「神様の生まれ変わり」と言っているとかいないとか…🫥
そんな僕ですが、御年45歳。 すっかり世間でいうところの「イケオジ」になりました。
みんカラ登録時が27歳でしたので、
控えめに言っても漢としてのオーラというか、日本の言葉でいう「貫禄」も身にまとってきた感があります。
そんな僕ですが、今年は人生初の「海外」に行ってきたんです。
思えば、人が話す海外話に目を輝かせていたあの頃。
世界って、どんなところなんだろう?😍😍
「安全な場所」で聞く海外の話はそれはそれは想像を掻き立てました。
やるべきことを頑張っていれば、いつかは自分にもチャンスが来る!
と、思っていたけど、現実は違いましてね。
そもそも、チャンスというのは、ゼロをイチにする力の持ち主というか、自らどんどん動く人にしか来なかったのです。
まあこのチャンスもプライベートではなく、自分の隙間時間でほぼ一人でやっていたアイスがたまたま品評会の賞レースで評価されてというイレギュラーなものでした。
要するに「お仕事」
しかもいきなり難易度高め🤣
立ちはだかった壁
①旅行ではないので、準備とコストがえげつない
②旅行ではないので、好きなことはできない
③旅行ではないのに、同行する即席ヘルパーの旅行気分とそれを羨む関連会社のスタッフ
なんやかんやでアトレー買うようなお金がかかった初海外。
それでも、いっぱい勉強してきましたので記録しておきます。
①シンガポールは朝が遅い
正確には、我々がイメージしているシンガポール人の話でして、この国にはやはり「移民労働者」という層がおりまして、マンパワーでハードワーク作業をしておりました。
例えるなら、この景色も
この木々も
早朝の出来事ですが、
元受けと思われる重機オペが機械で大体やった後の片付けや、サポートはあきらかに身なりの違う「労働者」といわれているであろう方々が手袋もせずに集団で整えておりましたね。
そして、僕たちが知っている観光地やビジネス街のシンガポール人は9時半過ぎくらいから行動を開始し、それと入れ替わるようにこの移民の方々は目にしなくなりました。
このことを、夕食会場で知り合いになった現地人に聞いたところ(日本語通訳もできる) 「見てしまいましたか?」で始まり「どうしても、差別をして無理難題もお金でひれ伏す人がいるのは事実です」との移民問題についてこっそり教えてくれた。
トラックの荷台にたくさん載っている人たちがそれであり、
志願して稼ぎにしている人もいれば、「この国が裕福だからと夢をみてビジネス展開や移住をしたものの、結果主義すぎて振り落とされてしまい、そちら側に転落してしまう人もかなり多いとのこと」でした。
日本人に限っては往復切符率が高く、結果が出ない場合でも移民化することはあまりないが、少しはいる。 ただ、帰るの判断が冷静にできる人の他、タイなどの経済がもっと緩いところへ移る人もいるとのこと、そして日本に帰った人は再度策を代えて上がってきたり、関係が残ることが多いが、後者は永久に終わりになることが多い、たぶん日本の物価ラインを貯めることもできず、もうスタートにも戻れなくなってるのでは…と、少しショックなことを知ってしまいました。
(※ あくまで、その方の感想です)
人の畑は青く見えるはここでも同じで、「食べていける」を手にするためにはそれ相応の何かとトレードする必要があり、対価でないと日本よりはっきりと沈んでしまうものだった。
②日本食ブームは衰退期を迎えていた
シンガポールは親日国で、以前より日本食がブームとの情報を聞いていたが、
正確には日本食を参考に自国アレンジをしたものは流行っているが、がちがちの日本企業が展開したお店は、あんまり流行っていなかった。
(とんかつのさぼてんとか お寿司の富寿しなどあったが、他よりも入っていなかった)
これについても、現地に住んでいる世話焼きさんに聞いてみたところ、「日本食のお店はあり過ぎてもう価値がない」シンガポールは世界のショーケース。現地の人が求めるのは正統派よりも「一番売れる物」ですとのこと。
