
さて、2週間休暇で会社から追い出され(笑)、気ままなソロツーリング旅へ出発することになりました…
若干遅めでしたが、今年は秋のスタートが遅かったため、まだ奥信州でも紅葉を見ることが出来ました。ただ、タイミング的に林道は冬季閉鎖、秘湯も冬季休業が迫っているということで、相変わらず電話して確認すればいいものを、行きたい所が開いているかは、行き当たりバッタリの旅のサプライズを楽しむことにしました♪
まずは東名→新東名で静岡方面へ。大井川を遡上するK64/K77ルートから下泉でN362/N473を通り、小石間橋で杉川を渡り、K389(水窪森線)で気田川を越え、林道岩獄線から林道水窪森線を経由して天竜スーパー林道に抜けました! 山住峠からはK389→N152→N418で飯田市を抜けK1で天竜川を遡りましたぞ… さらに、N256で恵那山を迂回しN19で南木曽を経て釜沼温泉の大喜泉(日本秘湯を守る会の登録宿)に向かいました!!
御殿場JCTで東名から新東名に入ります。天気の回復がちょっと心配そうなアオハルJr号…

このゆったりとした3車線が、右足につい力を入れさせてしまいます 苦笑

新東名の楽しみは御殿場からの3つのNEOPASAですね。NEOPASAはNEXCO中日本が新東名に展開するSA/PAの商業施設のことです。トイレ休憩をしなくてもつい立ち寄ってしまいます。

NEOPASA駿河湾沼津は静岡県の食の宝庫ですね♪ まだ往路にもかかわらず、お土産で買いたいものだらけです 笑

NEOPASA清水には、KUSHITANIのパフォーマンスストアがありますね。もちろん早朝でやっていませんが、若い頃バイク乗りだったオジはKUSHITANIのつなぎに憧れたものです! 指をくわえてぼーっと眺めてしまいます 笑

そしてNEOPASA静岡では、日本、いやいや世界を代表するプラモデルメーカーであるTAMIYAの出張ショップがあって、このSAでしか売っていないプラモがあるとの噂です…

新東名とはここでお別れですね…

ここからは大井川を遡上します。

目指すは道の駅「川根温泉(ふれあいの泉)」です。ここは朝の9時から日帰り入浴開始ですね。時間が上手く合えば、露天風呂からSLが見ることが出来ます。

こちらは頂き写真ですが、露天風呂は44度、43度、42度、40度(?)といくつか湯船が分かれていますね。地元のお爺ちゃん達が大挙して押し寄せ、ホルマリン漬け(失礼!)のようにプカプカ浮いていますよ 苦笑

ここで朝風呂を浴び、脳内をシャキッとさせて天竜スーパー林道を目指します!

実はN362はこの夏の豪雨で何カ所か崩落事故があり、迂回路の林道を通ることになりました。

眠気覚ましになるしちょうどいいと思ったら、結構本格的な林道でしたね 苦笑

山間の迂回路「あるある」ですが、普段あまり使われない林道が選ばれるケースが多く、都会のドライバーは面食らうケースが多いですね ははは!

ここからは国道ながら、なかなかシビれるワインディングが続きます。N362は路肩決壊ですが大型車以外は通れるそうです…

岩獄林道は比較的走り易い…

たまに山間部では一日のうち、走行が可能な時間帯を決めているようです。

この小石間隧道を抜けたら雪景色ってことは無いですよね~笑 ここは離合が厳しいトンネルでした。何かに吸い込まれそうなトンネル内のライティングが神秘的。通り抜けるまでの時間がずいぶん長く感じられましたぞ…

再びN362に戻りましたが、すぐに天竜スーパー林道に向かう違う林道に飛び込みます!

そしてやっと天竜スーパー林道と交差し、念願の林道走破に出発です♪

天竜スーパー林道は、静岡県北遠地域を流れる天竜川東部の山中を縦断する林道で、浜松市天竜区東雲名を起点に、同区龍山町 - 春野町 - 佐久間町の境界を抜けて水窪町の水窪ダムまで続く延長約53kmのスーパー林道です。

森林資源の開発利用と産業振興、地域開発を目的に1984年に総工費81億円(当時)をかけて整備がなされ、日本のスーパー林道の中では19番目に完成した路線ですね。 道幅は1車線と狭いのですが、一応全線が舗装されています(でも結構補装は荒れていますが 苦笑) 尾根づたいを走るせいか、実は結構直線が長い…

今回は全長約53kmの半分強を走破した形です。天竜の森の駐車場はガラガラでした…

ここら辺ですと標高は1,000mをゆうに超えますね。ちょっと前までまだ紅葉を楽しめたのですが… 天竜スーパー林道は、「スーパー林道天竜線」とも言われ、部分的には別の名称が付いているようです。ここは林道福沢線ですね♪

スーパー林道を楽しんだら、急に山住峠のオブジェが出てきました♪

反対側には水窪町観光協会のオブジェが…

そしてこの山住峠には、厳かな雰囲気が伝わる山住神社があります。

実はこの山住神社は徳川家康公と縁があります。百戦錬磨の天下人となった家康公ですが、唯一大敗した戦が血気盛んな32歳で、8,000人の軍勢で30,000人の武田軍に挑んだ三方ヶ原の戦でした… 当時52歳だった武田信玄は知略・戦略に長けており、家康公には生涯忘れることが出来ない敗戦となったのですね。

その後武田信玄は没し、この地方は徳川の支配下となりましたが、この敗戦の教えを終生自分に言い聞かすため、甲斐の国の方角(北東)を鬼門とし、ご領地の鬼門を守る山住神社を「丑寅(北東)の鎮守」とし、末永く篤く信仰されたそうです… 大鳥居の反対側にはお茶屋さんがあり、きのこ汁などで身体を温められますぞ♪
ここからお宿にはまだ100km以上ありますね… 少しだけ右足に力を込めます!

走り易い国道に向けて一生懸命工事中…

浜松市まで降りてくると、また山並みには紅葉が復活しました~

N152からN418に移動して、遠山川沿いを走ります。宮の前橋は2tまでのクルマは通れますが、「路肩弱し」と書いてあるし、タイヤが通る部分に2本の板がある… 悩みましたがやめときました 苦笑

飯田市を越えて時間的にも少し余裕が出てきたので、珍しい県道1号(長野県)を北上することにしました。実際には林道以上/県道未満ですかね~

釜沼温泉は、K473が通行止めだったので、N19から王滝川を遡上します。いきなり片側通行ですね…

やっと釜沼温泉「大喜泉」に到着!

ここは日本秘湯を守る会の登録宿ですね。泉質は含二酸化炭素-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩冷鉱泉(低張性弱酸性冷鉱泉)。長く浸かっていると身体に気泡がバッチリ付着しますよ♪

適応症は、釜沼温泉に共通するものとして、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、 関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後の回復、疲労回復、健康増進があり、大喜泉固有として、きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、高血圧症などがあります。

源泉の温度は13度!! 冬は入れませんよ~ 奥は40度ぐらいに加温されていますよ!

なぜか洗い場が畳張り… でもこれはこれで足腰に優しい感じ♪

ここは7部屋のみのファミリー経営の心温まるお宿です。自分は林道を走り回るので何時に到着するか分からなかったので素泊まりとしました。それでも夕食の残りをちょっと「お裾分け」と言って持ってきてくれたり… 本当に優しい♪

明け方は氷点下でした!! 寒い中外でご主人を待つアオハルJr号…

今日ゲットしたタオルは2つ。次日は白骨温泉へ向かいます…(続く)
※長文お許しください…