
次の日の朝、期待した天候回復はならず。少し落胆しましたが、朝風呂にしっかり入って美味しい朝コーヒーを飲んで、チェックアウトの時間までダラダラとしていました。そうは言っても行ってみたい神社があり、そこの御朱印目当てに行動開始… チェックアウトして女将に見送られ、雨も降っていたのでさすがにアオハル号と旅館の写真も撮れず。
沼津まではひたすら県道17号を走ることは事前に決めていました。戸田灯台の先の諸口神社、大瀬崎の大瀬神社で御朱印を戴けたらと。その後沼津ICから東名高速に乗って家に帰ります。県道17号はまさしく伊豆市土肥と沼津市を結ぶ総延長約54km。土肥温泉、戸田温泉、長浜城、伊豆三津シーパラダイス、あわしまマリンパークなどが間にありますね。県道なのでセンターラインがあってしっかり2車線の部分が多いのですが、山間部に入ると1.5車線から1車線通行、離合が難しい場所もあります。
土肥温泉から北上してまず見つかるのが「恋人岬」です… オッサンの一人旅で、なんでここで記念写真を撮らなければいけないのか… 実は日頃の行いがいいからか、空が晴れて来たじゃないですか!! もしかしたら駿河湾を挟んで素晴らしい霊峰富士の雄姿が観られるか??

うーん、まだ見えない。と言うか角度がダメでしょ 笑
実はその前に訪問したお寺。10時過ぎにもかかわらず誰も居ない。御朱印ゲットならず…
安楽寺は、釈迦如来を本尊とする曹洞宗の古刹で、四国八十八ヶ所巡礼を模した伊豆八十八ヶ所霊場巡りの八十六番札所になっています。境内奥の坑道には、病気平癒祈願の住職の願いが叶い、金山採掘中の坑道より温泉が湧出、入浴したところ病気平癒した故事が残される土肥温泉発祥の湯となっている「まぶゆ」があります。今は残念ながら入れません…

こちらは栄源寺。文明三年(1471年)に創建された西伊豆最初の日蓮宗寺。三十三観音のほか、たくさんの観音像が祀られています。観音様の御名を唱え、心に念じお参りすれば難病が快癒するのは勿論、交通難など諸難から免れます。山門が伊豆市の文化財に指定を受けました。この山門は「薬医門」と言うそうですが、「矢食い(矢を食い止める)門」とも言われています。

観音像が沢山あるのでアオハル号もお清めをさせていただきました。黄金観音三体ですからさぞかしアオハル号を守ってくれるのではと♪

さて、再び県道17号線に戻ると、道路がどんどん狭くなる。

突然こんなクジラの骨の標本のような物が出現。周りを色々探してみたんだけど説明は無かったですね。これなんだろう??
そして、そして、県道17号線の真骨頂。ここから嫌と言うほど富士山が登場しますぞ♪

晴れて本当に良かった!!
戸田灯台と富士山。でも完全に雲が無くなるのは難しそうだな。

あれ?!もしかして雲増えてきてない??
そして諸口神社に到着しました。創建不詳だそうです。「延喜式神名帳」の伊豆国那賀郡の項目に記されている2つの「国玉命神社」の内のどちらかだと推定されている式内社らしい… 祭神は「延喜式神名帳」の記述から「もろき姫、国玉姫、橘姫」が祀られていたと推察され、現社名の「諸口」もその「もろき」に由来するとのこと。女神ということもあり、古来より弁天と同一視され、漁民の崇敬を受けてきたようです。

質素ながら、安定感のある社殿。やたら、上部の装飾が神々しく光ってましたよ。そう見えるのは自分だけかな?

入江から望む霊峰富士…
さらに県道17号線を北上すると、見えてくるのが「出逢い岬」。色んな意味でこれからも良い出逢いが欲しいな。でもFreundlichの皆様と今年は出会えましたね♪

戸田湾が見下ろせますね。右側の出っ張りの湾側に向かって諸口神社があります。

ここから大瀬崎まではなかなか厳しい道路でした。舗装も悪く、路肩もちゃんと整備されていませんでしたね。こんなに泥んこになってしまいました。
そして大瀬崎の大瀬神社に向かいました。大瀬神社は、正確には引手力命神社(ひきてちからのみことじんじゃ)と呼ばれるらしい。

海上安全を願う人々が赤い褌を奉納する風習があり、また漁船の進水式に関連してその漁船の縮尺模型を海上安全と豊漁を祈願して奉納する風習もあったそうです。

駿河湾漁民の信仰の象徴である大瀬神社は、海の守護神として知られています。現在、大瀬神社の敷地内を散策するには、受付で100円を支払います。同時に頂いた御朱印がこちら…

なかなか力強い! 書置きだったのが残念です…
ここ大瀬崎一帯は、約百三十本のビャクシンに覆われ、樹林を形成しているとのこと。ビャクシンの樹林としては日本の最北端で、イブキの品種であるビャクシンが自然発生のまま、このように群生している所は、全国的に見てもまれだそう。樹齢千年以上と思われる老木も見られるこの樹林は、全国的に珍しいものとされ、「大瀬崎のビャクシン樹林」として国から天然記念物に指定されています。

さらにここには、大瀬崎の先端に位置する神池があります。この池は、伊豆七不思議の一つに数えられています。海から最も近いところでは距離が15メートルほど、標高もおよそ1ないし2メートルしかなく、海が荒れた日には海水が吹き込むにもかかわらず淡水池であり、コイやフナ、ナマズなどの淡水魚が多数生息している不思議な池です。

一説によると富士山から伏流水が湧き出ている、などとする説もある一方、海水面の上下に従って水面の高さが変わるとも言われており、何故淡水池であるかはっきりしないようです(こちらは拝借写真です…)
そして大瀬海岸はスキューバ・ダイビングが有名だそうで、ダイバーたちは安全祈願で必ず大瀬神社に参拝するようです。ここからはみん友さんであるyabu3さんの領域になりますね♪ 25m、それもプールでしか泳げない自分としては、海に潜るなんて行為はとても怖くて考えられません…苦笑

この人たちは初心者で、浅瀬でまずトレーニングをするのかな? 海の中ではあまり感じないのかもしれませんが、ボンベも結構重いんでしょうね。まだまだ解明されていない海洋の神秘。だからこそ潜りたいという欲求にかられるのでしょうか…

浅瀬とはいえ、落ち葉が溜まっていますね。頑張れ若者!!

大瀬海岸駐車場からの霊峰富士…
さすがに月曜の午後にはそんなに渋滞というものは無く、比較的スイスイと帰路に着くことが出来ました。やっぱり平日の絡む旅行はストレスが少なくていいですね。
お腹いっぱいだと思いますが、最後の富士山…(冠雪があってこその霊峰富士)

実はこの足柄SA(上り)からの富士山が今回の旅行で一番綺麗だと 笑 最後に素晴らしいものを見せてもらい大満足です♪
長文お付き合いいただきありがとうございました!
Posted at 2022/11/23 10:23:52 | |
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