だから、どんどん変わる、ルールの中でなら何をしても許容するのがシンガポールとのことだった。
③現地の食事は 野菜が圧倒的に少ない、 鶏肉が非常に多く、次に魚、フルーツは多い
野菜というのは、アジアの人にとって日常的にはあまり食べない物なのかもしれない。 どのお店にいっても本当にいろどりくらいにしか使われていない。
おじさんになっていくにつれ、「野菜を美味く料理する」手間暇の凄さを知るようになったが、海外の人にとって野菜の立ち位置が判ったような気がした
④お米はインディカ米(タイ米)が主流だった
ジャポニカ米は日本人向けのおもてなしで、食べなれているのはインディカ米。値段ではなく、こちらの方が甘さなどが少なくあっさりしているのでそれこそ野菜のような立ち位置も兼ねている模様
⑤ホテルは1人いくらではなく、何人止まっても同じ料金。
子供NGもけっこうあり、ベッドが柔らかい。 シャワーしかない。 洗濯機もない(ランドリーサービスはある) 飲用専用の蛇口が別についている
屋上にプールがついている
④車は圧倒的にトヨタ次いでホンダ、たまに日産
シンガポールという国は、国土がとても狭いのでそもそも車を持つことができる人は成功者の部類に入る、例えるなら軽バンは日本では140~160万くらいだが、シンガポールなら700万となり、アルファードなどは2000万。 メルセデスやBMWはもっと高い。 ポルシェに乗っていればカメラ小僧が写真を取りに来るそのくらいの価値がある。
⑤家も子供も持てる人は成功者
車と同じで、狭い国土、それを持てる人は成功者で子供も教育にかなりのお金がかかるので何人も持てない。 それ故に人口は減っているがそれでも経済価値が上がるので駆け引き上手なのかもしれない。
⑥5つ星ホテルでの食事
4年間で全国大会でグランプリを取得した日本代表面々による集団ツアー
簡単にいえば、「アーティストの領域」の集団(笑)
このように、キレイに調理された物を食べた
が、
結論から言うと
主催者による、5つ星ホテルのうんちくについてはそれはそれで(笑)
主催者の意図と異なり、多くの参加者は経営者であるまえに「もともと技術者」だ。
この領域の人たちは、何を言われても、最終的に「参考」としてしか意識せず、
各々がその表現そのものを独自の人生感で再評価してしまう。
その場にいた人の殆どがこう思っていた。
「日本はやっぱり精度が違う」と
日本に足りないのは「ストーリーと語る力とそれを魅せる表現力」
基礎力は本当に高い。
特に我々のような田舎は、人口がもういないから、
イベントのように溢れた人達の受け皿需要ような商売は既に成り立ちません。
特にサービス業で今残っているのは、「合格点」を出せるお店か「コスパのよい」ところだけです。 「丁度いいとか、まぁこんなもんだろう」 のお店は常連さんの卒業待ち店を除き、大体が力尽きておりまして、今は日本の地方は海外目線でいえば「良いとこどり」の実力を持っています。
最後に
【海外に8日+現地でコロナになり、療養期間で知ったこと】
日本人どうしてもネガティブになりやすいですが、
今に限っては(時代はかわるから)「外貨を稼ぎ、日本で使う」を意識すると、かなりいい時代だと思いますね。
それは輸出でもいいし、招致でもいいでしょう。
・蛇口をひねると、飲める水がある
・季節が判る
・空気がキレイ
・食べ物のレベルが桁違い
・下水もしっかりしている
・お風呂や温泉がある
・医療体制が充実している
・勉強の最低ラインでも楽々生活できる
結構凄いことなんですよねー
もちろん、シンガポールも勉強になりましたし、他の国も見てみたいのは今でもそう思っています。 ただ、日本の可能性をみたのもあり、これらを諦めてまでという気持ちは少し減りました。
そうそう、 海外のクーラーってなんであんなに設定低いんですかね?
おわり