SAP-500 シリーズ 取付前調査　その１

本日のネタは、先日入手したパトライトのサイレンアンプSAP-500RBZの配線についてです。
最近ではネットでもいろいろ情報出てきて今さら感あると思いますが自分用に乗せておきます。
基本的には本体の上面にカプラ端子機能一覧のシールが貼ってありますのでわかると思いますが、オークションで入手すると貼ってないものもあるようですね。

まずはほとんどの人は車両側のコネクタがないことが場合が多いと思いますのでまずは車両側のコネクタ情報。
コネクタは矢崎コネクタの090端子のコネクタが使われています。私が入手したRBZは８Pと１０Pコネクタがついていましたが、型番によっては４Pと８Pカプラの場合もあるようです。４Pカプラについては気が向いたら調べておきます。
矢崎コネクタの入手困難な人はトヨタディーラーでも注文できるようにトヨタ品番も乗せておきます。なお、ディーラー購入だと割高になります。

８Pカプラ
矢崎コネクタ 090IIシリーズ　品番7283-1080（トヨタ品番：90980-10799）
１０P カプラ
矢崎コネクタ 090IIシリーズ　品番7283-1100（トヨタ品番：90980-10801）

続いて本体に貼り付けてあるカプラ端子機能一覧を載せてみました。K型番の点滅機能付きとV型番の音声合成付きの情報も一部併記してあります。

[8Pカプラ]　電源関連のカプラ
ピン番号　配線色　機能
1番ピン （橙）[照明電源]／イルミネーション電源につなぐ。＋入力で照明が減光する
2番ピン （赤 白）[電源起動信号線]／ACC電源（ここに＋で電源が入る）
3番ピン （黒）[アース線 -]／電源のマイナス端子につなぐ
4番ピン （赤）[電源線 +]／常時電源につなぐ
5番ピン （灰）[リモート線 -]／フットスイッチ用（マイナス接続で吹聴する）
6番ピン （白）[SP 出力 16Ω]／16Ωスピーカーのプラス側
7番ピン （茶）[SP 出力 8Ω]／8Ωスピーカーのプラス側
8番ピン （緑）[SP 出力共通]／スピーカーのGND側

[10Pカプラ]　パトライトと音声関連のカプラ
9番ピン （赤 青）[散光式警光灯電源入力]／警光燈ボタンで９ー１０番ピンがつながる
10番ピン （黄）[散光式警光灯電源出力]／警光燈の＋側に接続
11番ピン （青）[インジケーター入力線]／警光灯の＋側に接続すると操作部の「警光灯」ボタン上のLEDが点灯。
12番ピン （灰 黒）[空き （アソビ線）] K型番の場合、停止・点滅出力線
13番ピン （茶 赤）[機能なし] V型番のボイス付きの1ch 音声連動線
14番ピン （若草）[機能なし] V型番のボイス付きの2ch 音声連動線
15番ピン （橙 赤）[機能なし] V型番のボイス付きの3ch 音声連動線
16番ピン （白 赤）[機能なし] V型番のボイス付きの4ch 音声連動線
17番ピン （配線無し）[ - ]
18番ピン （配線無し）[ - ]

R型番レスキューのRから救急車およびドクターカー・ホスピス科−向けのサイレンアンプとなります。この型番はSAP-500シリーズの中でも配線が少しだけ変わっています。
R型番は本体に電源スイッチがありません。そのため、2番ピンの電源起動信号線に＋電源を入力することにより本体の電源をONにすることができます。通常はこの線をACC電源につなげることでキーONで電源投入にすることができます。

また、4番ピンの電源線に常時電源を入力することで車両のキーOFFでも警光燈ボタンのみ操作可能となります。
これはエンジン停車でもパトライトを点灯させておくことができます。
11番ピンは球切れ検知用です。パトライトのQ仕様の散光式警光灯の球切れ検出時に赤色LEDが点滅（2秒毎に2回点滅）を繰り返します。