カロッツェリア　ＫＥＨ－Ｐ７７０　バックライト交換

え～本日は、カーメートのカセットケースを譲って頂いたＩさんと意気投合し相談、依頼されたＫＥＨ－７７０の修理をレポートします。
バックライトが暗いとの事で送ってもらい、見て見ました。

なる程、確かに暗いです。イルミにしても、ボタン部の輝度に比べ液晶部はパッとしません。

この機種は、パネルをオープンさせて、右側のネジ２個を外すと簡単にパネル部を外せます。さすが９０年代のデッキという感じです。

外したパネル部の裏側のネジ４個を外すと、更に基盤まで分解できます。
暗い理由は、本体側やコネクタ、ＦＰＣ部分は非常にきれいで、問題なさそうだったので、液晶部を分解してバックライト部を確認しました。
すると写真の様に、どうやらバックライトはロンサムや初期のカロッツェリアとは違い、ＥＬシートでした。（有機ＥＬではなく無機の。多分ＺｎＳとか。）よく車の光るナンバー用にヤフオクなどで、たくさん売ってます。
またまた、さすが９０年代と思いながら、ネットを調べてみると、どうやらこのＥＬが劣化して暗くなってくるメジャーな不具合の様です。
それと、ＥＬシートとしてパーツ屋さんの通販で売っている事も分かったので、早速手配しました。

今回、購入したのは共立エレショップ。高輝度ブルーグリーンとグリーン。Ｙ３サイズ（２０１×６１ｍｍ）で、１枚１３９６円でした。
ＥＬシートの説明をよく読み、オリジナルと同じサイズにはさみで切り、シートの電極部に添付されているアルミテープで、電極線を貼り付けます。（半田付けはＮＧ）
更に電極部は、絶縁テープで保護しました。

できたＥＬシートを、オリジナルと入れ替え（両面テープ）て、電極のもう一方を基板側へ半田付けして、分解したのとは逆順で組み上げます。

結果、だいぶ明るくなりました。やはり、ＥＬシートの劣化だったみたいです。

イルミにしてみても、十分な明るさだと思います。
このＥＬシートは色々な色があります。
オークションなどで、色変えしたイルミ改造デッキなどが売ってる事ありますが、このＥＬシート改造だと思います。オリジナルを楽しむのにはいいと思います。私はレストア派なので、あまり活躍しそうにないですが。