
さて、連泊して信州奥深くへハンドルを向けます。しかしながら、走りたい林道はそろそろ冬季閉鎖です。今回目玉としていた長野県のK39での野麦峠制覇は、あと1週間早ければ走れた状況でした…
泡の湯の標高は約1,500mです。降雪となれば、たとえ四駆でもサマータイヤではアオハルJr号もお手上げになってしまいます 苦笑 幸いなことに好天に恵まれ、朝湯にもしっかり浸かり、比較的早めに大喜泉を後にして、K473→K20で鹿の瀬温泉を目指しましたが休業日。そして開田温泉の日の出旅館へ向かいましたが玄関は閉ざされていました…
もちろん温泉も目的の一つですが、奥信州の林道を極めるとの目的を思い出し、N361を高根乗鞍湖に向かいK39(野麦カエデ街道)に向かおうと思いましたが…
こんな行き当たりバッタリの旅で全てが上手く行く訳はありませんね~苦笑 しかし、最後はまだ陽が出ているうちに白骨温泉の「泡の湯」に到着することが出来ましたぞ!! では珍道中の開始です♪(毎度のことですが前置きが長い… 本当にスミマセン!)
さあ、アオハルJr号の状態はどうでしょうか?? 出発前点検では全身に霜が…

さすがにここら辺は、もう夜中は氷点下ですね。凍てつく冬はもうすぐそこに近づいているかも知れません…

K20の平日の朝は走り放題ですね。御岳山のロープウェイ乗り場に向かう感じです。こちらはまだまだ十分鑑賞に耐えうる紅葉の景色です♪

高まるワクワク感に冷や水を浴びせる巨大な太陽光発電施設ですね… エコだと言われる代替エネルギー発電ですが、自然を破壊していないかはしっかり検証しなくてはいけませんぞ…

御岳山ロープウェイ乗り場の手前に気になっていた鹿の瀬温泉があり、行ってみたものの、扉は固く閉ざされていました…

こちらは頂き写真で入ったつもりになりましょう~苦笑(合っているかな??)

一度K20に戻ると開田温泉なる文字が… そして日の出旅館と言う小綺麗な温泉宿があるじゃないですか! でもでも…扉はまたもや閉ざされていました。

こちらも頂き写真で浸かった気になりましょう とほほ…
さあ、気を取り直してK39の野麦峠を目指します♪ N361で長尾峠を越えると岐阜県ですね! すると… なんと左に向かうと日本の温泉街として最高標高にあると言われる濁河温泉の標識が出て来たではないですか!!

ダメ元で行ってみようということでハンドルを向けます… どんどん標高が上がっていきますね! グーグルマップを見るとK435は「飛騨御岳しだれ桜街道」と言うのですね。既にアオハルJr号の外気温計は-2.0度!!

まだ時間が早かったから見られたのでしょうか。樹氷がとても奇麗♪

スキーをしない自分としては、こんな本物を間近で見たのは初めてかもしれません!!

まだまだ樹氷は続きますぞ…

オモシロ標識2つ 確かに滑るでしょうね…苦笑 そして、こんな変な「曲がるぞ」的な標識も初めて見ました。リアルと言えばリアルですね~笑
K435とK441の合流地点に濁河温泉の看板がありました。

さらに進入していくと日本最高標高の温泉街を示す看板が…

徐々に旅館が現れて来ますが、ほぼ全てが冬季休業のようです。

一番奥の湯本館の駐車場に止めて玄関を覗いてみるも、誰も居ませんね…

やっぱりここでも頂き写真で浸かった気分を味わいましょう 苦笑

唯一元気だったのはこの足湯スポットでしょうか。誰も居ない道路脇で元気に湯気をもくもくさせていましたぞ。手を入れたら結構熱かったので足湯はやめておきました〜
ならさっさとN361(飛騨ブリ街道)に戻ってK39で野麦峠を目指すことにしました。

再びK435の「飛騨御嶽尚子ボルダーロード」の記念碑でパチリ♪

この反対側に御岳山の勇姿がありますぞ…

K463に戻ると両側には白樺の林が延々と続きます。ここでもサクッと記念写真♪

N361からK39の入り口には廃墟となったガソリンスタンドを見つけました。地政学的リスクの高まりから原油価格が乱高下しており、スタンド経営も厳しいのでしょうか…
K39は途中から舗装が荒れていますが、比較的走り易い。

しかしクルマの通行があまりにも少なく、不安が徐々に高まります… 不穏な雰囲気は確信に変わり、K39は野麦峠のはるか手前で通行止めに…

あとで調べたところ、訪れたちょうど1週間前に冬季閉鎖になったそうです。この旅の重要ミッションであった野麦峠のジャパン峠プロジェクトの100枚目記念のステッカーは購入不可なのでしょうか?!

