右後ドアノブのプッシュボタンとロックのリンケージに給油
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
従前再三申し上げてきたように、小生のこのクルマ、我が家で唯一のクルマであり、ガチで「実用車」である。
そう、小生の趣味だけではなく、愚妻の買い物の「お供」から、愚妻が怪我をした時の通院の送迎等、全てこれ一台でこなしている。
また、親族や友人を乗せる事もあり、4ドア・セダンの面目躍如といったところか。
そこで、4カ所のドア全てがまともに開閉出来なければ意味が無いのである。
オトナが4人ラクに乗れてこそ、「羊の皮を着た狼」たるこのクルマはメンツを保てるのである。
さて、偉そうに能書きを垂れたが、小生のクルマ、右リア・ドアのノブの開閉ボタンの動きが渋くなってきた。押してもすぐに戻らず、戻って来るのを暫く待つか、或いはつまんで引っ張り出したりしていたのだ。
これではイカン。
そこで、ボタン部分に試しにCRC5-56を吹いてみたが、ダメであった。
おかしい。なぜ?
そこで、部品リストの図を見てみる。(左図参照)
ははあ、なるほど。
図の51番がボタンだが、ツバが付いている。
そうか、表からスプレー潤滑剤を吹いても、そのツバがあるから奥まで潤滑剤が入らないのだな。
やむを得ない。
面倒臭いが、ドア・トリムを開けて、裏から給油するか。(それで済む事を祈りつつ。)
2
さて、小生のクルマのドアの内張りは、メーカー不明の社外品であり、一応上の方だけ外せるようになっている。
ひとまず上の方だけ外す。うーむ、点検孔は出てこない。
仕方ない。内張りの下の方も、少~しめくれるように、樹脂製のリテーナー(留め具)を2、3カ所外すか。(リテーナーはどうせ社外品なので折れても全然惜しくないが、買いに行くのが面倒なので、折れないように気を付ける。)
3
内張りの下の方をめくると、点検孔が見え、内部が結構よく見える。
さて、ドアノブ・ボタンの軸部分目がけて、CRC5-56を吹き付ける。
試しにボタンを押してみた。
お? 戻るぞ。どれどれ。スコスコと何度も押してみた。
戻る! 瞬時に戻る! しかも滑らかだ!!
よし、成功だ!!!
ついでに、ドアノブ自体が少しガクガクしていたので、裏側のナットを10ミリのメガネで手前側だけ、締め付ける。(奥側は、オフセットの長いメガネがたまたまなかったのでやらなかった。)
うん、ガクガクしなくなった。今度時間があれば、奥側(つまりリア側)も締め付けてみるか。
4
さて、どうせドア・トリムを上半分外したのだから、折角だ、ロック機構のリンケージにも給油しておくか。
ロックの上げ下げが固いのも宜しくない。
左図の90番~94番あたりまでの部分をご覧頂きたい。
そのあたりが、ロックのリンケージ機構である。
5
こちらは、ロッキング・ノブ(つまりロックのツマミ)を外して、シャフト(前の写真の図の92番)をつまんで上げ下げしているところ。
上からツマミ下の摺動部分を確認し、やはりCRC5-56を吹き付ける。(整備書だと、エンジン・オイルを塗るのが指定である。)
6
こちら、長いリンケージ部分。
2個前の写真(図)の93番の部品である。右側(奥側)に見える摺動部分に、やはりCRC5-56を吹き付ける。(一つ前の部分と同じく、整備書だと、エンジン・オイルを塗るのが指定である。)
さて、一つ前の写真のツマミ部分を上げ下げしてみる。
うん…劇的に変化はないが、心持ち滑らかになったような気がする。
まあ、いずれにせよ給油しておいて、間違いはないだろう。
7
さて、内張りを元に戻し…。
8
ドアノブのボタンを押してみる。
うん!(・∀・)イイ!!
押してもスコスコと瞬時に戻る。滑らかで軋みも全く無し。サイコーだ!!!
ロックのツマミも上げ下げしてみる。うん。いいんじゃないの?(前述の通り、ここはドアノブのボタンほど劇的に変化は無い。)
さて、とんでもなく難しい内容でも無かったが、実に気分が良い。
本来マトモなはずのものがマトモに動かなくなっていて、それを直せたというのは、個人的には最高な気分である。
兎に角、これで要領がつかめた。
他の3カ所のドアはまだ何とかなっているが、時間がある時に、一応今回と同様の事をやっておこうと思う。
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