げるが、日産の目標はこれを上回る水準。国内1、2位メーカーが大幅な軽量化を打ち出すことで自動車の素材革命が加速しそうだ。

 日米欧での燃費規制に加え、原油高でガソリン価格が大幅上昇したこともあり燃費性能の向上は世界の自動車各社の競争力を左右する最大の焦点になりつつある。日産など日本車各社はエンジンなどの改良だけで十分な燃費性能を確保するのは難しいと判断。素材・部品メーカーとの緊密な連携関係をテコにした車体の軽量化により、燃費性能競争で欧米勢に対する優位を築く戦略だ。 (07:00)

 ネット版に無い部分の補足(抜粋)。

 日産は今後、各販売車種を全面改良するのにあわせて使用素材や部品設計を全面的に見直す。採用を増やす新素材は炭素繊維複合材料、ガラス繊維強化樹脂、マグネシウム合金、超高張力鋼板など。マグネシウム合金をステアリング部に使えば従来比で45%軽くなるほか、ガラス繊維強化樹脂を荷室ドアなどに採用することで同17%の軽量化が可能になる。
 使用素材を変えない場合も、コンピューターを使った解析で各部品の厚さを減らすなど「スリム化」を徹底する。
                               (中略)
 各部品の素材使用量を減らすと強度が下がるといった課題も生じる。日産は素材、部品メーカーと協力してこうした課題を克服するための技術開発に取り組む。

 高張力鋼板(ハイテン)の採用拡大はもう一つの流れとして定着しているような印象ですね。
 しかし、クルマに使われている素材…現時点ですら多種多様にわたるでしょうし、鋼板だって組成が違う複数のモノを使っているのでしょうから、更に素材の数を増やしてリサイクル面での整備が追いつくのかな?とちょっと思ってみたり。
 燃料高だけでなく、金属材料も軒並み値上がりしているワケですから、仮に新素材を多用して軽量化が出来ても価格が跳ね上がればおいそれと買い換えるというワケにもいかないでしょうし…。

 日経ですと、主に新素材やソレに絡む技術開発ばかりを取り合げる傾向が強いように思いますが、手っ取り早く軽量化したければダウンサイジングすれば良いのでは…とも思うんですよね。
 実際やっている例は少ないですが…>31→32のトキのスカイラインや初代→2代目のアリスト、最近だとデミオくらいでしょうか

 それにしても、「車体の軽量化」…って雑誌なんかですと一昔前ではスポーツモデルでたまに言われるくらいしか印象が無かったんですが、クルマのジャンルを問わず広がっていくのでしょうか…「軽さ」ってチューンの中では数少ない「走る・曲がる・止まる」のすべてに作用がある項目だと思いますし、今後の新型車がどうなっていくのか興味深く見ていきたいと思います…。

#でも、まだ乗り換えないけどね(爆)
ブログ一覧 | クルマ雑談 | クルマ
Posted at 2008/01/01 18:13:47

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この記事へのコメント

2008年1月1日 22:29
ご無沙汰でございます。
最近ブログをサボってます華子でございます。

そのネタについては、
シルフィーやプリウス発表時から疑問を持ってました。
ここ二世代のクルマを拝見すると、現行レガシィと新型デミオを除くと、軒並み平成一桁から150キロ重く為ってます。
重く為ってるのに、しっかりと排ガス対応と燃費基準を達成してますが、この基準がいい加減て、クルマの車重から基準を振り分け、重く為ればなるぼど基準が緩和されます。
どのみち、一般人がクルマを購入する時はリヤガラスの星の数しか見てないはずで、実用燃費等考えて無いはずです。
近年は原油高騰で実用燃費に注目されてるし、燃費測定基準が変更に為ったので、今に為ってバタバタし始めただけですね。
この話が真剣に取り組んでたら新型GTRはもっと軽く為ってるはずです。

新年から長文ですみませんでした。
華子
コメントへの返答
2008年1月1日 22:53
ぶっちゃければ、ナニをいまさら…という気がしないでもないのですが(爆)動き出しただけたいしたモンなのかなぁ…とも思ったり。

燃費基準の元になる重量基準値…以前華子さんに伺って調べてみたんですけど、ネット上では明確に出てなさそう…なので、エントリ上では突っ込みませんでした。
まぁ、基準が厳しくなれば対応させないとブランドイメージも下がるでしょうから…今回の記事もある意味商売のため、と見ることも出来ますしね(ソレゆえのブログのタイトルではあるんですが)。

とはいえ…基準値はあくまでボーダーですから「どうクリアするか」っていびつな方向で対策されると…また「裏モード」というか、試験用ECUマップとかでクリア出来ちゃうのかもしれませんが…。
2008年1月2日 10:57
軽量化は、自動車だけでなく、航空機業界も同じ流れです。

カーボン繊維メーカーの株は要注意です(持ってませんが・・)

たぶん、ハイテンだけ回収できませんので、スクラップで一度全部溶かし、

成分調整して終わりです。そんなに手間はかからないはず・・

レガもダイナモステーを鉄から、GDBのアルミに軽量化しようと思いましたが、

エアコンコンプレッサー取り付け穴が 4個→3個になっており、取り付け断念!!

果たして、GDBのコンプレッサーは、3個で固定しているのかどうか、正月明け、

ディーラーへ押しかける予定です。

そうそう、正月で+2kg体重が増加しましたので、またまた、軽量化に励みます(酢)

コメントへの返答
2008年1月2日 21:04
航空機…ですと、自動車以上にシビアでしょうねぇ…同じく元旦付けの日経の特集記事で東レがボーイイング787の機体用に炭素繊維を独占供給する…なんてハナシも載ってましたし。
クルマ用は、東レは以前ネタにしたと思いますが、帝人も炭素繊維を使った自動車を試作したそうで…調べてみたらコレみたいです↓
http://eco.nikkei.co.jp/largephoto/index.aspx?id=2007111308960a1

株買うカネは無いですが(爆)あったら確かに買いかも…?

鉄関係…ハイテンといっても種類が色々あるみたいですし、実際にはやはり一緒くたにされて建築用鉄素材になって…なんでしょうね>異形棒鋼とかH鋼とか

>ダイナモステー
GDBのなら、ウマく行くかと思いきや…そう単純には逝かせてくれないのですねぇ…さすがスバル?(爆)
#っつかEJ20…だけですでに何種類あるのやら…GDBのEJ207…だって、GCのEJ207とはまた違う部分もあるのでしょうし(^-^;

>体重
ワタシは…どうなんだろう…12月は痩せこけましたが(昼メシ抜きの日が多かったので(爆))少し戻ってるかも…。

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