冬タイヤ交換のついでに車検前の整備の実施
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
今日の関東地方は異様な温かさ(千葉・横芝光で26.2℃)になりました。
この温かさでは冬タイヤに交換する機運はなかなか高まりませんが、雪の降る前の極寒の中でタイヤ交換をするのは嫌なので、作業を行いました。
また来年の2月に車検なのでジャッキアップされてるついでにいろいろとついでに作業を行いました。
ついで作業は
・ブレーキ分解清掃
・ブレーキフルード交換
・LLC交換
・スタビリンクロッド左側交換
です。
2
ブレーキフルードを交換する都合でまずはリアから取り掛かります。
前輪に輪留めをしてサイドブレーキを解除した状態でジャッキアップをします。
タイヤを外した後にドラムを外し、ドラムの清掃後、シャシブラックで塗装をします。
3
ドラムに塗ったシャシブラックを乾かす時間にリアブレーキの清掃を行います。
ライニングの表面を240番の耐水ペーパーでキレイにします。
4
ペーパー掛けが終わったらエアで埃を吹き飛ばします。
カップ等のオイル漏れもありませんでした。
5
ライニングの厚さは3.0mmでした。
新品の厚さは4.5mm、摩耗限度は1.0mmなのでまだまだ使えます。
11万キロで1.5mm減ったので、あと20万キロくらいは行けそうです。
6
ドラムが外れた状態で、いつものスクリューボルトガードを塗っておきました。
7
とりあえずリアブレーキ清掃が終わったので、ドラムを取り付けてブレーキフルードを交換します。
8
ドラムの裏のニップルに、8ミリのメガネレンチとブリーダープラグを取り付けます。
ブレーキマスターから遠い順の左後、右後、左前、右前と交換していきます。
9
ブリーダープラグを取り付けてニップルを4分の1 程度(90度)くらい緩め、15回くらいブレーキペダルを床まで踏み込みます。
リザーバータンクのMINのところまでフルードを抜きます。
※これ以上フルードを抜くとブレーキホースにエアが噛んでとてもDIYで手に負えなくなりましす。
リザーバータンクの蓋のところに異物混入防止の網がついていて、フルードがスポイトとかで吸い出せないのでブレーキから排出しました。
10
ブレーキフルードを直接缶からリザーバータンクに入れるとこぼれそうだったので調味料入れに一旦いれました。
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リザーバータンクに口切り満タンに新しいフルードをいれて再度ブレーキペダルを20回くらい踏み込みます。
12
こんな感じに古いフルードが排出されました。
1リットル入りのブレーキフルードの場合、左後に500ml、右後250ml、左前150ml、右前100mlの割合で使用します。
13
後ろ側のブレーキフルードの交換が済んだら次は前側です。
ジャッキアップしてウマ掛けてLLCを抜いていきます。
ラジエーターの真下にドレーンが付いているので、プラスドライバーで外します。
ラジエーターキャップを先に外すと、ドレーンを抜いた途端にドバ〜っと出てくるので、付けたままにしておきます。
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バケツをキチンとした位置にセットしたら、ラジエーターキャップを外してドバ〜っと抜きます。
チョロチョロになってから30分くらい出続けるので、他の作業をします。
15
前のタイヤを外して、スタビリンクのロッドを交換します。
新しい方はスリーファイブのやつで、古いのはGMBのやつです。
7万キロくらいのときにショックやロアアームを交換したときについでに交換したのがブーツが破れてだめになりました。
スタビリンクの取り付けナットはインパクトが入れば廻り止めをしなくても瞬殺で外れます。
16
スタビリンクロッドの次はブレーキパッドを外して清掃します。
前回はいつ掃除したかわからないので結構汚れてました。
あちこちにダストが溜まってます。
パッド本体やシムはパーツクリーナーでキレイにしておきました。
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パッドがキレイになったので残厚を測っておきます。
残厚は6.5mmでした。
新品の厚さは9mmくらいなので、まだまだ持ちそうです。
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シムやパッドの耳の部分に最近良く使う「高粘着消音グリース」を塗ってパッドを装着します。
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パッドを装着したら、後輪と同じようにブレーキフルードを交換していきます。
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ブレーキフルードの交換が済む頃にはラジエーターからLLCが抜けきりました。
8リットルのバケツで半分くらい抜けました。
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今どきのクルマには「長寿命クーラント」が充填されています。
昔の緑色とかのクーラントとは違って、水で薄めず原液で入れます。
そのため、水道水とかでフラッシングはせずに抜けた分だけ注入するだけです。
ちなみに長寿命クーラントの各自動車メーカーの初回の交換基準は
・トヨタ、日産 → 7年16万キロ
・ホンダ、マツダ→ 9年22万キロ
です。
コチラのクルマの場合、4リットルあれば足ります。よって2リットル入りを2個買えば足ります。
22
ラジエーターの本体にクーラントを注入していきます。
4リットルくらい抜けたので、そのくらいの量が入る筈ですが、エンジン中とかにエアが入っているので3.5リットルくらいしか入りません。
ラジエーターロアホースやアッパーホースを揉みながら入れたら更に250mlくらい入りました。
エアが抜ければもうちょいLLCが入りそうです。
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冬タイヤを取り付けて、駅の送迎や買い物で20分くらい走らせた後、エンジンが完全に冷えるまで一晩放置します。
これでエアが抜けるはずです。
24
翌朝、やはりエアが抜けた分、ラジエーター本体やリザーバータンクの液面が下がってました。
LLCを補充して完成です。
作業時走行距離 113,215km
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