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息子がテスラを買うと！
株じゃなくクルマね…

内燃機関の咆哮にしかエクスタシーを感じない自分も、頭の片隅には気になっていた車でした。テスラを否定するつもりは毛頭ありませんが、どうしてもスーパーカーを小さいころ銀座で追いかけていた昭和生まれのオヤジのアタマの中ではクルマとは違う概念のシロモノだと…

青山通りの外苑前付近にこじんまりとしたショールームがあるのは随分前から知ってましたがまさかそこに足を踏み入れようとは…


息子は医者になって4年目。仕事が忙しすぎて金が貯まってしょうがないと。なんて羨ましい～やっちゃ！！そして「親父、俺テスラ買うからショールーム付き合って一緒に試乗してくれ」と。は～、そんなおもちゃ乗れるかと毒突きながら、とても興味津々…
テスラのキーワードは電気自動車、自動運転でしょうか。自社製のECU、複数のカメラ、高度な電池技術による快適な移動物体。もし試乗して虜になってしまったらどうしようかとちょっと心配しました。

まずこの大型ディスプレーにすべてが集約されています。正直これとハンドルとペダルがあるだけであとは座るシートですね…何ともつまらないインテリアですが、この無駄を省いたことが色々テスラの良さにつながっているのでしょう。


サイズ的にはModel3がBMWだと3シリーズに相当するのでしょうか。日本の交通事情にはちょうどいいし息子が今回試乗したのもModel3でした。
それ以外には大人5人がフルに乗れるModelS、ガルウィングSUV系のModelX、日本未発売のModelYがあります。一応来年結婚を予定してる息子としてはModel3で十分だと思いますね。

このブルーも悪くないですね～♪

さてそのModel3には3種類のクラスがあります。後輪駆動のスタンダードレンジプラス（511万円）。AWDとなるデュアルモーターのロングレンジ（655万円）、そして同じAWDながらスポーツ性が高いパフォーマンス（717万円）。
車両情報、NAVI、その他アクセサリーの操作はすべて17インチのパネルで行えます。そしてNETFLIXやYouTubeまで見られてしまう　苦笑。停車してる車や並走する自転車、道路の障害物まで画像に現れますぞ…パネルは大きいから助手席の人も操作できますね！
電気自動車だから航続距離は気になります…
航続距離／最高速度／0-100km加速はそれぞれ以下の通り。
スタンダード　430km／225km/h／5.6秒
ロングレンジ　580km／233km/h／4.4秒
パフォーマンス　567km／261km/h／3.3秒
加速はハイパーカー並ですぞ！！

えっ？！ちなみに…X3Mコンペティションは　満タン時550km／250km／h（リミッター）／4.1秒ですね。そして値段は約1,400万円…

うーん、これ以上深く考えたくないのですが、AWDのパフォーマンスの速さ、驚異の加速力は残念ながらこの試乗では体感できなかった　残念！！
今回試乗したのは最も高価なパフォーマンスですが、残念ながら高速での自動運転は体験出来ず、青山墓地の周りを周回するだけでした。当たり前ですがスタート時にモーターが唸る訳でもなく、無音でスーッと走り出します。面白かったのは回生ブレーキですね。通常の市街地走行であればアクセルを離せばググっとブレーキを踏まなくてもスピードが落ちます。この効き具合も2段階で選択が可能です。このアクセルを離した減速感が結構激しく、人によっては「ブレーキ酔い」になるそうです。

見た目はもう人それぞれの「好み」でしょう…自分は嫌いだけど、ホイールはスタンダードの方が未来感があって良かったと思うな。


息子のヤツで今度高速テストもしなきゃね！
二月ごろにうまく行けば納車されるそうです。
色々な意味で刺戟的な試乗でした…

おまけは横の結婚式場に停まっていた6シリーズのカブリオレとなぜか青山墓地のアオハル号！！