ノンフィクション・ハードボイルド小説です。
第1章:消息不明のコルナゴは?
地下組織の仕事が忙しくなり、表社会からしばらく遠ざかっているコルナゴであった。
(解説:仕事が忙しくて、みんカラ・オフ会をサボっています。)
第2章:それは3ヶ月ほど前の出来事であった。
コルナゴは地下組織のシンジケートメンバーと、秘密クラブで次のミッションの打ち合わせをしていた。
(解説:同業者との月に1回の飲み会で、カラオケスナックにいました。)
バーボンのストレートを3杯一気に飲み干し、コルナゴはつぶやいた
『やっと、酔いが回ってきたぜ・・・』
(解説:実はチューハイ2杯で酔っ払って、少年隊の仮面舞踏会なんぞをフリ付きで歌っていました。)
ふと横を見るとシンジケートの仲間が、隣の席の眼光の鋭いタフそうな男となにやら真剣に話をしていた。
コルナゴは仲間に聞いてみた。
コルナゴ『彼は?』
仲間 『昔、入っていたシンジケートのメンバーだ。武器のブローカーをしているから結構役に立つぜ。』
(解説:高校の同級生で、中古車店をやっているよ。)
コルナゴ『そうか、武器商人(中古車店)か。』
仲間はコルナゴに男を紹介した。
男 『始めまして、欲しい武器(車)がありましたら、なんでも探しますぜ。』
コルナゴ『そうだな、逃走用に早い車が欲しい。ポルシェがいい。目の覚めるような赤を。』
(解説:酔っ払ったコルナゴは紅白饅頭を思い浮かべて、条件反射で『赤いポルシェ』と叫んでいた。)
男 『赤いポルシェですか?』
コルナゴ『そう。なんと言っても、男は空冷だ。』
(解説:実はコルナゴは、空冷ポルシェを運転したことが無い。)
男 『空冷の形式は?』
コルナゴ『964か993で。ヒール&トゥも飽きたからTipsで。』
(解説:牛蛙さんの997GT3RSをお借りして発進させる時に、2回もエンストしたコルナゴでした。年寄りには930のノンアシストのハンドル・エアコンはつらいと酔っ払いの割りには冷静に判断した。)
男 『Tipsですか?』
コルナゴ『俺の腕なら、Tipsでも追っ手から逃げるのは簡単だから。』
(解説:嘘つき!高速道路で軽自動車に抜かれるコルナゴです。)
男 『わかりました。赤の964か993でTipsですね。』
第3章:2ヶ月前の仲間の電話
仲間 『コルナゴさん、例の逃走用の車探し、もうちょっと時間がかかるそうですよ。』
コルナゴ『ん・・・(汗)、ゆっくりでいいからと伝えておいてくれ・・・』
(解説:忘れていたコルナゴであった。)
第4章:1ヵ月前の男からの電話
男 『いい玉を見つけましたよ。赤の964カブリオレでTipsです。』
コルナゴ『カブリオレ?』
(解説:え~! や、や、屋根が無いじゃないかよ~!そんな馬鹿な~!)
男 『一目見たら欲しくなりますぜ。』
コルナゴ『それほどの玉か?』
(解説:えっ!そおなに格好いいのかな~?)
男 『ええ上玉です。内装はタンの革張りで艶っぽいですぜ。ほれ込みますぜ。』
コルナゴ『分かった。それでいこう。』
(解説:『一目見たら欲しくなる。』と電話で聞いただけで欲しくなった、単純なコルナゴである。)
第5章:その2日後に男がポルを見せに来る
男 『これです。どうですか?』
コルナゴ『よし。逃走用に最高だぜ!』
(解説:それは、思いっきり笑ってしまうほど、可愛いらしいポルであった。)
第6章:一昨日
1ヶ月の整備の後、赤い964カブリオレがコルナゴのところに来た。
コルナゴはニヤリと笑ってつぶやいた。
『これで、1人紅白饅頭が出来るぜ。フッ、フッ、フッ・・・。』
『おっと!ここまでの話はワイフには内緒だからな。ワイフに喋った奴はこのスナイパー(狙撃手)コルナゴが命を狙うから、もう生きては会えないぜ!命を粗末にするなよ!』
(解説:嫁さんに知られると、命が危ないのはコルナゴの方であった。)
Posted at 2007/10/05 15:14:10 | |
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