
二週間休暇最後の旅はアオハルJr号での熊野古道巡りでした。一旦、伊勢の先の三重県多気町のVISONで一泊し、次の日は早朝出発し那智の滝を目指しましたぞ… ところが空は曇り空、普通に雨が降っていました 涙
それでもしっかりVISONでおいしい朝食を食べ、多気町からはN42から熊野尾鷲道路(E42)に接続して、熊野市、新宮市を抜けK43 →K46を通り那智の滝に最も近い駐車場にアオハルJr号を滑り込ませましたぞ。
この日の目標は、熊野三大大社(熊野三山)のうち、三重方面からだと一番近い熊野速玉大社、熊野那智大社を参拝することでした。雨が一時的に弱まることがありましたが、ほぼ一日中普通に降っていましたね…苦笑 しかしながら、熊野古道、熊野三山と伊勢神宮との関係など、新しい気付きもありました。共通一次(古いな~笑)で日本史ではなく世界史を取ってしまい、日本史は疎いので還暦過ぎてもすべての情報が新鮮です!
さて、まずはVISONの農園エリアのレストランへ。

7時半からやっているお店はここしかありませんでした…笑

メインディッシュ(フレンチトーストとサラダ)以外のパン、スープ、ドリンクは食べ/飲み放題です♪ 天気が良ければ素晴らしい農園の景色が見られたそうです。
道中はほとんど雨…天気なら素晴らしい撮影スポットがあったと思いますが、早速熊野速玉大社に到着です♪

熊野三山は、本来「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」の三社と、「那智山青岸渡寺」の一寺を「熊野三山」と呼び、熊野三山は「熊野古道(熊野参詣道)中辺路」によって結ばれていて、熊野本宮大社→熊野速玉大社→熊野那智大社の順に参拝することが正式とされています。

ちょうど神社用の御朱印帳がいっぱいとなったことから、「全国熊野会」の御朱印帳を手に入れましたぞ… 勇ましい三本足の八咫烏!

熊野信仰に絶対無視することが出来ない八咫烏… 八咫烏は、日本神話で家都御子大神(素盞鳴尊)の仕えで神武天皇を熊野国から大和国まで道案内した導きの神として伝わる三本足の烏で、熊野三山の象徴です。

もう一つ重要なのは、日本サッカー協会と熊野三山との関係。サッカー日本代表のユニフォームにはこの三本足の八咫烏が刻まれていますよね!

話は長くなりますが、日本にサッカーを広めた人間は、和歌山県出身の中村覚之助さんという方です。日本サッカー協会は、シンボルマークを決めるときに、この中村氏に因んだものにしたいということで、まず八咫烏が神武天皇をしっかり熊野国から大和国に導いた(ボールをちゃんとゴールに導く)との意味合い、さらに熊野は、平安時代の蹴鞠(けまり)の名人と言われた藤原成通が技の奉納に訪れたとも云われているからなのですぞ。

今でもサッカー日本代表がワールドカップなど大きな試合を戦う前には、日本サッカー協会が熊野三山に必勝祈願に訪れるそうです…
雨は少し強まってきましたが、次の目標である熊野那智大社に向かいます!

熊野那智大社は熊野三山の一社として全国5000社余の熊野神社の総本社であり、日本第一大霊験所根本熊野十二所権現として崇敬の篤い社です。

まずは日本トップクラスのパワースポットである那智の滝に向かいます。

雨だったことを除けば素晴らしい景色を拝見することが出来ました。

那智の滝から熊野那智大社へは高低差があることから沢山の階段を登らなくてはなりません。嫁が邪魔…苦笑

到着すると雨に煙る神々しい社殿を見ることができます。ここからさらに話は長くなりますので興味無い人はさっさとこの日のお宿の話まで飛んじゃってくださいね…苦笑

熊野那智大社は神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)の御東征を起源としています。西暦紀元前662年、神日本磐余彦命の一行は丹敷浦(現在の那智の浜)に上陸したそうです。一行が光り輝く山を見つけ、その山を目指し進んで行ったところ、那智御瀧を探りあてられ、その御瀧を大己貴神(おおなむちのかみ)現れたる御神体として祀られたそうです。もともと那智の滝は、神仏習合の一大修験道場でしたが、明治初期に青岸渡寺と那智大社に分離しました。今も寺と神社は隣接しています。こちらはその青岸渡寺…

神日本磐余彦命の一行は天照大神より遣わされた八咫烏の先導により、無事大和の橿原の地へ入られ、紀元前660年に初代天皇、神武天皇として即位されたのです。
これが熊野那智大社の始まりとされています… 那智の滝を昇る青龍!

那智山と陰陽師「安倍晴明」との関係も興味深い…
さあ、この日の宿であるわたらせ温泉「ホテルやまゆり」に向かいます! 那智の滝からは再びK46 を下り、E42からN168を北上します。

N133に移動して、大塔川の支流である四村川の上流にそのホテルがあります。

到着した時点が大雨、ほぼ日暮れであったため、旅館の写真は明朝のものになります。

到着後にまずびしょ濡れになった靴と靴下をドライヤーで乾かし、関西一で有名な大露天風呂に入りました。

暗くて全体像がよくわからなかったのですが、次の日の朝に入った大露天風呂はこんな感じでした。

全く必要ないセクシーショット♪ 誰もいない大露天風呂は最高でした! しかし毛深いな…頭には無いのに 苦笑

白い壁の向こうはまだ露天風呂が続いていて、修理中かと思いました。実際は湧出量改善に向けた新たな掘削計画のようです。結果、男湯の5つのうち3つの露天風呂が閉鎖されていました…残念

わたらせ温泉にはホテル「やまゆり」と「ささゆり」があり、四村川を挟んで吊り橋でつながっています。大露天風呂に近いのはやまゆりですね。

実は家族風呂(貸切露天風呂)も4つあり、同じ源泉です。かけ流しの天然温泉は、無色透明のナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)で、皮膚病、 リウマチ、神経痛、胃腸病などに 効果があるそうです。メタケイ酸が豊富で、ラドンも含まれているのが特徴ですね。

宿泊した夜は雨が降っていたのでこんな笠をかぶって入浴しました 苦笑

夕飯は温かみのあるコース料理でした♪

熊野古道ビールで乾杯♪

定番の川魚の焼き物です。この日はあまごの塩焼きでした。

そして熊野牛ロースのステーキはとても美味しかったですよ!

こんなメッセージがなかなか面白い…

さあ、2日目はたっぷり朝風呂に浸かり、早々に熊野本宮大社に向かい、熊野古道「中辺路」を歩き倒したいと思います!!
毎度ですが、長編お付き合いいただきありがとうございます…
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2024/12/08 23:14:45