
DCCからオーリンズに換装して2年。
今まではマニアックスの標準設定でずっと乗っていました。気に入ってはいましたが、不満な点もありました。レンタカーでヤリスに乗った時。高速ではダンパーが弱いかなと感じましたが街中では衝撃が少なかった。でもゴルフはショートストロークだから、こんなもんなんだろうと思っていました。
何もすることがなかったので、久しぶりにダンパーを調整してみることにしました。不思議なことに、ダンパーを硬くすることには躊躇がないのですが、柔らかくすることは結構躊躇ってしまいます。今回は腰砕けになってしまったら元の設定に戻せばいいや、と割り切りことができました。
Rの前のカブリオレではKWのストリートコンフォートとVer3を使ったことがあります。KWとオーリンズを比べた場合、KWは不等ピッチなので細かいギャップを吸収しやすいと思います。それ以外はオーリンズの方がいいです。特にKWは結構すぐにオイル漏れをしてしまいました。オーリンズは2年で6万キロくらい走りましたが、今のところ全然大丈夫です。
またオーリンズの方がKWに比較して調整しやすいです。KWのVer3は伸びと縮の調整が別々です。調整できる組み合わせは多い反面、私のような素人だとどちらをどうすればいいのか、わからなくなってしまい、調整の泥沼に入ってしまいます。オーリンズは伸びと縮みを一つのダイヤルで変更できるので、迷うことがないです。
それから調整するにしてもKWはマニアックスに持って行ってジャッキアップする必要があります。しかしオーリンズは、前後ともに床に寝っ転がれ場簡単にできてしまいます。オーリンズは値段が高いけど、やっぱり高いには高いなりのメリットも多いです。
今回は、街中でもう少し乗り心地を良くしたくダンパーをゆるめることにしました。まずは前後ともに2段緩め。街中でのギャップの吸収がかなりマイルドになりました。もう一段緩めてもいけそうだったので3段緩めにしました。
全体的な乗り心地は良かったのですが、ハンドリングが重くなってしまいました。直進では問題ないのですが、特に高速での車線変更は前輪にかなり重さがかかっている感じで、よっこいしょのハンドリングになってしまいます。
そこで前輪だけ2段締め戻しました。そうするとハンドリングは良くなります。車線変更もスムーズです。ただ、直線でギャップがあった時、前輪からの突き上げが固くなってしまいました。
そこで前輪と後輪を1段づつ緩めてみました。前輪からの突き上げ感は小さくなりました。
不安だったのが、ダンパを緩めたことで、加速時と高速度域での車輪のばたつきです。結構緩めた割には、不具合は全然ありませんでした。逆に加速時は、後輪がパワーを受け止めているという安心感が増えました。なので不安は全くなく、逆に運転することが楽しくなりました。
今回の緩め幅は、標準設定から前輪2緩め、後輪4緩めになります。
ボディのしなやかさを活かしたくてMCB以外装着していませんでした。そうはわかっていたのに、ダンパーは固くしてしまっていたのですね。足がちゃんと動くっていうのはこういう感じなのかと装着して2年が経ってやっとわかりました。
これだけ緩めても、サスの動きが腰砕けにならないのは、QUADも影響していないことはないと思うのですが、どれくらい影響しているのかは、今のところ不明です。
Posted at 2024/03/09 19:06:59 | |
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