
雨空が続いた先週末ですが、那須塩原に居るのに温泉に入らずに帰る訳にはいかない… 前日に100km弱をロードバイクで走り、足は乳酸でパンパン…しっかり温泉に浸かって疲れをとらねば… 行きたい場所はもう決まっていました。素晴らしい二つの秘湯に日帰り入浴させてもらいました♪
土曜に宿泊したのは「伊藤園ホテル塩原」。塩原温泉郷の中では端っこの方にあります。嫁との宿泊でなければ通常1万円以下のホテルを探し節約します。ここの温泉も悪くなかったですよ。寝湯とバブル湯でしっかりと足のマッサージを入念に行いました!!
塩原温泉郷は知る人ぞ知る美肌湯天国です♪ 全国の温泉にある泉質の中でも3大美肌の湯と言われる炭酸水素塩泉、硫黄泉、硫酸塩泉が全てあり、 さらに美肌性質の弱アルカリ性の温や美肌成分ではメタケイ酸泉もあるのです。なんと5大美肌温泉がある… ジジイになると男でもしっかりお肌に潤いを与えなきゃ~ でも旅館・ホテルによって複数の源泉を引いているところは少ないので、どの泉質に入りたいかを決めてからその源泉を引いているところを予約してくださいね~♪

さて、日曜は朝ごはんもそこそこに箒川沿いの塩原街道を走り、風光明媚な国道400号に合流します。国道400号は茨城県水戸市から福島県西会津町に抜ける総延長220kmを超える立派な国道ですね。東北道を越えて栃木県に入ると「湯の香ライン」と呼ばれ、福島に入っても日本を代表する温泉を巡る国道となります。栃木県内は比較的綺麗な舗装ですので軽いワインディングを思いっきり楽しんで走れますぞ!
塩原街道沿いには新しくできた「湯っ歩の里」というのがあります。

湯っ歩の里は、全長60メートルの「日本最大級の足湯」が有名です。湧き出る温泉を利用して、体験型温浴施設として親しまれ、「足湯回廊」、「鏡池」、「飲泉堂」といった施設があり、新しい感覚の癒しが体験できますね。まあ、こういう所は孫と一緒に来て楽しみたいと思います。
国道400号からは那須関谷の交差点で左折し県道30号(横断道路)を進み、広谷地の交差点を左折して県道17号(那須街道)に入ります。そうすると最初の目的地である「鹿の湯」はすぐそこです♪

那須温泉は塩原温泉より秘湯感がさらに色濃くなります。湯本には温泉神社があって硫黄成分が豊富なせいか、「殺生岩」と言われる「生き物を殺す石」という不思議な伝説の岩があります。
鹿の湯は朝8時からやっていて、公共の湯なのかな? お値段は大人500円で安いですね。そしてちゃんと分浴ですから女性も安心して入れます。

こんな感じでお風呂は6枠あり、それぞれ5人も入ればいっぱいですかね… 源泉は確か68度だったと。それを一切加水せずに48度、46度、44度、43度、42度、41度の6枠に徐々に引き込み冷まされます。適当かと思ったらしっかり管理されてますぞ。打たせ湯もいい感じなのですが、隣が近すぎてバチバチお湯の掛け合いです 笑
(こちらの写真はHPから頂きました…)
なかなかお作法にもうるさい温泉ですが、まずはかぶり湯で大人は柄杓で200回頭からかぶるそうです…でも誰もやってなかったな 笑 ここの泉質は単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)酸性低張性高温泉と言われ、液性の分類はPH3未満の強酸性ですね。早く言えば草津の湯に近い… だからこそかぶり湯で温泉効果を高め、のぼせや吐き気の防止を行うそうです。さすが、先達の知恵ですね♪

46度や48度は一番奥にあり、強者が集います。48度に入っていたおじいさん…どういう肌感覚しているのだろう。手を入れただけで「あちっ!」っていう感じでしたぞ!!

脱衣所も番台(?)もレトロ感満載です。周辺も草津の湯のような賑わいは無く、秘湯感が漂っていました。一般的適応症は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進など。泉質別適応症は慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症などです。酸性泉のあるあるですが、心臓、呼吸器に疾患のある方はやめといた方がいいですね。そして妊娠している女性も…
さて、せっかく那須・塩原まで来て「鹿の湯」だけですごすご帰る訳にはいきませんね! 県道17号をさらに北上し、弁天吊り橋手前を右折します。すると少し荒れた道路ですが駒止めの滝が見える駐車場が行き止まりとなる林道があり、ここから徒歩で向かう「北温泉」があります。

ここには北温泉旅館という一軒宿があり、「天狗の湯」が有名ですよ♪ さらに登山道から見える「泳ぎ湯」は丸見えです!!女性は露出狂でなければやめておきましょう…苦笑

帳場やお土産処もレトロ感満載です。ちょっと宿泊するのは怖い感じですね。

ここも朝8時半からやっていますから登山客の日帰り入浴がわんさか集まる前に入浴してしまうのが一番です。日帰りですと天狗の湯、河原の湯、泳ぎ湯の三つに入ることが可能です。河原の湯だけが分浴であとは混浴みたいですね…
天狗の湯は大小の天狗のお面が三つあります。泉質は単純温泉です。自家源泉は3本あり、合わせるとなんと毎分1,620リットルもの湧出量を誇りますぞ。無色透明で無臭です。

天狗の湯では飲泉が可能と書いてあったのでサクッと飲んでみましたが、特に嫌な感じもしませんでした。効能としては、神経痛、胃腸病、筋肉痛、関節痛、疲労回復などがあります。

こんな立派なイチモツが自分にもあれば人生変わっていたかもな~ 笑
そして完全に分浴となっている河原の湯は野性味のある野天風呂ですぞ。

7-8人で満員になりそうですが、横を流れる余笹川のせせらぎをぼーっと観賞しながら森林浴もたっぷり可能です。生憎の雨空でしたが…

深さがしっかりあって、岩風呂なので滑りますから気を付けてください…

相変わらずのレトロ感とたまに摩訶不思議なお供え物が…
さて、ここの泳ぎ湯は「テルマエ・ロマエ」の映画で撮影現場になったことでも有名ですね♪ ご主人も温水プールと呼んでいて、水着着用も可だそうです。なんか滑り台もあって孫連れてきたら喜んだかも♪

(何かはみ出てないか眼を皿のようにして確認しましたぞ~笑 もちろん、男性しかいません…)
いやー、本当にいい温泉に巡り合えると日本人に生まれて良かったとつくづく思いますね… 働く元気がもらえますぞ♪
Posted at 2022/05/25 17:24:45 | |
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