K39でK26に抜けられないとなると、再びN361に戻って高山市まで向かい、そこからN158を東に向かう必要があります。N361で遅いトレーラーに道を阻まれた時に、思い付きで道の駅「飛騨朝日村」の手前を右折しましたよ。

この道は二又川を遡上するK462だそうです。県道だと思って甘く見ていたらどんどん怪しい雰囲気に… 飛騨スキー場入り口から、さらにショートカットが可能な名もなき林道を見つけたので迷わず右折しました!

何とここは落ち葉の絨毯に覆われた道でした。落石注意の看板はあるものの、どこに落石はあるのだろう?? 全く分からない…

N158への近道であることに変わりはないものの、いかんせん時速30km/h以上は不安… 残雪が路肩に見られ、よく見るとここら辺は踏み固められたダートでしょうか。

さらに怪しげな岩壁の斜面の脇を通ります。よく見るとこれは落石防止の法面でしょうか… カラマツの針葉樹の落ち葉がこの景色を真っ赤に染めています 苦笑

そしてこの怪しい林道からやっと抜け出すことが出来ましたよ! こちら側のゲートが閉まっていたら途方に暮れていたでしょう… 開いていて本当に良かったです!

どうも出口の看板を見るとこの林道は「駄吉線」と言うそうです。抜けられた安堵感からか、変な名前で思わず笑ってしまいました ははは!

N158を快走して、K300を南下すれば白骨温泉はすぐそこです♪

ドライブイン「赤かぶの里」でトイレ休憩、お宿でのお酒とおつまみを仕入れて「泡の湯」の駐車場へアオハルJr号を滑り込ませました!

泡の湯は、有名な混浴大露天風呂と合わせても初めての訪問です。ワクワク感が高まります♪ 混浴に入れるからではありませんよ〜苦笑 2階にロビーがありますが、ふと右手を見るとその混浴大露天風呂が見えるではありませんか! 撮影禁止と書いてありますね。よく考えるとお湯が白濁しているので肩まで浸かれば見えないし、女性は湯浴みを着て入れますよ。

源泉が38度位なので冬はちょっと露天風呂は寒いですね。だだっ広いので加温された湯が出るところを見つけるのが大変… でも硫黄の匂いに包まれ、長く浸かっていられるので、人生の回顧、未来計画の策定(大げさな…笑)には十分です。

内湯は男女ちゃんと分かれています。

こちらの広い方が本物の源泉です。

横の狭い方が加温された浴槽で、出る前にはこちらに10分ほど浸かれば身体は温まりますぞ。

お部屋は1人泊ですが、なぜか洋室でツインベッド… これがそこそこいいお値段でした 苦笑 食事は最高でした♪ 1人でも食事処です。さらに半個室なので落ち着きますね!

まずは信州ワインの食前酒に4種の地酒飲み比べセットを戴きました。

いい感じの先付け、お造り、蒸し物です。

そしてメインは飛騨牛の石焼ステーキですね!

あまりの美味しさに追加注文してしまいました~笑

お酒が足りなかったので泡の湯特選純米酒(300ml)を追加してしまいましたよ 笑 朝食もとても美味しかったのですが、若干塩分濃度高めでしょうか…

このお粥は、泡の湯の温泉を使って料理されているそうです。

「お醤油を垂らして食べてみてください」と言われ、その通りやってみたらまさに卵かけご飯でした!!

これは温泉の硫黄成分が卵を創造させるのでしょうか? 本当に不思議…
このあと、食後にじっくり一回、朝は食前食後に一回ずつこの白骨温泉を代表する「泡の湯」の硫黄泉を堪能させて頂きました♪

気になるジャパン峠プロジェクトの100枚目記念の野麦峠のステッカーですが、道の駅「飛騨たかね工房」で野麦峠が冬季閉鎖期間は販売されていることが分かりました。

高速に乗る前に立ち寄り、無事購入できました!
さらに、せっかく泡の湯の泉質が染み込んだ身体でしたが、途中で「二本木の湯」と言う公衆浴場を見つけてつい入ってしまいました 笑

ここは含鉄・二酸化炭素-カルシウム-炭酸水素塩冷鉱泉と珍しい泉質で、鉄分を多く含炭酸泉ですね。効能はきり傷、やけど、慢性皮膚炎(アトピー性皮膚炎)、筋肉痛、五十肩、打ち身、くじき、痔疾などです。

炭酸泉浴を行うと、皮膚に近い毛細血管や細動脈に炭酸ガスがしみこみ、毛細血管が広がり、血液の循環が良くなるとされています。老化防止に良さそうです 苦笑
湯船の写真は撮れなかったので、頂き写真です…

結果として、こちらが今回ゲットしたタオルですね♪
2週間休暇はまだ続きます… 温泉だけでなく、ディスカバージャパンでまだ行ったことがない場所は沢山ありますね。あともう少し旅行計画がありますので、またご報告させていただけたらと思います!!
おまけは今回アオハルJr号と紅葉の最高のマリアージュ写真…

毎度長文お付き合いを頂きありがとうございました♪